2017年09月22日

販売車両番外編 1989 HONDA GB500TT グッドコンディション車


布引クラシックス松枝が長年メンテナンスを行って来たホンダGB500TTを紹介したいと思います。


前オーナーは運転上手な愛おしき女性ライダー。春と秋の年2回のツーリングの為だけに使用されてました。年間走行距離は僅か400キロ程度。現在の積算距離も僅か9300キロの実走です。


彼女は女性らしく非常に優しい運転をされます。反面、我々男性陣との結構なペースのツーリングでも全く問題なくこなす運転上手。暖機運転もしかり、帰ってからの手入れも抜かりは有りません。


愛車の保管は、当然の事ガレージ保管。シャッター付きの自宅ガレージに大切にしまわれていました。


又、前回の車検では、ドライブチェーンに前後のタイヤ(ダンロップK300GP)を中心に交換。その後100キロも走ってないんですよ。(※・・・このバランサーを疑いの目で見るのは止めましょう。私はこれで260キロまで走りますが全く大丈夫です。昔のサーキットのピットではみんなこれでバランス取って、直ぐ全開走行ですから・・・)


そして、納車時のエンジンO/H時からオイルはMOTUL300Vを半年(200キロ)毎に交換!オイルが汚れた事は一度もありません。


で、このGB500TTの最大の欠点はキャブレターですね。「・・・トトトトトトトトトッ・・・・・・スコンッ!・・・静寂・・・」信号等での停車中に何の前触れもなくアイドリングが止まってしまう癖があります。(写真は交換済みのCRキャブです)


これは女性にとって辛い不安要素。作業によってほぼ解消させたものの「いっそのこと換えてしまえっ!」と、ケイヒンのCRキャブレターに換装。元々、設定は有りませんが松枝がこしらえて取り付けました。すると効果はてき面!始動性は良くなり安定性は増す、一度のエンジン停止もありません。「ランランラン~♪♫」と、女性にとって必要な影の立役者である低回転域の粘りも増してバッチリ!


そして余談ですがここから本題です・・・このホンダにはエンジンO/H時に松枝のノウハウ「布引チューニング」が詰め込まれてます。・・・皆さん想像しましょう・・・鈴鹿サーキットのスプーンカーブ2個目を過ぎてからの脱出を・・・頭を伏せてマシンをホールドしてフルスロットル!「グォォォォォォーーーン・・・グォォォォォォーーーン・・・グォォォォォォーーーン・・・!」 あっという間に130Rが目の前に「アレッーーー!!(恐怖大)」 恐らく皆さんなら全開では走れません、マジでめちゃくちゃ走ります。(これ、女性オーナーには全く不要と言う話ですけど・・・やってしまいました。)


で、旧車ならではの話を掘り下げて・・・これはセルモーターです。この軸受けのブッシュが年式的にも殆どイカレテマス。「ギュワンギュワンギュワン!・・・」耳を覆いたくなるような金属音が必ずして来ます。しかし、部品設定は無く入手不可、中古のセルモーターはみんなここがイカレテる・・・


で、作ります。旋盤で微妙なサイズを削り出し・・・


加熱してスッと入れて、常温になると絶対に抜けません。セルモーターのボタンを押すと「シュワンシュワンシュワン・・・」これで安心ですね。


女性だからこそブレーキの整備は怠れない。マスターシリンダーも・・・


ブレーキキャリパーも分解しブレーキパッドも含めて必要な消耗部品を取り換えて万全を期する。


フロントフォークもO/H済み、その後は毎年オイル交換を欠かしません。


スタンダードを守りつつも走る為の改善はいとわない。1989年製のバイクでも堂々と走り続けられる安心感。今直ぐに乗れる現役の1989年製GB500TT、今となっては非常に希少な存在と言えます。もう一度念を押します・・・空冷シングル500㏄エンジンのカフェスタイルなバイクとは、どんな事が有っても将来作られる事はありません!

但し、前オーナーからの厳しい販売条件がありますよ。

・屋根付き保管の出来る方!
・生涯大切に愛用して頂ける方!
・オイルは種類も管理方法も継続してくれる方!
・変な改造しない方!(スタンダード守って!)
・できれば女性の方に乗って欲しいです!

この四つをクリアできる方への限定販売です。

ここで、女性の方に補足です・・・GB500TTの女性に嬉しい特徴

・車体が軽い・・・まるで250㏄の様な軽さで全く不安なし。
・足つきが良い・・・立ちゴケしない絶対的な安心感!
・エンジンに余裕がある・・・500なので大型バイクとのツーリングも余裕綽綽。
・布引チューニング・・・その気になれば彼氏を抜ける「グォォォォォォーーーン・・・!」

1989 HONDA GB500TT 車体価格¥458.000-

※車検は平成30年10月まであります!
※消費税、納車費用等は別途必要です。
※オートローン利用できます。又、銀行ローン等にも対応致します。

前女性オーナーから・・・これまでに交換済みの部品は消耗品を除き全て保管しています。又、デッドストックのフロント部のホンダーマークなど、幾らかの部品もストック。更に、ツーリング用のタンデムシートもあります。上記4点をクリアされて購入頂いた方には全てお渡しします。との、事です。
問い合わせは以下までお願いします。

布引クラシックス 代表 松枝
電話079-559-1203
携帯090-8466-9959
メール info@nunobikiclassics.com  

Posted by nunobiki_classics at 13:00Comments(0)販売車両その他

2017年09月19日

加古川名物進化系かつめし店 「ラッキー食堂」


最早全国区と言える加古川名物「かつめし」。今回は本場加古川安田の「ラッキー食堂」さんを紹介したいと思います。先ずは明姫幹線を走りタマホームさんの赤い看板を目指してください。


かつめしにもタイプがありますよ。それはケチャップ系の王道派にデミグラスソース系の進化派。その中でも私好みなデミグラスソース系を独走するかつめしがこれです。「牛 特上かつめし」 丹念に作られたソースが美味い。私は何時もソースを追加で注文します(有料タレ多め50円)。


ところが、私はエビフライ好きでもあるのでコチラもイチオシ「エビ 特大2尾」 美味いデミソースとエビがベストマッチング。そして、どちらも食べたいと言う人は、「エビと牛」とか「エビと豚」とかの組み合わせメニューもありますよ。


ランチタイムにはコーヒー等のドリンクサービスが。走り疲れた体に安らぎの空間が…何故かこのコーヒー妙に嬉しくなるんです。

では、まとめます。

ラッキー食堂さんの特徴・・・
・進化系のデミグラスソースが美味い!
・店内がこぎれいで彼女も連れて来られる。
・かつめし嫌いには「ラーメン、うどん、チャーハンも有るぞ」と言える。
・裏の駐車スペース広い。

補足・・・
・必ず「タレ多め50円」を頼むべし!(因みに私はダブルで頼みますよ。)

冬場に遠出が出来ない時期にはグルメに走る!英車乗りの鉄則ですね。京阪神方面から明るい西に向かって走りましょう。そして、明石焼きとかつめしをはしご、最後は三宮で餃子と食べまくるのもイイかもしれませんね。(私にはできません!) 2017年9月  布引クラシックス 松枝

詳細はコチラ  

Posted by nunobiki_classics at 15:51Comments(0)ツーリング向けグルメガイド

2017年09月13日

布引流快走路ガイドその2「福井県道16号」


京都の周山街道と言えば近畿圏の方は皆さん知ってますね。で、今回はその先にある快走路「福井県道16号」を紹介いたします。


国道162号線をずっと進んでトンネルくぐるとここ「道の駅名田庄」に到着。ここから(小浜方面)暫く行って左折すると「県道16号」の入り口があります。


福井県道16号の特徴・・・
・奥の狭いトンネルと抜けた後の狭路によって交通量が少なく大型車も居ない。
・横に小川が流れほのぼのした山間の田舎の景色が落ち着く。

注意点・・・
・トンネル過ぎてからの下りは突然急勾配の狭路に変わるので注意。
・英国車では、トンネル迄の名田庄村側が快走路になります。

ポイント・・・
・足を延ばして、美山牧場の牛乳とかソフトクリームとか食べに行く。
・更にその先、美山の藁葺きの家の辺りで蕎麦を食べる。
・或いは逆に福井高浜方面に抜ける・・・
組み合わせると一日楽しめますよ。

英国車にはうってつけの田舎道。ゆっくり走るも良し、少し頑張ってみるのも良し・・・楽しみ方は皆さん次第です。皆さんも周山街道に行った際には、是非「福井県道16号」に足を延ばしてみてはいかがでしょうか?・・・ 2017年9月 布引クラシックス 松枝



  

Posted by nunobiki_classics at 12:35Comments(0)布引流快走路ガイド

2017年09月10日

神戸市中央区元町高架通 「丸玉食堂」


神戸市民の皆さん、この看板に最早説明など不要ですね。昔から元町に出ると、決まって飯はここでした。(絶対に教えない店と言いたいところですが、神戸市民はみんな知ってますので…)


一見さんを阻む怪しいエントランス。店の中央手前まで進み、謙虚な姿勢でお姉さんに席の指示を仰ぐのがここの流儀。勝手に座っちゃいけません。で、ここのお姉さん、昔は目がパッチリで実にほっそりしてました。しかし、今3倍くらいになりましたね・・・時の流れを感じます・・・


最初は「腸詰め」です。で、タレをつけて食べますが、ここのたれは辛いので微量つけるのがコツ。更に、緑の野菜(昔はパクチーだった気が…)と一緒に食べるんです。丸玉食堂定番の入り方ですね。


お次は、「ロバ」。実は30年以上この店に通う私でもこのメニューを食べたのは最近の事。このロバって意味が理解出来ずにいました。清水の舞台から飛び降りる覚悟で頼んでみると豚バラ肉の蒸し物でした。これ、あっさりして美味いですよ、大合格です。


そして「酢豚」。ここの酢豚は酸味を抑えた私好み。恐らく大衆中華としては神戸トップクラスです。中でも神戸市東灘区の「十二軒楼」と並ぶ神戸2大大衆酢豚!と言っても過言ではありません。


そして、私の大好物「春巻き」を説明します。ここの春巻きは皆さんが想像しているモノとは違います。具がコッテリなんてしてませんよ。「パリッ!サクッサクッ!・・・」例の辛めのたれを「ツンツン…」とちょっとだけつけて「サクサクッ!・・・」と、先ずは食感を楽しみます(火傷注意)。そして2個目、カウンターにある醤油と酢をつけると「おっ!うまいな・・・」。更に、3個目は塩を微量つけると「んっ!塩もイイねー・・・」今度はあっさり系に大変身!こうして遠慮なくカウンターの調味料を屈指するのがコツ。黄色い玉子系の皮が病みつきになる松枝お薦めの一品です。

