2017年11月23日

国道173号線通行止めのお知らせ 布引クラシックス通常営業中!


台風21号により、現在国道173号線が土砂崩れの為に通行止めとなっています。


通行止め区間は、大阪府側の「能勢町天王交差点」から兵庫県側の「安田西交差点」です。布引クラシックスは丁度安田西交差点より数百メートルの通行禁止区間に当たります。写真のように通行禁止の看板が出ていますが、「安田西交差点」からは「途中まで行きたいのですが・・・」と警備の方に言えば通れます。「天王交差点」からは以下の迂回路を使用してください。また、現在開通の見込みは不明との事です。
また、行きたいけど行けない!って方は、090-8466-9959 まで連絡ください。よろしくお願い致します。2017.11.23 布引クラシックス 松枝


迂回路その1


迂回路その2

以下、兵庫県、大阪府による告知です。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/tnk10/documents/173tuukoudomebira2.pdf

http://www.pref.osaka.lg.jp/ikedo/news/index.html
  

Posted by nunobiki_classics at 11:48Comments(0)お知らせその他

2017年11月13日

販売車両TRIUMPH TR6 Trophy Special 作業状況のご報告


・・・ご無沙汰ではございますが、布引クラシックスは販売用の車両の製作もちゃんとやってますよ。


エンジンに電装系統と作業は進み、現在車体の作業中です。


ホイールはクラシックモーターサイクルに於いて大事なモノ。しっかりと作業致します。ホイールはリム組の後、車体に合わせて再度位置調整をします。


やはりスポークは、ステンレス製よりもスチール製、それもオリジナル品を再メッキするのが最も雰囲気が出ますね、そして布引クラシックスではしっかりと亜鉛鍍金してますよ。


ちょっと話はそれますが・・・これは「タイヤセキュリティボルト」と言って、今で言うところの「ビートストッパー」。当時の道路事情は未舗装が大半。ロードモデルでもしっかりとコレが着く。で、これは当時からのUKダンロップ製のオリジナル品。取り付けてしまうとタイヤの中で見えないモノだけど、こうした時代を語るモノはちゃんと取り付けてずっと大事にするって事が大切なんだな…


話は戻りますが・・・ハブにブレーキドラムにスポークと再ペイントも含めて美しい仕上がりました。リムは当時のオリジナル品「DUNLOP RIM」になります、格好良いです。


タイヤは定番中の定番「DUNLOP TRIAL UNIVERSAL」 これも美しいタイヤですね。型がカッコイイです。


全体の感じです。タイヤにエキゾーストシステムも取付終わり、随分とボリューム感が出て来ました。

この後、コンペティション用のアロイ製マッドガードの取付、ぺトロールタンクのペイントと進めて行く予定です。進行しましたらブログでご報告致しますので是非ご覧ください。  2017/11/13 布引クラシックス 松枝




  

Posted by nunobiki_classics at 21:19Comments(3)販売車両英国車

2017年11月12日

布引流快走路ガイドその4 「国道429号線生野ダム付近」


兵庫県の国道312号線と国道427号線をつなぐ国道429号線。昔栄えた「生野銀山」と言えば知ってる人多いと思います。その生野ダムの湖を「銀山湖」と呼びその付近の道が中々良い所なんです。


秋はこんな風に紅葉の名所に・・・ポイント見つけて写真を撮って、また走る・・・


初夏は瑞々しい新緑が美しい・・・時々写真撮っては青垣峠で引き返し、帰りは走りに専念する みたいな…

ガイド・・・
この辺りは、適度なコーナーが連続するダム特有の道。少しサスペンションの具合を確かめたくなったら走りましょう。但し、紅葉の時期には観光するマイカーも居るので、是非大人の走りをお願いしたいと思います。

注意点・・・
青垣峠より東側は、林道的な酷道(舗装路)なので峠より西側が快走路になります。

合わせて行きたい付近の道・・・
四輪車も少ないコーナー楽しめる穴場ロード・・・国道427号線「遠坂峠」 四輪車に対向車が居なければ本気で走れる松枝イチオシの道・・・