「ローメン」・・・近日中にアップします。暫くお待ちください・・・


ここで、まとめます。

丸玉食堂の3大人気メニュー
一番・・・「豚足」 (個人的に食べられません!高齢者は必ず注文してる。)
二番・・・「中華丼」 (若年から中年サラリーマンまで大人気。)
三番・・・「ローメン」 (中華丼同様不動のメニュー)
番外編・・・「肝のいりつけ」 (要するにローメンの麺無し、個人的にはこっち派。)

余りおススメしないモノ
・チャーハン・・・丸玉らしからぬ味、松枝としては納得いかない。(東灘の十二軒楼が神戸で一番美味い)
・汁ソバ・・・・・・表面に油が浮いていて麺に到達できない。唇が熱くて喰えない、火傷する。

補足
ここは、ご飯時には何時も混みますので午後15~17時頃が穴場タイム。でないと、厨房でカンフー映画好きの旦那さんとさっきの三倍になった奥さんとか、或いは女将さんとかがマジでケンカを始めてしまいます「アチョーっ!何とか!かんとか!」。忙しい飯時にムンムンとした狭い店内でケンカの喧騒を聞きながら喰っても、それでも「・・・やっぱ、うっめーわっ!・・・モグモグ・・・」
神戸元町不動の台湾料理店「丸玉食堂」 元町にお出掛けの際には是非お立ち寄り頂いてみては如何でしょうか・・・      2017.9 布引クラシックス松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 15:30Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年09月05日

1966 TRIUMPH 6TA Thunderbird 納車記録 東京都M様


1950年代のトライアンフを代表する6Tサンダーバード。これほど立ち位置の変わったモデルはない。


当時、最速の部類だった5Tスピードツインにもじわりと高速化時代の波が押し寄せ、排気量を上げた6Tサンダーバードが1950年にデビューする。


同時期にマーロンブランド主演映画「The WILD ONE」が上映され大ヒット、ファンの要望を受けたトライアンフ社は新色をラインナップ。それが全身ブラックカラーをまとった「THUNDERBIRD BLACKBIRD」だ。


リジットフレームからスイングアームフレームへと変わり、更に1963年にユニットエンジン化されモデル名も6TAとなる。当時はトップモデルであったサンダーバードもこの時代にはもっぱらスタンダード車として位置づけられた。雨や霧の多い英国らしくカバードされた本国仕様の車体は「バスタブ」と称され新聞に郵便に小荷物と色々なモノを運んでは市民の生活を支えた・・・(写真はビキニ仕様)


1960代半ばを超えると市場は最早アメリカの独壇場、何を作るにもアメリカ色が強くなり製造するその殆どがUSモデルとなる。そして1966年、遂にその歴史に幕が降りる。サンダーバードは製造中止となり同時にこのナセルヘッドも永遠にこの世から消え去ったんだ・・・


「サンダーバードが欲しいんですけど・・・」と一報が入り、私はシリンダーを降ろした。2年間、基本的なメンテナンスで走り切れるように念入りに作業を始めた。


この6TAでは、エンジンの圧縮比を上げよう。低めの設定である6TAにトロフィーと同様の瞬発力を与えた。


このシリンダーヘッドも車体と同時に製造されたモノ。幾つもの修羅場を潜り抜けて来たとっても大切なモノ。駄目なら交換すれば良いって話じゃない。


この辺りの作業上手くやらないとオイルは滲む。上手くやってもオイルは滲む…ここがクラシックモーターサイクルの難しいところ、それでもやれば必ず結果は出せる…


シリンダーを塗装する。古いモノだからと刷毛塗りでペタペタと塗るのがイケてると巷では言う。しかし、塗膜は鋳鉄製シリンダーの放熱を確実に阻害する。出来るだけ薄い塗膜でしっかりと塗る、そうすれば熱は逃げ易い・・・明白な話しだ。


軽く見られているホイールも走る上で重要なモノだ。各部品を洗浄点検し組み直す。何十年と使われたホイールベアリングはシールドタイプに替えてやる。


そして、今回はホイールサイズを前後共に当時のトロフィーと同サイズに替えた。又、当然の如くてスタンド類、リアのショックアブソーバーもそれに合わせ新調した。


フロント廻りのパーツも、こうして塗装する。ナセルヘッドからフロントフォークへの一連の流れは美しい。それぞれのパーツが流れるように色を塗る。


古いモーターサイクル故に、そのままでは走れないモノがある。それは電装部品。リレーにスイッチに信頼性の乏しい接続端子等・・・故障ばかりしている英国車の殆どが電気系統のトラブルによるもの。メインハーネスの製作交換に加えバッテリーに各スイッチと万全を期した。


そして試運転に出掛けた。ここは日本海、余部鉄橋。サンダーバードは朝から終始快調を保ち気持ちの良い走りを見せてくれる。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」転がり抵抗が少なく前後のホイールが楕円形になったかのようにグルグルと廻り車体を引っ張ってくれる。


英国車の中でもトライアンフのクランクシャフトは軽い。コツは大胆にスロットルを開る事だ。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」っと引っ張ってから、深くクラッチレバーを握り切り「・・・チャッ!・・・」っと確実にシフトアップしよう、ローからセカンドは抑え気味に、セカンドからサードギヤは思いっ切りに、そしてサードからトップギアへはそれなりにと、遠慮は要らない。スパークプラグの温度を高める事がポイントだ。


逆に減速時には慎重に走ろう。「ズバッバッバッ・・・」とスロットル戻してリアブレーキ当てて、「ズドゥーーーーーーーーン・・・」と待って待って回転数の下がるのを更に待ってからクラッチレバーを深く握り切り「・・・チャッ!・・・」っと入れて「ズッウォーーン・・・」と一度エンジン回転を上げて間髪入れずにクラッチをつないで「ズゥーーーーーーーーン・・・」とシフトダウンだ。


エンジンの再始動では、スターターレバーを優しく廻そう。決して蹴るんじゃない。「・・・グルン・・・」とリズミカルに廻す事。力む必要など一切無し!トライアンフのスターターは英国車の中でも最も軽い部類。スターターレバーを固定するコッターを守る事の方が旅を走り切る為に大切な事なんだ。


ここはJR山陰本線の「鎧駅」 高校生の頃、それなりに悩んだりすると愛車に跨りここに来た。小さな駅舎からホームを渡り海を見渡せば見事な景色が出迎えてくれる。そして海を眺めた後、自然と笑顔が戻って来る、駅を出る頃には勇気が湧く、素敵な私の思い出の場所だ・・・


そして、男らしく帰って行く。「グッワンワンワンワン・・・!」キャブレターのスターターレバーを引っ張りキックを踏み込めば激しく唸るエンジン音「・・・キィーーーーン・・・」不規則な3本のマフラーから怒涛の如く白煙を巻き散らし走り去って行く・・・16才の私の愛車はカワサキ。未だ始まったばかりの人生で、こんなにも刺激の強く、大事にしていたモノは無かったかもしれない・・・そんな青春の一ページが瞬時に思い出される私のとっておきの場所なんだ・・・ ※駅の詳細は後日のブログで…


皆さんには是非トライアンフで走ると言う事を、少し高貴な事だと思って欲しい。1966年製のこのサンダーバード6TA。今年で52年も頑張っているって事、皆さんもしっかと受け止めて欲しい。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」この一回一回の鼓動音を当たり前だと思って欲しくないんだ・・・


丹後半島の夜は孤独だ。何もない世界を淡々と走らなければならない。そんな時でさえ、サンダーバードは私を守ってくれる。寒くても暑くても辛くても、サンダーバードは私を運び続けてくれる・・・
そもそも皆さんは勝手だ。金を出してトライアンフを買えばいい。けれど買われてしまったトライアンフには君達を選べない。主人を選べぬトライアンフが幸せになれる保証など何処にも無いさ。せめて命あるモノだと信じて暮らしてやって欲しい・・・トライアンフにも人生がある!私はそう思うんだ・・・


そして納車の日、彼が夜行バスに乗って東京から来てくれた。東京では少し特殊な仕事をバリバリこなしているそうだ。前回のファストバックの彼同様、頭が下がる思いだ。


今日は、丸一日かけて納車をする。いろいろ話して説明して、そしてこうして実技編もある。エンジンの掛け方からメンテナンスの話まで時間を掛けて話したい。東京だと頻繁には会えないからだ。


帰りに焼肉を食べながら話をする。結局、サンダーバードの事のみならず、仕事や家庭や諸々の話の方が多かったのかな?彼を知ると同時に彼も私を知る有意義な時間を持てた。


そして、いよいよ彼が東京まで帰って行く。初めてのトライアンフ、初めての右シフトレバーを気にしていたがどう感じるのだろうか?・・・頑張って帰って欲しい、家族の下へ無事に辿り着いて欲しい 「・・・一緒に走る迄には上手になっていなよ・・・」 と小声でつぶやいた。


1950年のデビューから1966年のファイナルモデルへと。栄光から挫折を味わった名機サンダーバードを2017年の日本の、それもこんな田舎のインターチェンジで今見送るって事・・・私が自身で輸入し自分自身で面倒を見て来たサンダーバードは単なる売り物なんかじゃない。家族同然の存在を失うって悲しみを誰が理解できるだろうか?・・・主人を選べぬこの6TAサンダーバードをいつも幸せに暮らせるようにする事は君の絶対的な義務だ!次の箱根できっと立派に出迎えてくれる6TAサンダーバードをこの瞬間、私は脳裏に焼き付けたんだ・・・ 
2017.9.6 布引クラシックス松枝

後日、Мさんから便りを頂きましたよ。是非ご覧ください。
「松枝様
お世話になります。東京のMです。
無事、東京の家に着きました。(連絡少し遅くなりスミマセン)
新東名で小雨に見舞われましたが、そのタイミングで仮眠しました。
後は曇ってましたが、雨の心配はありませんでした。
渋滞の方も大丈夫でした。

エンジンまわりもチェックしました が、オイル滲み等は全く無かったです!
燃費もびっくりする位良く、途中で13リットル分入れた位です。

この2日間は、自分の中で、今年の夏一番のイベントだったと思います。
松枝さんには焼肉をご馳走して頂いたり、バイクの説明して頂いたりとても感謝しています。
ありがとうございました。」

松枝の返事です。
「М君、ありがとうね。本当にお疲れ様でした。
無事に帰れて安心したよ。

僕も君に会えて良かった。これも何かの縁だね・・・

今度の箱根、楽しみだね。
それまで、密に箱根で練習して頂戴よ!では・・・松枝」






試運転参考資料

一般道走行距離     314.4km
高速道路走行距離     77.9km
総走行距離       392.3km 

使用燃料        11.94L(プレミアガソリン)
燃  費        32.8km/L   
  

Posted by nunobiki_classics at 23:22Comments(0)作業報告 トライアンフ編

2017年09月03日

絶対に教えない地元グルメ情報 第一弾


高齢の女将さんが「いらっしゃーい!」と元気に出迎えてくれた深夜営業のプレハブ小屋・・・バブル経済絶頂の頃、大繁盛していたこの店を皆さん覚えていますか?べニア板の床がペコペコしていましたよね?私は20代の頃から足繁く通っていました・・・それはさておき、ここの餃子の特徴は豚肉の触感。ガブッと食べると「丸ごと肉ーっ!」て感じがうめーっえんです!