まとめ・・・
では、今回のまとめをします・・・
・春から晩秋までの景色を堪能できる・・・
・道も適度なコーナーの連続でそれほど速度を出さなくてもそこそこ楽しめる・・・
・廻りに良い道が多い・・・
・帰りの西脇市ではお茶できる・・・

毎年11月は紅葉真っ盛り、是非皆さんも次の日曜日には出掛けてみては如何でしょうか・・・  2017/11/12 布引クラシックス 松枝

オプション・・・帰りに寄りたい店(何れも西脇市内です。)

「バーガークレイジー」さん、皆さん知ってる美味いハンバーガーの店、営業時間を確かめてから行ってくださいね。コチラ


「レ・ボ・プロヴァンス」さん、紅茶好きの松枝おススメの店。冬は暖かい「ロイヤルミルクティー」 更にスパイシーな「チャイ」なんかが冷えた体に嬉しいです…コチラ


「カリンカ」さん、川沿いのカフェ、タコライスとかマニアックなメニューも密かに在りますよ…コチラ

場所は以下です、参考に御覧下さい。



  

Posted by nunobiki_classics at 12:47Comments(0)布引流快走路ガイド

2017年11月04日

布引流神戸餃子の美味い店 台湾料理「梅春園」さん


「腹減ったなぁ・・・メシ喰うか・・・」っと、当たり前のようにサッと入る店ってありますね。神戸北長狭通の1丁目にあるこの店は正に行きつけの台湾料理店。愛想の無い厨房と日本語たどたどしい女性の対応と超狭い店内が「おぉーイイ感じ・・・」雰囲気を盛り上げます・・・(基本カウンター席で混雑時二階有り)


ここの「餃子」は肉の食感重視派、私好みで美味いんです。では、食べ方説明します。
味噌だれの調合
・味噌だれを備えつけの小皿に四分の三程度入れる。
・次に醤油を慎重にスッと少し入れ、更に酢をスッと同量ずつ入れる(入れすぎると風味台無し)。
・ラー油を入れたいけど無い(タレに予め入ってるから・・・)。

食べ方
・先ず箸で餃子を掴んで口元に運ぶ。
・次に、タメを作ってから一気に半分の位置めがけて「ガブッ!・・・」と喰う!
・そして、「・・・もぐもぐ・・・」っと味わう(味の分析とタレの分析)。
・更にもう一度タメを作ってから「ガブッ!・・・」(勢いよく!)
・そして、「・・・もぐもぐ・・・」っと味わう!(梅春園さんに感謝する・・・)

 この放り投げるような食べ方がポイント。女性の方もお上品に食べては駄目。タメを作ってガブッと喰らいつくってのが大事ですよ!。そして、男性なら2人前は食べたい、女性でも1.5人前は行きたいところでしょうか、他のメニューと上手く組み合わせてくださいね。※・・・ここの餃子にはニンニクは入っていません。神戸のレベルの高い餃子にはニンニクは入りませんから!


そして、大のラーメン嫌いな私が唯一食べるのが「愛愛」さんコチラと、ここ「梅春園」さんの「汁ソバ」だけ・・・ここは平たい麺、スープはすっきり透明の私好み。「ズズズーッ・・・」っと汁ソバすすって「ガブッ!・・・」と餃子を食べて、また「ズズズーッ・・・」っと汁ソバすすって・・・みたいな。ラーメン嫌いの私が大好きな麺、皆さんにも必ずや気に入って頂けるかと存じます・・・(※ポイント・・・カウンターにある胡椒を多めにかけると味がグッと締まります。) 


更に、これは「鶏の唐揚げ」 これもワイルドです。骨付き肉をドーンとぶった切ったまま揚げたもの。から揚げの中にバンバン骨があってそれ避けるように食べるのがまた美味い!・・・まるでスペアリブの様な感じでイイんです・・・。その他に「腸詰」「ちまき」「空芯菜炒め」とかもおススメですね。

如何ですか、神戸人の生活に組み込まれた普段着な店、言い換えれば県外の人には絶対に辿り着けない地元ならではの店「梅春園」さん。「ガブッ!・・・」っと食べ方を実践できる方、是非訪ねてみては如何でしょうか・・・ 参考にコチラ    2017/11/4 布引クラシックス 松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 12:42Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年11月02日

1989 DUCATI 900SS プチ修理しました。


1989~1990の2年間のみ製造された新生900SS。純イタリア製最後のモデル、パンタ系750の非力さを払拭すべく大出力スーパースポーツとして再デビューしたものの1991年には早くもモデルチェンジとなった不運なモデルでもありました。


布引クラシックスでは、その昔ベベル系の750、900SSから750F1を多く手掛け時期もありましたね。その経験から言いますとこの1989~1990のSSは車体とパワーのバランスが良く超穴場モデル。マルゾッキ製のサスペンションながらドゥカティーとしては珍しく走りの実感が体に伝わる松枝おススメのモデルでもあったのです・・・


この900SSは、その昔現オーナーのGさんが布引クラシックスに注文してくれて私が仕上げたモノでした(嬉しいです・・・750F1も所有コチラ)。昨年にはフロントフォークの分解修理や・・・


前後のタイヤ交換など、いろいろと修理をさせて頂きました。ありがとうございました・・・
で、一年経って「ガソリン漏れます・・・」と連絡が・・・


見ると接続部のネジ山が疲労して効かなくなっている。これは換えるしかない。只、この時代の燃料コックは有るようで無い難解な領域・・・最近は随分マシにはなったものの、パンタ系からこの時代のパーツは正にブラックゾーン。そして、布引クラシックスは捜しました。着いているのは新品の燃料コックでサイズも何もこれ用のピッタリのモノ。へんてこなアダプターなど不要でスッキリ。


ついでに6mm径に変えられたしまっていた燃料ホースも8mm径に交換、更にクリップも由緒正しきこのスタイルに交換です。で、こう言った1気筒辺り450㏄を超えるような大排気量車では、ホースの内径はめちゃくちゃ大事なんです。市街地では問題なし・・・いざ高速道路に入りスロットル全開で加速すると「あれ?・・・吹けないよ!どっか壊れた???・・・」 ガソリンの流量が瞬間的に多くなる時にだけ不調を来すのですね。しかも、FCRなんぞを取り付けたこのエンジンでは尚更の亊ですよ。なので、最低限度内径8mm以上は欲しい訳です。更にどうせ交換するならやはりイタリア製のこのホースが似合う訳です。


そして、燃料タンクの取付の具合が悪いので作り物を・・・


微妙な寸法も自分で作れば可能、ラバーを作って嵌めて・・・


位置決めも決まり、左右のフレームに干渉用のラバーを取り付ければ重いガソリンタンクの荷重にも耐え易くなりますね・・・「ドゥオーーーーーン!・・・ドゥオーーーーーン!・・・(この900SSめちゃ速いです!)」これで、また暫くは安心して走れる亊でしょう。
で、今回の作業自体は何も難度が高いモノではないけれど、問題はこんな簡単な事でも 「パーツ無いんでできないんっすよ・・・」 と言って断られるってことなんですね。そして、直らないから乗れなくなって手放すしかない・・・不人気モデルとか希少モデルとかでも「おりゃーっ!俺が直してやる!ー」 と気合の入った修理屋が如何に大切なモノなのか・・・日本全国を見渡して皆さんも良ーく考えてみて頂きたいと思いますよ。 「ヘンテコなバイク乗りの夢を叶える布引クラシックス」 それも布引クラシックスの別角度の顔なんですね。 2017.11.02 布引クラシックス 松枝
1989 DUCATI 900SS オーナー 神戸市 G様 ありがとうございました。


  