で、餃子好きと言えばニンニク無くして語れませんよね。そんなニンニク好きの皆さんに言いましょう。レベルの高い神戸の餃子にはニンニクは入っていません!ニンニクの味に頼るようなモノは神戸では餃子とは言わないのです!(個人的にニンニク嫌いって話もありますが…) で、次に大事な名脇役であるタレ、神戸では「味噌だれ」が常識。この味噌だれに、備え付けの醤油と酢と辣油を松枝独自のブレンドでまぜまぜ(写真右下、良く見て参考にしてくださいよ)・・・両面焼かれた餃子に味噌だれを絡めれば・・・「ガクッ!」と頭が垂れ暫く動けなくなる位、美味いんす・・・


そして、餃子と並んで定評のある「台湾汁そば」。この澄んだスープと、その上に乗っかる肉が美味い!(わたくし松枝は、実は大のラーメン嫌い。そんな私が食べるのはこの世で二か所のみ。ここの台湾汁ソバともう一軒、北長狭1丁目にある「梅春園」の汁そばだけですコチラ。)で、実はこの店も、今は立派なビルになってしまいました。個人的には昔のプレハブの方が良かった・・・プレハブ小屋の薄い壁に大胆なおねーさんのポスターがバンバン貼ってあるあの風情に今はもう会えない・・・またひとつ昭和の風景が無くなってしまいました・・・行く度にちょっぴり寂しい気持ちになったりしていますよ・・・

はい、皆さんには絶対に教えない布引流神戸餃子第2位の店とは一体何処でしょうか?・・・ヒント1は「神戸市中央区中山手通1丁目」・・・ヒント2は「ここは下山手通1丁目との境目!」・・・ヒント3は「東門街の通りの東側中央!」 頑張って捜してくださいね!










答え・・・台湾料理「愛愛」  

Posted by nunobiki_classics at 12:48Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年08月15日

1969 NORTON COMMANDO 750 FASTBACK 修理作業記録 東京都T様


古い英国車は一筋縄ではいかない。「やったー!遂にノートン買ったぞー!」皆さんが一世一代の買い物をした時・・・まともに走れるモノじゃなかったとしたら一体どうする・・・ 


「一度、修理をしてもらいたいんですけど・・・ハンドルから手を離せなくて、脛が濡れる位オイル漏れが・・・」 買ったコマンドの善し悪しすら判断がつかないと言う。 暫くして届いた車体に目を通すと、その酷さに強い反感を覚えた。


金属スラッジが堆積し、エンジンに車体はオイルまみれ、スイングアームにヘッドステディーはふらふら、ギアにシフトは激しく摩耗し、クラッチは破壊寸前、ホイールにタイヤの寸法は的外れ、アイソラステックはまるで化石の様、イグニッションは辻褄を合わせただけ、そしてミリネジが至る所に使われる哀れな姿・・・


クローズドサーキットを貧しい知識と下手な運転操作で散々痛めつけた挙句の果て、そこいらから集めた外装に戻し売り飛ばす。おまけにその後のメンテナンスも適当なまま使われて来た・・・一台の尊いブリティシュをこんな酷い姿にするなんて・・・私は絶対に許せない。


「修理は止めた方がいい、やっても無駄だよ・・・」 私もやるとすれば本気じゃなきゃ出来ない。相手が生半可な気持ちなら止めた方が良い。「やります、必要な資金を絶対に確保します!・・・」 やり取りするうちに彼の本質が垣間見える。話の最後に私は仕事を受けた。


先ずはクランクシャフト、そのメインベアリングはコマンドの鬼門だ。どの時代も仕様変更した後に必ずケースを割り業績を悪化させた。今回はコンバットエンジン以降使われたローラーベアリングを更にモディファイしたタイプを左右共に使う事にする。更に締結用のボルトにナットは精度の高い炭素鋼製のモノを新調し、センターの振れ幅はゼロとした。


コネクティングロッドは曲がりや歪を計測し、シェルに締結用の高精度なボルトナットをあてがう。因みに上側のシェルに有る穴はオイルジェット用のモノ。高性能化する鋳鉄製シリンダー空冷エンジンにとっての命綱だ。


オイル漏れの酷かったクランクケースだから、それこそ丹念に調べていく。そして、各パーツを宝石の如くそっと組んでいく・・・エンジンの性格を決めるカムシャフトは走る事が好きな彼の為のスペシャルだ。


このシリンダーではピストンのボアを一杯まで広げられていた。これもレース参戦では常識だが一般道では全く迷惑な話だ。仕方なく余裕の少ないシリンダーに、断腸の思いでワンサイズオーバーのピストンを入れた。


リングの溝にピストンリングは何よりも大切だ。返りを丁寧に面取りする。ピストンクリアランスに合わせてリングの各隙間は全て自分の数値に納め把握し記録する。後に何が起ころうともこの事実を把握していれば動ずる事はない。


シリンダーにはカムフォロァーと言う大切な部品がある。ノートン系のエンジンでは内部の摩耗を良く見る必要がある。そして超硬合金を貼られた打撃面の摩耗も同様に良く確認する。この辺りがОHVエンジンの正しく肝になる。


シリンダーヘッドにはヘッドステディーと呼ばれるコマンド特有の装置が着く。このヘッドステディーを固定する3本のボルトのメネジが全て壊れていてヘッドステディーが全く宙に浮いてしまっている、これは危険だ。3ヶ所とも正しくヘリサート加工する。


これがそのヘッドステディーだ。これは850の1973年辺りからのものでボックスタイプと呼んでいる。750用の板状のモノは必ずクラックが入り最後は破断する。サーキット走行ではノーヴィル製やそれに準ずるモノが剛性的に適している。けれど一般道ではこのボックスタイプがバイブレーションの質、走行性能、コスト的にベストだ。


さて、今回は少し「らしさ」についても語ってみたい・・・これはイグニッションシステム、コンタクトポイントブレーカ一のユニットだ。勿論ルーカス社製で左右を独立させたタイプ6CA、前の4CAのモディファイ版だ。


分解するとこうなる。左がガバナー式の進角装置、右がコンタクトポイントとそのベースだ。右のブレーカーが決められた時期に接点を切り高電圧発生のきっかけを作る。そして、左の進角装置は走り出すと、遅らされている点火タイミングを本来の時期に戻す為のものだ。


一方、こちらはボイヤー社製のマグネットを使った無接点式のイグニッションシステムのマグネット式のピックアップ部でコンタクトブレーカーにあたるものだ。で、進角装置はここには無くイグナイターのボックスの中にその機能は入る。で、どちらが良いかと言う話は環境に寄り一長一短だ。一度取り付ければメンテナンスフリーの無接点式は、自分に知識も無く近くにショップも無ければこの上ない味方になる。


対して機械式は、ブレーカーに一定の電流が流れ接点を損傷させる。それにより点火時期が狂い電圧の低下も起こる。よって定期的なメンテナンスは必要だ。(写真は今や貴重なルーカス社製のコンタクトブレーカポイントで箱付き、私の秘蔵品だが今回は彼の為に使う)


取り付ける場合はオーナーへの適性を見極める事が大切。で、その上で個人的な見解を言えば・・・レーシングエンジンには必ずレベルの高い無接点式を使う。そして一般道を走らせる時にはやはり機械式だ。力強い始動性に鼓動感溢れる乾いたサウンド。スロットルを開ければ不器用でアナログな加速感 「ボソッボソッボソッ・・・」 ルーカス社製のコンタクトブレーカーの「カチッカチッカチッ・・・」って作動音を胸に抱いて走れば説明は一切不要!二度と作られる事のない原始的なこのシステムを現代のコンピュータ社会に於いて堂々と使い切る事の格好良さ。クラシックモーターサイクルにわざわざ乗る理由がここにあり!・・・乗った事の有る者のみぞ知る男の宝物だ!


しかし、この車体のホイールは下品だった。踏んづけられた革靴の如く、サイズも見栄えも全く理解出来ない。無性に腹立たしくなり元に戻してやる。特にファストバックとはその流麗な女性美が最大の魅力で、それには細いパンプスの様な美しいリムが必要不可欠なんだ。


その細く美しいリムに嵌めるタイヤは更に大切だ。当然の事エイボン社製のスピードマスターMkⅡ、これは誰にでも分かる。仮に3.00-19と3.25-19が有れば全ての者が後者を選択する、これが間違いだ。アーリーコマンドには前者、3.00-19が絶対なんだ。


更に、それらを活かすも殺すもこのフロントのマッドガード次第だ。左が4.10用のワイドスタイル。右が3.00用のナロースタイルだ。この僅かな違いが明暗を分ける。選択するタイヤサイズもさることながら、このマッドガードを間違えると無知を露呈する事になる。


更にはバランスウエイトも大切な小物だ。下にある外したヘンテコリンなそれらしいものは間違いだ。装着している三つのウエイトがコマンドのモノ。この小さな小物を間違えると、これもいわゆる「ドン引き!」ってやつになる。また、間違えても日本製旧車に見られる半田をグルグルと巻くことだけは止めてもらいたい。(浮いているのは作業中なので…)


足回りの締め括りはリアタイヤ、アーリーコマンドの譲れないこの景色。その名も「AVON GP 3.50-19」。皆さんもアーリーコマンドに出会ったなら、さり気無くここを覗いてみよう。オーナーの力量が見える。


アーリーモデルであるならばセンタースタンドはこの形だ。短く車体の中央に位置するこのスタイルはこの時代の象徴だ。しかし、小柄な日本人でこのスタンドを軽々と上げるには相当な腕力が必要だ。皆さんも上げて見るが良い。殆どの者が大苦戦するはずだ。


オリジナル度を尊重する私でもここだけは大胆に改善する。エンジンマウントにセンタースタンドの取付加工を施す。


これだレイターモデルと同仕様となり、少し華奢な者でも起こせるようになる。ロングなツーリングで疲れた時にその恩恵を受ける事だろう。但し、闇雲にやってはいけない。冶具でしっかりと位置決めしないと使えないモノが出来上がるからだ。


このプロップスタンドはアーリーモデルの粋だ。意味不明なモノが着いていたので交換した。ドミ系の流れをくむこの絵が分かれば皆さんも一段上のアーリーコマンド通だ。


コマンドでは、弾みでハンドルの振れが収まらなくなる時がある。そんな時このステアリングダンパーは有効だ。・・・だが、諸手を挙げて喜ぶべきものでもない。ステアリングヘッドにテーパーローラーベアリングを入れる事と同様にアイソラステックフレームでは他車にない特有の反応を見せる。コマンドを熟知する正しい知識がないと逆効果になりかねない癖のある個所だと知って欲しい。