Posted by nunobiki_classics at 16:39Comments(2)作業報告 その他

2017年10月29日

1970 BSA A65L Lightning 納車報告


今回直輸入したA65L、開梱すると47年前にタイムスリップしたような姿に唖然とする・・・実走行たったの2500マイル、機関から配線から1970年そのまま・・・あくまで時代感を保存するかの如く作業を始めた。


早速、クランクシャフトを調べる。振れもオイルラインの汚れも無くほぼ未使用状態。そして、スマートな形状のカウンターウエイトを持つ反面フライホイールは巨大だ。


実のところA65は75mm×74mmのボアストロークを持ち、他社の650㏄ツインエンジンとは一線を画す。360度クランク、短いコネクティングロッド、ショートストロークレイアウト、重いフライホイール・・・これがA65の特徴だ。


このピストンは勿論オリジナル品で一度の焼き付きもないグッドコンディション。無論リプレイス品よりも古典的であるけれど、熱的変化を感じ取る事や、オイルの焼ける匂いを知るって事は英車乗りのとして大切な財産になる。


一度のボーリング加工も受けてないシリンダーの摺動面はメーカー出荷時の粗いホーニングラインが残る。そして、底面が広くどっしりとした形状は上下の振れに圧倒的に強い。


シリンダーヘッドには必ずバルブを保持するバルブガイドがある。これがどの英国車も弱く、少ない走行距離でもガタが出る。4本共に抜き取り、100分の1mm単位で丁寧にリーマー加工を施し完全なクリアランスを持たせた。


バルブの当たりは意外にも粗く現行車から見るとやってないも同然だ。只、廻ってしまえばその影響は実感し辛く平然と走れる。只、実際に作業するとなると、これがどうしても正確に当たりを出してしまうんだな・・・


A65のギアは素晴らしいぞ。部品の多くを分解せずに脱着出来るカートリッジ式でその出来栄えも良い。但し、シフトシステムは古典的でストロークも長く剛性も低い。この辺りは使う者が機構を理解した上で操作したい。


ギア間の接続は、このように大きなドッグを用いトライアンフとの差別化を図る。各メーカーが勝手気ままに設計した時代に終わりを告げ世界標準に進もうとする非常に興味深い箇所なんだ。


これはエンジンのタイミングサイド。各軸間の距離が近くなり、更に各々の壁が厚くしっかりと出来ているのが分かるだろうか?


こちらがドライブサイド、クランクケースの全てを舐めるように見てみよう・・・他の英国車に比べて剛性の高さは一目瞭然、これがA65の特性の源だと知っておこう・・・(※一番大事なところ)


右側はクラッチ、左は発電用のルーカス社製RМ19。それをつなぐのはスリーロウズのプライマリーチェーン。この容量の大きなチェーンと軸間の短さに高剛性なクランクケース・・・これが味噌なんだ・・・


このピボット部は大切だから入念に見る。全てを洗浄しガタを確認し新しくグリスを入れ替える。賢いモーターサイクリストならステアリングとここの働きを理解して走らせている・・・さて、皆さんは如何なものだろうか・・・?


これは50年物のフロントフォークオイルで粘度はシングル20番だ。水分や空気と混ざり正にエマルジョン状態、もうオイルとは言えない代物だ。だが、笑っている場合じゃない。皆さんはフロントフォークのオイルを何時換えた?定期的に交換すべきモノだと知っているだろ・・・


ここはモーターサイクルの要、リジットであろうがチョッパーであろうが、どんなモーターサイクルでも車体の要だ。・・・コーナーが近づいてくる・・・車体をスッと傾けた時・・・ここのベアリンクがどう動いているのか?・・・自分の感覚で感じ取ってみよう・・・きっと新たな境地を見い出せるはずだ。


これがA65のフレームだ。車体中央部の剛性がすこぶる高められているのが分かる。エンジンプレートを屈指して軽く最低限度の剛性を確保するトライアンフユニット650とは対照的に車体自体で十分な剛性を確保するA65。正にこのガンとした強さを是非とも記憶してもらいたい。


そして、1970年製のA65Lライトニングがようやく完成した。エンジンの中から車体に至るまで恐らく世界中で最も状態の良い部類だ。流石の私も手元に置いておくべきだったと後悔する・・・そして、新規検査登録を受け試運転の準備をする。「ズッズッズッズッズッズッ・・・ズッウォーーーーーン!・・・」 サウンドは他のブリティシュとは異質で、それでいてバイブレーションは良い意味で強烈だ。


スロットルを開けて走り出すとその感覚の違いが魅力的だ。ショートストロークのストレスない吹け上がり感も素晴らしい。 「ドゥォーーーーーン!・・・んっコンッ・・・ズッウォーーーーーン!・・・んっコンッ・・・」 シフトチェンジシステムは古典的でストロークも長く剛性も低い、速くやろうとするよりも逆に大らかに操作する事がコツだ。


そしてA65の上手な走り方とは「全開走行あるのみ!」だ。タラタラ走るとかトロトロ走るなんぞもっての外!「ドゥォーーーーーン!・・・」 好きなだけスロットルを開けて走るべしっ!


緩い登坂を見つけたら練習してみよう。先ずは「1速2速とスロットル全開で走れっ!」次に、「3速全開したらフライホイールの勢いに意識を移せっ!」 そして、「4速全開!どんどんとフライホイールに勢いをつけろっ!」最後は、「後はハンドルしっかり持って、突っ込まないように注意しやがれっ!」・・・・・こうするとフライホイールの動きが良く分かる。自分勝手にスロットルだけをあおっても駄目だ。素早く徐々に可能な限りフライホイールの回転数を上げて行く亊・・これが出来れば君も一人前のA65乗りだ。


次にコーナーもやってみよう。A65はトライアンフに比べて嫌でも後ろに座る事になる。これが味噌。更に意識してお尻を後ろにずらす・・・コーナーでは終始この位置を意識しよう。要する後輪の真上に座っている感覚で走る事が大事だ。更に頭の位置を下げ、タンクやフットレストを積極的にホールドする。これが出来れば苦手のコーナーリングも好きになれるさ。


「ドゥォーーーーーン!・・・んっコンッ・・・ズッウォーーーーーン!・・・んっコンッ・・・」このように、他の英国車と違いA65は全くの別物。高い剛性を持つエンジンと車体が、性能の良いエンジンのパワーを効率良く路面に伝えてくれる正に 「The British Dynamite!」 次世代を睨み先進的設計を備えた世界をリードすべきモデルのはずだったんだ・・・


そんなA65と旅に出る事は素晴らしい。久し振りに晴れた秋空の下、青い海を求めていつもの丹後半島へとやって来た。


皆さんは一人で旅に出るのだろうか?・・・たまにはひとり、遠くへ行ってみると良い・・・そんな時には海を目指して走ってみると良い・・・綺麗な夕陽を眺めに行こう・・・何処までも夕陽と追いかけっこをしよう・・・この美しい景色を見るだけの事がとっても大切な亊なんだって・・・


都会の交差点を走る事も良いけれど、遠くに行かなきゃ絶対に夕陽には会えないから、やっぱり行くべきなんだ・・・ブリティシュに乗って行く旅ってそんなに行けないから沢山行くべきなんだって・・・


私は今回渾身の力でこのA65を整備した、願わくばずっと幸せに過ごして欲しい。誰よりもオーナーと一緒に走ってもらって・・・誰よりも大事に洗ってもらって・・・誰よりもオイルを替えてもらって・・・それが私の心からの願いなんだ・・・「ありがとうライトニング・・・ここまで残ってくれて・・・」 私はそっとライトニングに頭を下げたんだ・・・             2017/10/29 布引クラシックス 松枝

参考データー
一般道走行距離   270.6km
高速道路       15.8km
総走行距離     286.4km

ガソリン使用量     11.4L(プレミアムガソリン)
燃費         23.7km/L

燃料タンク容量     9L(2gal.)