ファストバックにもアーリーとレイターの各モデルがある。このアーリーファストバックではサイドカバーはシルバーだ。彼の意向で、黒だったものを塗り直した。


そして、コマンドに限らずこの時代のブリティシュではデカールは塗装の後に貼るのが常識だ。現行車のように最後に上塗りを掛けてはいけない。これも「ドン引き」になる。水に浮かせて貼るこの時代のデカールは今も水で貼る。爪で擦れば剥がれてしまう。紫外線に劣化してしまう。それでも塗装の上に貼る。使用と共に朽ち果てていく様に哀愁を感じて労わる気持ちを持つ事が本来のブリティッシュモーターサイクリストなんだ。


試運転の朝、エンジンをかけた。「ズッ・・・ズッバッババババババ!・・・ヒィーーン・・・」 機械式のイグニッション特有の始動性は心強く、一回り大きくなった排気音が違いを示す「・・・バッババババババッ・・・ヒィーーン・・・」 一連の準備の後、クラッチを合わせた・・・


先ずは慣れるまで様子を見て走る。「ズッズッズッズッズッズッ・・・ズッウーーーン・・・」


徐々に各部が軽くなり当たりにも変化が出る。「・・・ズッウーーーン・・・・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 ずっと回転を下げて行き、そこからのレスポンスも抜群にいい。 


一般道に降りて海に出た国道178号線だ。私の好きな丹後の海。宮津から世界遺産「伊根の舟屋」まで走り続ける。「・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 サウンドもバイブレーションも全てが生き生きとしてまるで生まれ変わったようだ。スロットル操作ひとつ、ストレートだけでも充分に楽しめる。



オイル漏れもなく快調にファストバックは走っている。機械式の点火装置も健気にずっと強い火花を飛ばし続けている。「・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 エンジンも、車体も、電装系統も、全てのモノが高いレベルでバランスしている・・・だが・・・


勿論、今回の作業はやって良かった。こうして、一台の英国車を救えた事に安堵している。だが、今回の試運転では何故かずっと脳裏に別の事が浮かんで離れない・・・


昔は特殊な世界だったブリティシュも、良くも悪くも一般的になりつつある。その殆どの者が自分の快楽の為に英国車に跨る。「どうだい、カッケーだろう!」 格好良ければ何でも有りだと自慢する、そんな姿が非常に残念だ。乗りたい時だけ大騒ぎ、熱が冷めれば知らん顔・・・汚い車体を指摘すれば汚れた方が今の最先端なんだとか言いやがる・・・


特別なモデルでなくても普通な英国車を心より愛する事。実際に走って、使って、オイル替えて、磨いて、抱きかかえて、そうして英国車愛を育んで行き、結局二度と手放せなくなっていく。生涯に渡り大事に乗り、更には自分の死後の愛車の事まで考えている・・・そんなブリティシュカルチャーとして深く考えている真の英車乗り達は一体何処へ行ったんだ?英国車がポピュラーになりつつある昨今、常に危惧している事なんだ。


そして彼との出会だ。始めは大丈夫かと思うも、芯が有るなと思い始め。結局のところ想像以上に根性ある彼だった。何より古いモノを愛する心は出来ている。そして、日頃の贅沢を切り詰めて費用を捻出し、完成の日を待ってくれた。試運転をしながら気が付いた。このファストバックを息子さんに託すんだと言う彼こそ私の捜していた真の英車乗りじゃないか・・・


私は、受ける前から直接目も見ないで納車はしないと言っていた。だからわざわざ東京から盆休みで満員の新幹線に立ったまま来てくれた。そして自走で帰って行く・・・。私は彼に願いたい、どうかファストバックに沢山の美しい景色を見せてやって欲しい。どうか山や川や海を大切な相棒であるファストバックに感じさせてやって欲しい。この私が命を吹き込んだ尊いファストバックにも大切な人生が有るんだ・・・同時にファストバックの体を労わって欲しい。手入れを目一杯にしてやって欲しいんだ・・・これからは都心を走るのはもうやめよう。箱根や信州の素晴らしい道が近くにあるじゃないか。きっとファストバックもその方が嬉しいんだって・・・


彼なら的を得た走りをしてくれる。彼なら愛車を大事にしてくれる。彼ならこのファストバックを生涯宝物にしてくれる。今回、離れていても彼と心ひとつに作業を進められた事・・・それはお互いにとっての財産だ。こうして別れの時にも、彼には自然と感謝せずにはいられない。遠ざかって行く赤いルーカス社製のテールライトを見ながら、私は彼と彼のファストバックに心からの感謝を込めたんだ・・・
「ありがとう・・・また箱根で会おう・・・」    2017.8.14 布引クラシックス 松枝

後日、Tさんから便りを頂きました。是非ご覧ください。

「松枝さん
お世話になります、辻本です。
先日は納車、および焼肉、本当に有難うございました。
なかなかの弾丸ツアーになってしまいましたが、私の中ではとても良い思い出になっています。
(帰り、終始雨で雨雲を見ながら注意して走るの、ちょっと疲れましたが、ちゃんと着いたら洗車しました!)

また、キャンプ、最高に楽しかったです。写真、ちょっと探して送りますね。
また、その際、みんなから本当にかっこいい、綺麗と言われとても嬉しいものですね。
こちらでもあまり天気がよくなかったので軽くしか田舎道を走れなかったのですがとても気持ちよく走れました。
(まだ怖いので回しても4000回転そこいらにしてましたが)

それと、オイル類の細かい情報、有難うございます。
今回はエンジンオイルとミッションオイルを変えようと思っていますが、
今度、プライマリーオイルを交換する際、ちょっと外し方等、これまた教えて下さい。
(というか、メールだとわかりにくいので秋など直接お会いして聞いた方が早いですね)
と、仕事の都合次第ですが、このコマンドなら兵庫もそこまでの距離じゃない、と感じてますのでたまにはお邪魔するようにしたいと思います。

Mさん、お会いしたら必ず声かけさせて頂きます。
そして色々な旧車 英車乗りがいますが、布引ファミリーとして大人な感じで一緒に走れたらなぁ、と思っています。
また、何かありましたら電話・メール等で連絡取らせてもらいます。では・・・」

「T君、ありがとう。
こんなに楽しい納車は中々ないね。
僕も良い時間過ごさせてもらったよ。
インター迄一緒に走ったけど、上手じゃないの。
これは箱根が楽しみだ。
家族の皆さんにもよろしくです。では・・・松枝」

試運転コース往路編


試運転コース復路編


参考記録
走行距離
一般道        253.3km     
高速道路       111.9km
総合計        365.2km 

使用ガソリン量     16.46L (無鉛ハイオク)
燃費         22.19km/L
燃料タンク容量     約15L
リザーブ容量      約3L

  

Posted by nunobiki_classics at 21:49Comments(0)作業報告 ノートン編

2017年07月03日

TRIUMPH RIOT の角君御一行様が再び来店してくれましたよ。


TRIUMPH RIOTを主催する角君。今日も布引クラシックスに寄ってくれましたよ。彼は合計4台のトライアンフを持ってるそう。本当にトライアンフが好きなんですね。そして彼は大の餃子好きだと判明!餃子なら絶対に人には教えない㊙の店を持ってるこの松枝。次に会う時には連れて行こうかどうか・・・ちょっと検討してみましょうかね。彼のブログはコチラ、インスタはコチラ


「AOZORA WORKS」のアキヒロ君、こともあろう事にトライアンフは1968のTR6C を買ってしまいましたよ!こりゃあーイケませんね、やっちまいました、許せんです。勿論塗装は自分の手で施したスペシャルペイント、イカシテマスなぁ。これからガンガン走ってくださいよ。彼のHPはコチラ


そして地元神戸の前田君。トライアンフのイベントとか頑張ってるそうですね。以前はゴールドスターで来てくれましたね。今日はリアの19インチホイールのイカシタトラでやって来ました。地元ですから、また一緒に走りましょうよ。彼のブログはコチラ


来て早々、電装系が調子悪いんだと・・・手に持っているのは交換したルーカス社製のツェナーダイオード。これで東京まで帰れる!自信持って走ろうね。TRIUMPH RIOTのスタッフでもある東京の滋野君、これからはツェナ君と呼びたいな。


そして大トリはTRIUMPH RIOTのスタッフでもあるチョッパー野郎の吉村君だっけ(超あいまい今度教えて!)。豪快な笑顔が素敵ですね。しかし布引クラシックスらしくないこの本物のチョッパー!松枝は興味津々、いろんなとこを観察、今日は大変勉強させてもらいましたよ。


今日のメンバーです。カスタムバイク大集合、まるでよその店のよう。しかし、そこいらの英国車かぶれの連中よりも百倍根性入った英国車乗り達・・・英車が好きだと口だけで言ってるへなちょこ野郎にこの連中の情熱を伝えてやりたい!ガンガン走る彼らこそ、本当にトライアンフを語る資格があるんじゃないかな・・・そんなことを感じた一日でした。次は7th TRIUMPH RIOT 山中湖で会いましょうね!布引クラシックス 松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 19:19Comments(2)お知らせその他

2017年06月06日

兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さんへ行ってきましたよ!


美味いハンバーガーを食べたくなったら兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さんを目指しましょう。私はパイナップルチーズバーガーを注文。(お店の壁に初心者はコチラと書いてあり、全くビギナーな私は迷わずそれを注文...) 「写真を撮った後、軽く圧縮して所定の袋に入れてガブっ!と食べてください…」とオーナーのフトシ君。以前店を訪れてくれました。コチラ


カメラを引くとこうなります。顎が外れるかと思うくらい口を開けたら美味さ満載!口の横からタラ~ッと肉汁が...そしてこの横のポテト...ケチャップつけてモグモグ・・・美味いです。
そして、私が感じた一番大切なこの店の特徴とは!・・・何だか本当に南国にいるような気分になれる事...「チャララ~♬♫~」 頭の中を流れるのはハワイアンミュージック、そして目の前には青い海・・・「・・・ザッバー・・・シュワシュワシュワ・・・・・・」それもアメリカハワイはワイキキビーチ、いやっノースショアみたいな・・・皆さんも是非目をつぶって食べてみてください。本当に情景が浮かんで来ますよ!(あくまで個人的な見解ですが...)



お店はこんな感じ。前に駐車スペース有ってクルマでも行けます。そう、バイクや車で直接ハワイに行ける店。兵庫県に居ながらにしてノースショアパイプラインに行ける店。そんな兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さん、次の休みに是非訪ねてみては如何でしょうか...布引クラシックス 松枝

バーガークレイジーさんコチラです。


  

Posted by nunobiki_classics at 20:03Comments(0)ツーリング向けグルメガイド

2017年05月30日

只今、ホームページ更新停止中です!?


只今、ホームページにトラブル発生し更新中断しています。この機会に現在リニューアル作業中!ご迷惑をお掛けしますが何卒よろしくお願いします。その間、このオフィシャルブログやFacebookにて情報アップしています。引き続きよろしくお願いします。松枝  

Posted by nunobiki_classics at 20:48Comments(0)お知らせその他

2017年04月30日

1966 TRIUMPH TR6SR フルレストア車両 商談受付中です!


1966年のTR6SR。ユニット650の中でも状態の良いモノが多く現存するこの時代、最もアメリカ人に愛されたトロフィーシリーズ。また良い車体が届きました。今回は少しモディファイします。


トライアンフの呼称の末尾につくアルファベット。その中の「C」ってのはCONPETITION・・・要するに競技用を意味します。写真は参考写真、1966年の「TR6C」です。このモデルもこの1966年に始まって1970年まで微妙に細部が異なります。その辺りの知識の豊富なわたくし松枝は弁えとおりますよ。「へんてこな意味不明なカスタムバイクじゃない!本物を知り尽くした布引流正統派小カスタムバイクだっ!」みたいな・・・エンジンはクランクシャフトからギアボックスに電装系統からペイントと、要するに布引流フルレストア車両・・・そう、それはブルジョア倶楽部です。皆さん、大いに期待していてくださいね・・・完成次第価格を告知します。問い合わせは下記まで、
メール、info@nunobikiclassics.com 、電話079-557-1203、携帯090-8466-9959(担当マツエダ)までお気軽に!
  

Posted by nunobiki_classics at 11:33Comments(0)販売車両英国車

2017年04月26日

小春日和の下、お友達が訪ねてくれましたよ!


TRIUMPH RIOT の角君が皆さんを連れて遊びに来てくれました!


彼が角君。今年の4月16日に山中湖で開催した「TRIUMPH RIOT」を主催。布引クラシックスも若干の協賛品を提供させていただきました。当日は、最高の天候で大成功だったそうで良かったです。・・・今日感じたんですがね、彼はえらいですよ、オイル交換500キロ毎にやってますって!うちの顧客もこんな人多いのですが他で聞いた事ない。松枝めちゃくちゃ気に入りました。「他のバイク乗り見習えよ!」そう言いたいですね。角君のブログはコチラ


続いて1957 T100の神戸の朱チャン。彼はブリティッシュランを主催している(のかな?)。関西のみならず全国走り廻っているようですよ。彼は神戸のあそこだから私とお隣りのご近所さんです。ふらっとブリティッシュランに参加した時にはよろしくお願いしますよ!朱チャンのブログはコチラ


お次、ファッショナブルな彼はフトシ君。西脇市でバーガークレイジーと言うハンバーガーショップをやってるそうですよ。東京で修行しての開業、実に美味そうですね。今度お客さんとツーリングに予定しましょう。その時はよろしくです!バーガークレイジーさんのH.P.はコチラ


そして、ペイントショップをやってる淡河のアキヒロ君。やれた感じのペイントがウリですね。一見モノ静かな彼ですが、中々の凝り性&頑張り屋さんだと見ましたよ。


近づいてみるとこんな感じ。興味ある人多いんじゃないですか?AOZORA WORKSさんのH.P.はコチラですよ!


そして、あたらしいトライアンフのスクランブラーかな?クルマやバイクにコーティングの店を西宮でやってる西宮の横チャン。T140かなんかのタンク着いてますね。私も芦屋なので地元の同志、親近感沸きます。実は4輪車も好きなので遊びに行きたいなと思いますよ。セラミックプロさんのH.P.はコチラ


やはり、最後はこのツーショットでしょうか。このふたり結構イカレテますね。今どきのイイ感じというやつでしょうか・・・!?また、皆さん是非遊びに来てくださいよ、お待ちしてます!

※このように、布引クラシックスはモーターサイクルに熱い想いを抱いているショップの方や一般の方の来訪をウエルカムしています。わたくし松枝と話したいなと思う人は是非気軽に遊びにいらして下さいね、では・・・(090-8466-9959アポくださいよ!)  

Posted by nunobiki_classics at 21:57Comments(4)お知らせその他

2017年04月26日

2017第三回布引流英国車講座実技編オーナーズクラス開講致しましたよ!


「Be Cool!! Be Clever!!」 「走る事に重きを置く英国車上級者たれっ!」
布引クラシックスのオーナーたる者さっそうと英国車を乗りこなせなきゃなりません。その為には、なぜモーターサイクルは停まってしまうのか?知る必要がある。更に、起こり得るトラブルを未然に防ぐ為の手立てを知っている必要もあります。英国車上級者がクールにクレバーに愛車を颯爽と乗りこなす為の講義が始まりましたよ。 


これは点火装置、エンジンに火をつける電気装置です。スターターレバーを踏み込む瞬間からマスターキーを切る迄、ずっと正常に点火しなければモーターサイクルは走らない。 「これが点火装置か…何だか良く分かんないけど、これで火が飛ぶのか、フムフム…」 


次は充電装置。モーターサイクルは自分で発電して自分で消費する。要するに外部から電源はもらっていない。だからこそ、ちゃんと発電してないと走れなくなる。 「こんな丸いモノが廻って電気を起こしてたのか…フーン…」 どの部品も自分の手で持って感触や重さを感じます。


じゃぁ、電気装置の中で英国車上級者が必ずやらなきゃならない事ってなんだ?・・・そう、それはバッテリーの管理です。バッテリー液を足したり電圧を測ったり、配線を確認したり・・・ 「バッテリー?? こんな身近なモノが一番大切なモノだったんだ…」 12.6ボルトの原則! 「点火装置が機能するためにはバッテリーからの電源が必要なんだ・・・ヘッドライトを点灯させる為にもバッテリーが要るんだ・・・充電装置が正常でもバッテリーが悪けりゃ正常に充電なんかできないんだ。何から何まで正常なバッテリー無くして機能はしないのです。良いですか?電気装置が正常に機能しなければモーターサイクルは停まってしまう。ヒューズ1本が切れるだけでも英国車は停まってしまう。・・・それは山の中でひとり突然愛車が停まってしまうことを意味する。だからこそ、英国車上級者としてバッテリーの管理を絶対にやり抜くんだ!」・・・壊れそうにない電気装置でも、自分の怠慢次第で故障と隣り合わせなんだ、そしてやるべき亊はバッテリーの管理なんだと知りました。布引流英国車講座電気の話コチラ


次はキャブレター。きちんと整備された布引クラシックス製の英国車はキャブレターの調整など殆ど不要です。そもそも、頻繁にキャブレターの調整をするなんてレベルの低い車両を布引クラシックスでは作ってません。それは各所の状態が正常でないから、エンジン、点火装置、勿論キャブレターもしっかりと整備していれば一度決めたセッティングを変える必要は殆どありません。 視点を変えましょう・・・英国車上級者としてやるべき亊は 「スパークプラグの温度を高く維持する事だっ!」 ・・・ 「はっ?なんだそれ?」 要するにキャブレターを気にするよりも自分のスロットル操作を磨けっ!こういう事です。


皆さんは既にある程度の経験が有り自身に満ちています。「キャブレター?ドーンとこうやって開けりゃいいんだよ・・・」国際A級ライダーのように言ってくれます。しかし、皆さんは下手クソです。英国車の走りの半分も生かせていません。


これは、キャブレターを後方から見た絵。皆さんが直接操作するスロットルボディーがベンチュリーの内部に鎮座します。このスロットルボディーの位置・・・その開け方。これこそが古いモーターサイクルの肝です・・・


これは布引クラシックス特製スロットル観察マシーン! 「俺って一体どんな風にスロットル開けてんだ?」 それを自分の手と目で確認致します。合わせて頭に入れる大切な事とは・・・燃焼効率の悪い、燃焼温度も上がらない我が古臭い英国車のエンジンは、高効率、希薄燃料で高温燃焼する現行車のエンジンの何倍も難しいモノなんだ!・・・上手に操作したつもりでもまだまだ足りない。上手に上手に更に上手にならなきゃ一人前にはなれない!日々修行のようなものなんだぞっ!こう頭にインプットします。


「ブォーーーン!・・・ブォーーーン!・・・」目をつぶってイメージすると自分の思っている感じと随分違う。「アイドリングから発進して・・・ブォーーーン!・・・」 プロダクションレーサーの氷見氏がイメージします・・・ 


BMW R50の山田さん 「オーッ!こうなってんのか!おもしれーっ!」 「へーっ・・・意外なもんだなぁ…」 「気化性能の低いアマル社製キャブレターだからガバガバッ開けちゃいけない。出来るだけ絞って絞って狭く開けて、時を待ってズドーンと開ける。燃料を出来るだけ薄く高温に燃やす、スパークプラグの温度を出来るだけ高く保つ事!頭に叩きこめ!・・・」 これからの走りにとっても役立つ時間となりました・・・布引流英国車講座キャブレターとスパークプラグの話コチラ


更に次はオイルの話です。もう皆さん大好きなネットの知識は捨て去りましょう。他人の言う話などもう聞かなくても良いです・・・マルチにシングルがどうの?鉱物系に化学合成がどうの?・・・そんな話ももう不要です。


これは布引クラシックス特製 「正しい英国車オイル学、習得マシーン!」 四角いのがピストン、板がシリンダー壁です。では先ず、左側を手で持って擦ってみます。因みにオイル無し、空で擦ります。「ギーッ!ギーッ!・・・ジャリジャリ!・・・」 バイク好きが最も嫌いな音がします。


そして右側です。オイルを垂らしてピストンをそろっと載せました。すると「スーッ」とピストンが勝手に動く!オイル無しとオイルを垂らした状態のこの動きの違いにぴっくりです!


次に、左がシングル50番。右がマルチ20W50のオイルを垂らしい挑戦・・・ 左は「グンッ・・・グンッ・・・」 右は「グッ・・・シュルシュル・・・」 この違いは歴然。 


彼は1964T120Rの石原さん、「オーッ!違うーっ!」 強く押してもガンとその場を逃げないシングルグレードオイル。スッス、スッスと横に移動するマルチグレードオイル。その金属どうしの距離感の違いに全員驚きが・・・


更に、実物のシリンダーにピストンが入っています。左にはシングル50番、右にはマルチ20W50を塗布。各人がそれぞれコンロッドを持ってピストン運動させてみました・・・「重てーっ!」 高フリクションエンジンの我が英国車のエンジンってこんなに抵抗が有るんだ。現行車の低フリクションエンジンとの違いに先ず驚く。 そして、右側を押すと「軽い!全然違うーっ!」 シングルオイルの隙間に留まる力強さと、マルチオイルの逃げの速さを身を持って体験。低速走行時のシリンダー背面での過酷な油膜切れ症状にどう立ち向かえば良いのか・・・自分の目と手と感触で再認識致しました。布引流オイル学 Vol.1Vol.2Vol.3
オイル必要な方はコチラ


次は、さりげなく格好良さを演出するセンタースタンドの掛け方です。ご存知のように古い英国車のスタンド類とは衝撃により摩耗変形が簡単に起き、最終的にその機能を失う、非常に貧弱に出来ています。ですから、丁寧に扱うことがこの世界では常識なのです。



各人のエンジンの始動の仕方も合わせてスタンドの掛け方をも指導。センタースタンドは持ち上げる時よりも止る時にこそ力を入れる。そっと持ち上げて・・・グッと力を入れてそろりと降ろす。これが上手なセンタースタンドの掛け方ですよ。


次に、意外に下手なのが車体の取り回し。英国車上級者として駐車スペースでオロオロするなどもっての外、サッサッサッと移動させたいもの。要はバランス感覚と経験。危険のない範囲で積極的に練習してみる事も必要ですね。更に理屈を補てん。「ハンドルを右に切ると車体は急に右に傾くぞ、ハンドルを左に切ると車体は急に左に傾くんだ。特に体から離れる右に切る時には足腰を安定させて慎重にやろう・・・」トラユニット650の岡本さんがトライ中ですね。


次はパティシエLENAさん、やはり力のない女性には辛く危険な局面が多い。このユニット650のトライアンフはそれでもかけやすい部類。車種を選ぶとき、格好良さも大事だけれど扱えるかどうかの方が大事なんだな。


センタースタンドを降ろす事も女性には一苦労だ。車体の横に立って格好つけるよりも、ブレーキに手をかけこうして座って降ろす方が転倒の危険性が少ない。又、止める場所の勾配にも気を配らないと絶対に押せない羽目になる事もある。そんな時は「すみません、手伝ってくれませんか?」って言えるのも女性の特権。笑顔を添えて大胆に頼めるようになるって事も上級者のテクニックなのかな?