試運転コース    



  

Posted by nunobiki_classics at 18:57Comments(0)作業報告BSA

2017年10月22日

「ありがとう十二軒楼さん!」 大好きだったのに・・・


神戸市東灘区民に愛された中華料理店「十二軒楼」。岡本、摂津本山のずっと浜っ側、その名の通り十二軒道路沿いにこの店はありました。私は東灘のとなり芦屋市民ですが、この店に通って30年・・・大好きだったんです・・・


これは十二軒楼の「酢豚」。はっきり言います、この酢豚はあの「丸玉食堂」を押さえて神戸一番の味でした・・・酸味を控えたコクの有る旨味・・・布引クラシックスの忘年会も致しましたね・・・


更にそれを上回る「炒飯」。誰が何と言っても神戸一の味。30年前の若かりし頃、何も考えずにフラッと立ち寄ったこの店。何気なく頼んだこの「炒飯」を口に入れた途端目が点に 「うっ・・・美味いっ・・・」 それ以来私はここの炒飯を愛し続けました・・・


カメラを引くとこんな感じ。お決まりのスープもついてます。とにかく、これを上回る炒飯は神戸には存在しなかったのです!・・・


それ以外にも美味しいメニューが沢山ありました・・・特に好きだったのが・「手羽の唐揚げ」塩加減絶妙!ティッシュ付でした。


更に「レバみそ飯」ピリッと辛くて美味い!けど、量多過ぎ!等々・・・もっと写真撮っておけば良かった・・・


ある日の事、陸運局の帰りに十二軒道路を走っていると活気のない店に張り紙が・・・なっな何と閉店されていたのです・・・「ガーーーーンッ!」  ショックで目の前真っ白、頭の整理がつきません・・・


店内はこんなでした。右端がご主人…昔は元気な人で良く声をかけてくれましたが、次第に口数が減っていたのが気になっていて・・・「店閉めるなんて聞いてないよー!」 私の心の拠り所でもあった「十二軒楼」さん。もう二度と行けなくなりました・・・
でもでも、30年通って沢山の美味しい料理と沢山の幸せを存分に頂きました。
 「ありがとう 十二軒楼さん!」 また何処かで会えたらいいな・・・お元気でご主人これからも・・・
2017/10/22 布引クラシックス松枝   

Posted by nunobiki_classics at 12:14Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年10月17日

布引流快走路ガイドその3 JR山陰本線「鎧駅」


国道178号線から小さな看板を頼りに細い小道を進んでください・・・そこに心和む景色があるんですよ。


ここは、山陰本線「鎧駅」・・・一見何の変哲もない無人のローカル駅だけど・・・


「・・・ガラガラガラガラ・・・グッォーーーン・・・」単線の軌道の上を、今も気動車が走る昭和の景色が・・・


地下道をくぐり抜け・・・向うのホームへ「さぁっ渡って行こう!」・・・すると・・・


「あっ!・・・うみ・・・・・・」 そこには、高台から望む日本海の絶景が、広い広い水平線が広がります・・・そう、ここは一人旅専用駅。人生に疲れた時、傷ついた心を癒したい時、こっそりと尋ねる処・・・このベンチに座って、只々海を眺めよう1時間でも2時間でも・・・


下を覗くとなんて綺麗な漁港なんだろう・・・黙って耳を澄ませてみると 「サワサワ~・・・・・・・・・・・・・・・」 遠くーに聞こえる潮騒と風の音だけ、「サワサワ~・・・・・・・・・・・・・・・」 傷ついた心を癒してくれる山陰本線「鎧駅」・・・貴方も是非ひとりで訪ねてみては如何でしょうか・・・
          2017.10.17布引クラシックス松枝

※・・・地図は以前の試運転時のものです。余部鉄橋で有名な「余部駅」のひとつ東隣の駅が「鎧駅」です。参考にご覧ください。


  