そんなこんなであっという間に日が暮れてしまいました。本日の参加者の紹介です。向かって右側から1964T120Rの石原さん、続いてプロダクションレーサーの氷見さん、お隣はBMW R50の山田さん、続いてトラユニット650の岡本さん、そしてBSA A65のパティシエLENAさんです(美味しいパウンドケーキご馳走様でした!)。で、最後はわたくし松枝です。皆さんお疲れ様でした!
合わせてこちらも是非ご覧ください。布引流英国車講座上級者編その1その2その3

参加者の皆さんには布引流英国車講座限定オリジナルTシャツをお持ち帰り頂きましたよ。背中側。


こちら胸側です。このように布引クラシックスでは各回ごとに布引流英国車講座限定品を製作しています。今回は夏をにらんで白いTシャツにしてみました。次回の秋には長袖Tシャツ又はトレーナーを作ってみようかなと考えています。お楽しみに!


今日紹介した以外にも色々な知識や情報をお話ししました。英国車上級者になるって事は何も特別な事ではありません。ビギナーとの違いはそれらを意識しているかしていないかの違いです。今日、初めて手にした電気部品や初めて感じるオイルの違い。車体の取り回しやセンタースタンドの掛け方。普段出来るようで出来ないこうした事の練習はきっと皆さんの為になって行く事でしょう。是非、これからも英国車乗りを引っ張る立場で役立てて頂きたいものです。
で、今日こうして遠くから訪ねて頂いた皆さんを見ながら松枝も想いが強くなりました。英国車上級者として必要なことってなに?その答えが新たに見えて来た。それは、たくさん走るって事!。ガレージに止めているだけじゃ何時まで経っても上手くなれる訳がない。私も無性に走りたくなりました。今年は走りたい。もっともっと走りたい!今年もめっちゃくちゃ走ってやる!そんな思いに駆られましたよ。皆さんも是非々たくさん走ろうではありませんか!では・・・
2017.4.23 布引クラシックス 松枝

感想を頂きましたので紹介したいと思います。

コマンド プロダクションレーサーの氷見さん
「松枝さん先日はありがとうございました。今回もまた為になる話盛りだくさんで楽しかったです。特にプラグの温度を高く維持するためのスロットル操作、とても勉強になりました。実践あるのみですね!しっかり走り込みたいと思います。また布引ツーリング、企画よろしくお願いしますね!」

BSA A65 のLENA さん
「オイルの体験コーナー。触って感じると分かりやすいです。オイルって大事、シングルオイル?…なるほどーふむふむ…
エンジン止まったトラブル編。 なにも出来ないかもしれないけど、知ってるのと知らないでは焦り度が違う。考えるべきポイント押さえておくこと大事だと。 整備がしっかりされてるバイクに乗ってる皆さま、あまりトラブルなさそうなところはさすがですっ
いちばん楽しみにしていた最後のコーナー!実際にトライアンフに触れて、跨って❤︎ ドキドキわくわくっ初めての私はとても緊張と興奮にまみれておりました。 身をもっての体験がとても分かりやすく、すーっと体に入って理解できる感じで良かったです!」

1964 T120T BONNEVILLE の石原さん
「講習会ありがとうございました!旧車の要であるキャブ、電装系をよく知れた1日でした。古いアマルのクセ。そこがまた楽しく感じれるように乗りたいと思いました。エンジンオイル。マルチ、シングルの違い、使い分けについても身をもって体験できたのでよかったです。次回も楽しみにしています!」

ユニット650(詳細忘れました!)の岡本さん
「今日もありがとうございました。センタースタンドをかける事にも拘るのが英車にカッコ良く乗るコツですね、be coolを目指します。」

お知らせです・・・次回の布引流英国車講座実技編最終回は「身につけようクレバーな英国車走行術‼」
「俺の走り方って実際のところ、どうなんだろう?・・・」 全員愛車に乗り私と走ります。そして、各人の走りを徹底チェック!写真に動画にタンデム走行で一段上の英国車走行術を松枝が伝授しますよ。お楽しみに!
  

Posted by nunobiki_classics at 00:06Comments(0)布引流英国車講座実技編

2017年04月05日

1964 TRIUMPH T120R BONNEVILLE レストア作業報告


これからの高速化時代を見据え、プリユニットモデルに見切りをつけたトライアンフ社はニューモデルへと舵を切る...時に1963年、エンジンを一体化したいわゆる「ユニット650」の誕生だ。一見順風満帆に見えるその門出とは?更に現代に於いて意味するものとは?・・・皆さんと共に見て行こう…


ある日、美しい女性を携えてひとりの好青年が事務所を訪ねてくれた。私好みな差し入れを手に 「アーリーユニットに乗りたいんですけど…」  潤沢な資金が無ければ話しは受けないよ…との私の話に理解を示し、彼は目一杯の資金を確保してくれた。


後に現地のバイヤーから連絡が入り即決した。現存数の極端に少ない1964モデルに悩んでいる暇などない。市場に出回る事すら珍しい個体を先ずは押さえる事。それがアーリーユニット650のセオリーだ。


現地でのこの車体は評価は「Great Condition!」、こちらで言うところの「極上車」だ。それでもこうして分解する。


この世界では他人の評価を鵜呑みには出来ない。フロントフォークのシールホルダー内部を覗く…この絵の意味が分かるだろうか?


フォークを一旦沈めると上がらないのはそれだけが原因じゃない・・・サイズの合わないブッシュを強引にかち込んである亊にもよる。丁度のサイズに削ってやる。


只、古いモーターサイクルのサスペンションに現行車の様な精度を求める事はナンセンスだ。車体全体として全く面白味の無いモノになってしまう。精度の低さ、作動性の悪さ…そうしたものが相まってクラシックモーターサイクルの味を醸し出す。


最早、レストレーションではステンレス製のスポークに替える事が定石となった。けれど出来る事なら当時のモノを後世へと継承したい。赤く輝くステンレスよりも剥げた亜鉛鍍金の強烈な凄みを知るべきだ。


リムも同様に一旦分解しきれいに点検洗浄する。ここで注意すべき点はみだらに再メッキを掛けない事だ。少しの傷や薄くなった表面に神経質になるよりも、ずっと使われて来たその表情を時代の粋として受け止める事の方が大切な事なんだと知らなきゃ一人前とは言えないよ。


ミドルに使う年式違いのドラムを元のモノに戻してやる。今回は幸いにも当時モノのドラムが手に入った。それも新品だなんて笑ってしまった。


私が嬉しいのはベアリングについた当時のグリスだ。「おーっ!50年前のグリスかっ!・・・」一度も路上を走る事なく変質する、当然の事ながら潤滑材としては使えないけれど、運んで来てくれた当時の空気感だけで一日幸せになれたんだ…


次はエンジンだ。全てを剥ぎ取り内部を確認する。まぁいろいろ有るのは致し方ないが、なんの不具合も無ければ有難いと思うのが本音だ。


しかし、トライアンフのケースは良く割れる。薄い肉厚だからこうしてクラックが入る。更にこのエンジンの場合、殆どに亀裂に欠損がある。全てのメネジを手直しするなんて、こりぁ大変なんだよ…


頑固に外れないカバーを取り外すと以前に何処かで直した跡がある。左2本、明後日の方向を向いているスタッドボルトに遭遇した時、皆さんなら一体どうする?…


このヘリサートの立て方ではこの穴はもう使えない。一旦削り取りアルゴン溶接で肉盛りする。それも出来るだけ外部から修復の跡が見えないように心掛ける…


そして、エンドミルで面を慎重に削り取り・・・


慎重に確認した位置に下穴を開けた後、ヘリサート用のタップでネジ切りを行う。何れの場合も直角と強度の確保がポイントだ。


先の写真と比べて欲しい、スパッと角度が出ているのが分かるだろう。今やどこでもヘリサート加工をやる時代だが、作業者によるレベルの違いが有ると知るべきだ…


その上で体裁の良さにも配慮する。こうしたボルトナットの類を総じてファスナーと言うが、こうしたモノこそが質の高い整備に配慮すべきモノ。ステンレス製に交換されたエンジンはそりゃぁ輝き美しいだろう。しかし、古い亜鉛鍍金の残るナットで組まれたエンジンを作る事は、本来私が目指すべき道なんだ。


オイルラインを洗浄しバランスを取る。シェルは慎重に選択しメインベアリングも万全を期す。トラらしくガツーンと廻ればそれでいい?・・・そんな低次元な話しとはさよならだ。ユニット650としては古典的な廻り方をするこの時代のクランクがアーリーユニット650の粋なんだ。


インレット、エキゾースト、双方のカムにタペットも完璧に仕上げる。互いの接触面は美しく輝き、これからの長き使用に絶対的な安心感を与える。ここはこうしたエンジンの肝に当たる場所。エンジンの寿命にも大きな影響を与える大切な部分だと言っておく。


トラのヘッド廻りは弱くヘタリが早い。四つのガイドを交換しシートカットを施す。バルブステムとの擦れ具合も強過ぎず軽過ぎず丁度の塩梅に持っていく。更にシートの当たり幅にもきちっとさじ加減を決める。


ピストンは新しく、各クリアランスも私なりのさじ加減だ。この辺りの値を軽く見てはいけない。二つしかないロングストロークエンジンではその違いがてき面に出るから尚更のこと自分の値を持つべきだ。


重い鋳鉄製のシリンダーに銅製のヘッドガスケット・・・性能よりも絵柄を重視する事もある。それは絶対に外せない英国車の粋だからだ。


この時代のシフト操作とはトライアンフを語る上で特徴的で、その意味を知るべきだ。「必ず理解して走るべし!頭を使って走るべし!」それがトラ使いへの第一歩だ。


キャブレターは、1964から389となる。このモノブロックキャブは1964年製造当時のモノだ。それはそれは調子が悪かった。黒煙を吹きスパークプラグは黒くエンジンの始動も困難、アンチモン製のボディーは当然の如く既に寿命が過ぎている。「クッソー意地でも直してやるっ!」こうなったら根性論だ。


そして、快調になったキャブのフロートチャンパーに着く3個のスクリューは当時レーシングとしてオプション設定されたモノ。で、このワイヤーロックを見て欲しい。現代では2本を撚線にしてクルクル巻いて使う。けれど私はここをわざわざシングルで巻いている・・・なぜか?そう、これが時代の風情。この頼りない景色こそモノブロックの粋なんだ。(因みにこのベロシティスタックはオーナーからのリクエストだ。)


ここで1964の特徴的な箇所を解説しよう。これはリアのブレーキのロッド廻り。これがリアのショックアブソーバーの外を通るのは1963と1964だけのモノ。後のモデルはずっと内側を通るけど、それでもこれが格好良いと言い切って欲しいんだな。


この一番下のステイは先代から続くスタンドの機能を兼ねるもの。要するにダートを走る時代だからパンクが多い。すると中央のナットを緩めるとこのステイがタイヤを浮かせるスタンドに早変わり。これも1964で最後となる。こうした事も知っておくと楽しくなる。


これはご存知スミス社製の通称グレイフェイス。今までクロノで見辛いものが「ズーーンッ!・・・」と連続的な動きになり評判は上々。ユニット650での元年が1964年だと知っておこう。


1964ではこのシンプルでスリムなスロットルラバーが正式だ。そして、そのスロットルホルダーはアマル社製で開度は90度となる。これが運転操作を難しくしている。緩慢なモノブロックキャブレターを微調整しながら走らせるのには90度は狭すぎる。「スロットル操作が大切なんだよっ!」とウダウダ言う私の真意がここにあるんだ。


なんだかんだと時間を要し1964ボンネヴィルは完成した。電装系統を含め多くの作業を経て完成した。程度の良いモノが極端に少ないグリルドバッヂモデルに簡単に手を出すな。下手なプリユニットモデルよりも資金が必要なんだと皆さんには言っておきたい。そして各部を点検し明日はいよいよ試運転だ。


「ザッバー・・・シュワシュワシュワ・・・」新規検査に登録を済ませ、さらりと試運転に出掛けた。ここは私の大好きな丹後半島。何時訪ねても清々しい気持ちにさせてくれる私の心のよりどころだ・・・


そして納車の朝、彼にいろいろと説明して昼からいよいよエンジン始動だ。
「こうやって、ああやって・・・」 そして 「ズッバババーーァン!・・・バッバッバッバッバッ・・・」 順調な滑り出しだ。


二人でタンデム走行してある場所まで移動する。走りながら「シフト操作はこうして・・・ここが大事だから・・・」 彼は後ろから私の操作を見て 「フムフム・・・」 そして、着いたらスパルタ教育だ。「走れっ!・・・もっとスロットル開けろっ!・・・」


「結構、難しいなぁ…」とか言うから、とにかく走らせた。「ズバッバッバッバッ・・・チャッ・・・ズバッバッバッバッ・・・」暫くすると慣れて来て結構開けて走っている。サウンドが廻りの景色にこだまして結構いい音してんだ。「大丈夫だ、彼は上手になる・・・」


そして、彼がオーナーのI氏だ。感じの良い好青年。カワサキの650からの乗り換えだと言う。それにしても時間がかかってしまった。待つ者の身になればそれは苦痛だったはずだ。この場を借りてお詫びしたいと思う・・・更に今回は予算的に是非ともやりたかったペイント作業には手を付けられなかった。また、少しずつ費用を捻出してもらい依頼して欲しい。


外からは分からない状態の悪さはクロスバッヂモデルの常だ。しかし、今回この車体は誰にも負けない高品質なモノになった。その自負を抱いて大いに英国車ライフを楽しむ事が大事だ。


更に彼に頼みたい事は遠慮せずガンガンに走って欲しいという亊だ。トライアンフとはヨロヨロ走っちゃいけない、ガツーンと廻す性格のモノなんだ。こうしてコーナーを立ち上がる時「ズバッバッバッバッバッ・・・チヤッ・・・ズバッバッバッバッバッ・・・」っと90度のスロットルホルダーをじんわりと廻しながらも大胆に開けて行けーっ!・・・それがユニット650の正しい使い方なんだ。


そして、同時に愛車を労わっても欲しい。ガツーンと走った後には洗車バケツをもって丁寧に洗ってやって欲しい。鉄で出来た1964年製の機械は手入れをしなきゃ生きていけない。これからこのボンネヴィルが生きるも死ぬもオーナーの手入れ次第。どこに行っても「きれいだねー!格好いいねー!」と言われる事がこれからの君の務めだ。彼がこれから10年20年と年輪を刻んで行ってもそこには何時もこの1964年製のボンネヴィルが・・・そっと佇んでいて欲しいんだ・・・

2017/4/5 布引クラシックス 松枝

試運転の詳細
一般道走行距離・・・・・・316.1km
高速道路走行距離・・・・・20.9km
総走行距離数・・・・・・・・337.0km
使用ガソリン量・・・・・・・・・11.8L
燃費・・・・・・・・・・・・・・・・・・28.5km/L





#TRIUMPH,#BSA,#NORTON,#BRITISH MOTORCYCLE,#BONNEVILLE,#T120R,  

Posted by nunobiki_classics at 20:53Comments(2)作業報告 トライアンフ編

2017年03月26日

ストリート&バイカーズNO.184 掲載して頂きました!


ストバイNO.184 5月号発売です!今回は「いま欲しいのは"こなれ感"」・・・段々と難しい方向に行ってる気がしますが「こなれ感ってなんだ?...」 で、松枝は皆さんに言います。「布引クラシックスのオーナー諸君+α、関係ないんじゃないんですよ!皆さんに最低限度必要な事が書いてあるんですよ!」 是非、今月号買ってお勉強致しましょう!ストバイの購入はコチラ!


で、今回も取材して頂きました。ギアがどうのこうのと書いてあります。本人の記事を本人が読んで「こんな事言ったのか?フムフム・・・」みたいな...いつも精力的な取材、感謝してますよ!


次に、「布引流英国車講座実技編」の様子も載せて頂きました。布引クラシックスではビギナー対象にこんな事やってますなんて紹介頂いていますよ。参加頂いた愛媛のО氏、謎の女Aさん、パティシエLさん、ありがとうございました!内容はコチラ


そして、私の仕上げた車両にお乗りのオーナーの方2名、プロダクションレーサーの氷見氏にトロフィーの中野氏も格好良く載せて頂きましたよ!本人以上に松枝も嬉しいっすよ!氷見氏のプロダクションレーサーの記録はコチラ、その1その2その3最終回。中野氏のトロフィーの記録はコチラ、その1その2
ストバイ編集部の皆さんお疲れ様です、また次号も面白い内容期待していますよ。ご一緒にモーターサイクル業界盛り上げて行きましょうね!松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 20:03Comments(0)お知らせその他

2017年03月21日

イベントのお知らせです。4月に山中湖です! 6th TRIUMPH RIOT


4月16日午前10時よりトライアンフのイベント 「 6th TRIUMPH RIOT」 ありますよ。場所は山梨県は山中湖、新東名飛ばして行きますか?皆さんも是非参加しては如何でしょうか?「行きますっ!」って方、松枝まで連絡ください。また、事務所にフライヤー届いてますので遊びに来てくださいね!松枝  
詳しくはコチラ「 6th TRIUMPH RIOT」を御覧ください。  

Posted by nunobiki_classics at 22:10Comments(2)お知らせその他

2017年03月07日

2017第三回布引流英国車講座実技編オーナーズクラスご案内です。

諸般の事情によりオーナーズクラスの日程変えました。(ご協力をお願いします。)
開講日時・・・・・2017年4月23日(日)
開講時間・・・・・午前10時
場所・・・・・・・・・布引クラシックス事務所
持ち物・・・・・・・やる気
その他・・・・・・・少人数制 早目に申し込んでください。
※ビギナーズクラスの方で今回の内容を是非学びたいと言う方は松枝まで連絡ください、調整します。


午前中・・・・
・難解な電装系統について学びます。「なぜ、エンジンはかからない?なぜ、途中で止まってしまう?」 充電の仕組みに点火装置の解説、更に何に気を配るべきなのか?英国車上級者としてピシっと知識を身に着けます。予習はコチラ

昼食・・・
弁当、味噌汁、飲みものはこちらで用意致します。おやつの持込大歓迎!楽しくお勉強致しましょう・・・


午後から・・・
・最も皆さんに役に立つキャブレターの話し。「どおしてエンジンの調子が悪いんだろう?全然分かんねーや!」現代人に於ける古い古ーい英国車のキャブレター学を説きます。事前に読んでください。コチラ


布引流オイル学・・・あちらこちらで言われている英国車に適したオイルとは?一体に何を信じればイイんだい?布引クラシックス松枝が本当の話を致します。事前に読んで参加しましょう。布引流オイル学 Vol.1,Vol.2,Vol.3

夕食・・・
・食事をしながら個別相談会開催、普段聞けない事をこの機会に聞いてみましょう。では、ご参加お待ちしてます!布引クラシックス松枝
申し込みは、090-8466-9959、079-557-1203 メールinfo@nunobikiclassics.comまで  

Posted by nunobiki_classics at 11:57Comments(2)布引流英国車講座実技編

2017年02月28日

第三回布引流英国車講座納車待ちクラスご参加ありがとうございました!