Posted by nunobiki_classics at 21:50Comments(0)布引流快走路ガイド

2017年10月16日

TRI650/750 コッターピン/キックスターター用 No.57-1222


TRI650/750 キックスターター用コッターピン 品番57-1222 価格¥890-(1個税別)
「スペアを持つのは英車乗りの常識だぞっ!」
ここのナットは締め過ぎると簡単に折れます。ツーリング中に泣いた方も多いはず。そんな時の為に必ずスペアを持つ。それは英車乗りの鉄則です。
※・・・付属のナットの頭は7/16インチ、レンチも用意するべし!コチラ

御注文は、以下まで
電話・・・・・・・・・・・・・079-557-1203 又は 携帯090-8466-9959
メール・・・・・・・・・・・info@nunobikiclassics.com
※発送は、代引き発送のみになります。  

Posted by nunobiki_classics at 13:36Comments(0)アナログショッピング

2017年10月09日

丹波篠山特産「黒大豆枝豆」今年も如何ですか?


今年も「黒大豆枝豆」の季節がやって参りましたよ。
毎年10月5日に解禁される「黒大豆枝豆」 県外の観光客の方々が解禁と同時に大挙押し寄せて買いに来られてます。しかし、それは全くの邪道!わたくし松枝の3年の経験からの分析結果を見てみましょう。

・10月初旬は、身の入りも悪く味も薄くまだまだ青い・・・
・10月中旬は、身もそこそこ、味もそこそこ・・・
・10月下旬は、身も一杯に入り、まるで栗のような甘みと旨味がめちゃ乗り正に旬っ!
・10月月末は、味は最高であるものの、中の薄皮が分厚くなり触感が悪くなる(→放っておくとお正月の黒豆になる)。

特徴・・・そして、生産農家の大西さんが丹精込めて育てた黒大豆枝豆は「オーガニック!」化学肥料は一切使わない有機栽培なんです。お年寄りやお子様にも安心ですね。

参考・・・今年は少し生育が遅い感じがするので、俄然20日以降が買い時です!
   10月初旬中旬に買った人は、本当の「黒大豆枝豆」の実力を味わっていないので注意せよ!


毎年布引クラシックスは利益なしのボランティア活動・・・今年は仕事が超忙しいので発送なんか出来ません。よって、今年は店頭にて販売します。欲しい人は是非店迄来てください。それなりの価値はありますよ。
※注・・・どうしても発送希望の方は送ります、こそっと連絡ください(極秘)・・・松枝まで

日時 10月20日(金)~22日(日)
午前11時~午後20時まで朝採れの「黒大豆枝豆」
価格 800円位の予想、多分それくらい。

電話予約賜ります。090-8466-9959 又は 079-557-1203、メールはinfo@nunobikiclassics.com 上記までよろしくお願い致します。松枝  

Posted by nunobiki_classics at 19:08Comments(0)お知らせその他

2017年09月22日

販売車両番外編 1989 HONDA GB500TT グッドコンディション車


布引クラシックス松枝が長年メンテナンスを行って来たホンダGB500TTを紹介したいと思います。


前オーナーは運転上手な愛おしき女性ライダー。春と秋の年2回のツーリングの為だけに使用されてました。年間走行距離は僅か400キロ程度。現在の積算距離も僅か9300キロの実走です。


彼女は女性らしく非常に優しい運転をされます。反面、我々男性陣との結構なペースのツーリングでも全く問題なくこなす運転上手。暖機運転もしかり、帰ってからの手入れも抜かりは有りません。


愛車の保管は、当然の事ガレージ保管。シャッター付きの自宅ガレージに大切にしまわれていました。


又、前回の車検では、ドライブチェーンに前後のタイヤ(ダンロップK300GP)を中心に交換。その後100キロも走ってないんですよ。


そして、納車時のエンジンO/H時からオイルはMOTUL300Vを半年(200キロ)毎に交換!オイルが汚れた事は一度もありません。


で、このGB500TTの最大の欠点はキャブレターですね。「・・・トトトトトトトトトッ・・・・・・スコンッ!・・・静寂・・・」信号等での停車中に何の前触れもなくアイドリングが止まってしまう癖があります。(写真は交換済みのCRキャブです)


これは女性にとって辛い不安要素。作業によってほぼ解消させたものの「いっそのこと換えてしまえっ!」と、ケイヒンのCRキャブレターに換装。元々、設定は有りませんが松枝がこしらえて取り付けました。すると効果はてき面!始動性は良くなり安定性は増す、一度のエンジン停止もありません。「ランランラン~♪♫」と、女性にとって必要な影の立役者である低回転域の粘りも増してバッチリ!