「第一回と第二回は面白く無いですよ!」 当初、皆さんに申しました。そして今回からからビギナー講座はいよいよ実践編。始めて触れる実車の感触・・・ワクワク、ドキドキ・・・期待が高まるーっ!
今回の参加者は、1965のボンネヴィルの愛媛のオオモトさん、同じく同年式のトラを待つ謎の女Aさん、BSAのA65のパティシエ LENAさんです。そして、A65のBさんは海外出張で止む無くキャンセル、1964年のボンネヴィルCさんはドタキャン‼ という訳で少数精鋭、布引クラシックスが本来求めていた少人数制で午前中の講義は始まりました・・・。


今回は英国車を始動するまでのイロハを学びます。 「現行車の事はもう忘れて、一から始めよう!」 「エンジンの始動は力ではなくリズムなんだ・・・強く蹴ってもかからないよ・・・」 「1・2・3・・・・グルンッ・・グルンッ・・グルンッ・・なんだ・・・」 意外にも松枝の説明は抽象的。


難解な始動装置もマスターしなければなりまぜん。 「チョークレバーは戻して効かせて・・・微量引いて行くんだぞ。」 「ティクラーは指で押して状況に応じて合わせよう・・・こんな感じだ・・・」 一人前になる為に必要な知識を頭に叩き込みます。


「とにもかくにもスロットルの合わせ方が全てだ!」 「現行車のように待っててもかかんねぇぞっ!」・・・お昼も廻りそろそろお腹も空いてきましたよ。


ランチタイムの後、本職のパティシエであるLENAさんが作ってくれたケーキ。今日メインで参加するはずだった1964のボンネヴィルCさんの完成祝いをするはずがなんとドタキャン!彼の為に用意してもらったこの素晴らしいケーキを一体どうするんだい?皆で 「Cさんサイテーッ!もう無視して頂きましょう!」 美しい仕上がりのケーキをそろっと口に入れると 「うっウメー!」 冗談抜きに上品な甘さとイチゴと生クリームのハーモニーが素晴らしい!なにより「TRIUMPH T120R」のクッキーが的を得ている!。パティシエLENA嬢、おいしゅうございました・・・レナ工房はコチラです。


(因みにこれがCさんの納車目前のトライアンフ。布引クラシックスでレストアした現存数の極端に少ない1964のボンネヴィルです。内外共に素晴らしいモノに仕上がりましたよ。間も無く試運転の報告致します。)


お腹一杯になったところで午後はいよいよ実技です。実物を前に松枝が説明開始!「てめぇらっ、やる気あんのか?!・・・オーッ!」 「・・・しくじるんじゃねーぞっ!・・・オーッ!・・・」 超体育会系布引流スパルタ教育の始まりです!


「かかったら、まずここの回転まで右手でキープしやがれっ! 一度かけたら死んでもエンジン止めるんじゃねーぞっ!」 「オーッ!」


男オオモト、最初に挑戦!では、人生初のスターターレバーを踏み込みます 「おりゃーっ!・・・」 かかりません・・・ 「おりゃーっ!・・・」 かかりません・・・何度やってもかからない。外は真冬の寒さなのに額には汗びっしょり・・・初めての挑戦に力み過ぎている。 「軽くやってごらん・・・」


「ほら・・・スターターシャフトの中心を見て、シャフトを廻すんだったろ?・・・」 「あっそうか・・・グルンッグルンッ!・・・ズズッン・・」 あっ!反応した・・・軽くリズムカルにやるとコツが掴めてきた、すると・・・「グルンッグルンッ・・・ズッ・・ズッ・・ズッバッバッバッバッバッ・・・」


 「ウォーッ・・・か、かったーっ!・・・ヒィーーン・・・ズバッズッバッバッバッバッバッ・・・」 男オオモト、感動の瞬間です!


次は同じくボンネヴィルを注文頂いた謎の女A 「行きまーす!」 始めて来店した時、「そんな棒みたいな細い体にはトラの650は無理だっ!」 と追い返した・・・それでも 「私、トライアンフ乗りたーいっ!」 って言うんだよ。


当然のこと彼女には難しい。痛い思いをして諦めて帰ってくれ・・・案の定、苦戦している・・・「よいしょっ!・・・よいしょっ!・・・もう一丁!・・・」 彼女の意気込みとは裏腹にトラは全く無反応・・・


「やめりゃいいのに、まだやるの?・・・」 女の意地とは恐ろしい、段々と激しさが増していく・・・男オオモトもドン引き、避難開始! 「なんだこのおんな・・・すげーっ荒れ狂ってきたぞ・・・」 長い髪を振り乱し妖怪のように暴れている・・・


すると 「ズッズッ・・・ズッバッバァーーンッ!」 事もあろう事にエンジンかかったぞ!!


「バッバッバッバッバッ・・・3千キープしやがれっ!」 「死んでもエンジン止めるんじゃねーぞっ!・・・ハーイッ!」 女の底力を実感致しました。


続いてBSAのA65のパティシエLENAさん、今までの二人とは相反していとも簡単にエンジン始動! 「ズッズッバッバァーーンッ!・・・バァーーン・・・バァーーン・・・」 スロットルあおって遊んだりして楽しそう。


「バァーーン・・・バァーーン・・・」 振動で後ずさりするトラを後ろから大本が必死に抑えるも、パティシエLENAはルンルンの笑顔でご満悦!? 「なんだよ・・・そんなに簡単にかけるなよ・・・」 講師松枝は二人の女性がここまで簡単にかけるとは思いもしなかったのでありました・・・


更に布引流英国車講座は続きます。「次は走りだっ!・・・」 各人、エンジンの始動、発進!ローギアからセカンドギア、サードギアにトップギアへと・・・「いいかっ!・・・クラッチは底まで握れっ!・・シフトは丁寧に踏み込めっ!・・・エンジンはズッドーンと廻すんだぞっ!・・・オーッ!」


「頭を伏せろっ!・・・スロットルをもっと大きく開けてっ!・・・オーッ!」 一般道からワインディングロードに高速道路に至るまで、その走り方をイメージトレーニング。初めての英国車のエンジンを始動してそのサウンドとバイブレーションを体験する・・・完成した暁に実際に乗る時に、今日の体験が必ず役に立つ、そんな講習会となりました。


そして、当店の社員食堂化している「牛屋たなか」で反省会。(牧場直営店、旨い肉がリーズナブルに食べられる)コチラ


左からA65のパティシエLENAさん、トラ650の謎の女Aさん、1965ボンネヴィルのオオモトさん。布引クラシックスオリジナルラグランTシャツとカレンダーを手に家路に着かれましたよ。

では、感想を頂きましたのでご紹介いたします。

男オオモトさん。
「やはり少人数なのが良かったです。一人当たりの充実度が高くて・・・今日は、自分のボンネヴィルのエンジンを始動出来て感動しました。ありがとうございました!」

謎の女Aさん
「トライアンフの始動とっても感度的でした!びっくりしてあたふたしましたが(笑)。チョークやティクラー、キャブ(気化器)の話もとても勉強になりました!本当に1日ありがとうございました!」

パティシエLENAさん
「トライアンフのエンジンをかけるなんていう貴重な体験をさせてもらい「乗りたい!」って気持ちにさせられちゃいました。 まだまだ勉強・体力足りませんが…エンジン始動出来て感動!ひとりではしゃいでしまいました!楽しい一日でした!」

総括
皆さん、初めて英国車のエンジンを自分の力でかけた時の事、覚えていますか?あの感動を今も覚えていますか?今回の講習を受けて頂いた3名の方はもちろん未だ始まったばかりです。不安で先の見えないトンネルの中・・・それでも今日、自分の足でかけたこの経験で一抹の光明が見えてきた。ぐっと自信を持つ事が出来きたんだ。・・・勿論、誰にでも未知への不安は有ります。何度も言いますが古い英国車は今のバイクと同じではありません。暑い湿度の高いこの日本で上手に英国車に乗るための知識を自分の身体で体感する事・・・それはとっても大切な事なのです。そして、「布引クラシックスの顧客たる者、クールに走れっ!」 これが布引クラシックスで英国車を売る時の絶対条件。要するに「下手クソには売らん!是が非でも上手になれっ!」 次の第4回は「布引流英国車走行術」 待ち焦がれた愛車が納車され公道デビューする時にガツーンと走れるように学びます。受講生の皆さん、第4回も必ず参加して頂きたいと思いますよ。では・・・    2017.2.26 布引クラシックス 松枝  

Posted by nunobiki_classics at 20:31Comments(0)布引流英国車講座実技編

2017年02月05日

ストバイ3月号発売してますよ!


寒い冬は本を買って自宅で読んでみては如何ですか?
「ノームコア」ってところではメグロ、カワサキのWの特集やってます。英国車党の皆さん、一度読んでみてください。「バイクに国境なんて無えぜっ!」 ね、楽しさなんて国が違っても不変なのです。布引流英国車上級者である皆さんなら分かるはずですよね。
そして、松枝個人的に最も気に入ったのが「タイヤができるまで」コレめっちゃ面白いです。皆さんタイヤタイヤと軽く言いますけどこんなに深さがあるなんて超おススメですよ!
ストバイの購入はコチラから!  

Posted by nunobiki_classics at 20:38Comments(0)お知らせその他

2017年01月22日

この春から英国車に乗ってみませんか?

布引クラシックスでは、「安心の英国車」を販売しています。それは「裏表のない仕事」、絶対に知らぬ存ぜぬとは申しません。折角お越し下さる皆さんを裏切るような事はしない・・・それが布引クラシックスのモットーです。そんな中、この春に乗れる英国車を2台ご紹介したいと思います・・・


1973 NORTON COMMANDO 850 Interstate Mk1A
1970年代に入ると各メーカー共、パワー競争時代に突入。ノートンコマンドも750から850へと拡大しメードインジャパンにイタリアドイツ勢を迎え撃ちます。太いサウンドとトルク感、走る事の喜びを大いに実感できる850。布引クラシックス松枝お薦めの一台です。詳しくはコチラ


1966 TRIUMPH 6TA THUNDERBIRD
エンジン、車体共に快調な650サンダーバードです。もちろん長距離ツーリングもお手のもの、走る事が好きな方、遠くに行く事が大好きな貴方、この機会に是非ご検討ください。詳しくはコチラ


1975 NORTON COMMANDO 850 MarkⅢ フルレストア車
こちらはフルレストア車両製作中のご案内です。1975年に登場した左シフトペダルにセルモーター装備のノートンコマンドファイナルモデルです。英国車の魅力は足で始動する事!「セルモーターなんて・・・」偉そうに言う輩も居る事は居ます。しかし、乗ってみると「これってイイじゃん!」乗った者にしか知り得ない魅力有るスーパーマシン。そして「足に怪我をしていて・・・めっちゃ体重軽いんです・・・」 他人には分からない事情をお持ちの方も居ます。ですから、「何も恥ずかしがる事など無い!スターターモーターに左シフトを堂々と使うんだっ!」長年英国車に携わる布引クラシックスが貴方の背中を押させて頂きますよ!是非ご検討ください。(この車両は春には間に合いません・・・)詳しくはコチラ

お薦めします!
如何ですか?今の乗られている皆さんの愛車もそれはそれは良いと思います。我が英国製のモーターサイクル達とは、皆さんの大好きな現行車や今流行のバイクに較べたら幾分地味かもしれません。しかし、人には言わずも自分の生き方に誇りを持って生きている皆さん達。これから乗るバイクがどんなモノであるのか一度考えてみては如何ですか?華奢な車体に細過ぎるタイヤ・・・全く吸収しないでたらめなサスペンション・・・650㏄しかない古臭いOHVツインエンジン・・・しかし、モーターサイクルの本場欧米では、こんなモーターサイクルを今でも愛して止まない・・・その意味を体験してからでも遅くはないと思う訳です・・・どうぞ、今一度英国製モーターサイクルをご検討ください。2017.01.22 布引クラシックス 松枝
問合せは以下です。お気軽に・・・
電話079-557-1203
携帯090-8466-9959
メール info@nunobikiclassics.com  

Posted by nunobiki_classics at 17:52Comments(2)お知らせその他