そしてここから本題です・・・このホンダにはエンジンO/H時に松枝のノウハウ「布引チューニング」が詰め込まれてます。・・・皆さん想像しましょう・・・鈴鹿サーキットのスプーンカーブ2個目を過ぎてからの脱出を・・・頭を伏せてマシンをホールドしてフルスロットル!「グォォォォォォーーーン・・・グォォォォォォーーーン・・・グォォォォォォーーーン・・・!」 あっという間に130Rが目の前に「アレッーーー!!(恐怖大)」 恐らく皆さんなら全開では走れません、マジでめちゃくちゃ走ります。(これ、女性オーナーには全く不要と言う話ですけど・・・やってしまいました。)


で、旧車ならではの話を掘り下げて・・・これはセルモーターです。この軸受けのブッシュが年式的にも殆どイカレテマス。「ギュワンギュワンギュワン!・・・」耳を覆いたくなるような金属音が必ずして来ます。しかし、部品設定は無く入手不可、中古のセルモーターはみんなここがイカレテる・・・


で、作ります。旋盤で微妙なサイズを削り出し・・・


加熱してスッと入れて、常温になると絶対に抜けません。セルモーターのボタンを押すと「シュワンシュワンシュワン・・・」これで安心ですね。


女性だからこそブレーキの整備は怠れない。マスターシリンダーも・・・


ブレーキキャリパーも分解しブレーキパッドも含めて必要な消耗部品を取り換えて万全を期する。


フロントフォークもO/H済み、その後は毎年オイル交換を欠かしません。


スタンダードを守りつつも走る為の改善はいとわない。1989年製のバイクでも堂々と走り続けられる安心感。今直ぐに乗れる現役の1989年製GB500TT、今となっては非常に希少な存在と言えます。もう一度念を押します・・・空冷シングル500㏄エンジンのカフェスタイルなバイクとは、どんな事が有っても将来作られる事はありません!

但し、前オーナーからの厳しい販売条件がありますよ。

・屋根付き保管の出来る方!
・生涯大切に愛用して頂ける方!
・オイルをちゃんとやってくれる方!
・変な改造しない方!(スタンダード守って!)

この四つをクリアできる方への限定販売です。

ここで、女性の方に補足です・・・GB500TTの女性に嬉しい特徴

・車体が軽い・・・まるで250㏄の様な軽さで全く不安なし。
・足つき性が良い・・・立ちゴケしない絶対的な安心感!
・エンジンに余裕がある・・・500なので大型バイクとのツーリングにも余裕綽綽。
・布引チューニング・・・その気になれば彼氏を抜ける「グォォォォォォーーーン・・・!」

1989 HONDA GB500TT 車体価格¥458.000-

※車検は平成30年10月まであります!
※消費税、納車費用等は別途必要です。
※オートローン利用できます。又、銀行ローン等にも対応致します。

前女性オーナーから・・・これまでに交換済みの部品は消耗品を除き全て保管しています。又、デッドストックのフロント部のホンダーマークなど、幾らかの部品もストック。更に、ツーリング用のタンデムシートもあります。上記4点をクリアされて購入頂いた方には全てお渡しします。との、事です。
問い合わせは以下までお願いします。

布引クラシックス 代表 松枝
電話079-559-1203
携帯090-8466-9959
メール info@nunobikiclassics.com  

Posted by nunobiki_classics at 13:00Comments(0)販売車両その他

2017年09月19日

加古川名物進化系かつめし店 「ラッキー食堂」


最早全国区と言える加古川名物「かつめし」。今回は本場加古川安田の「ラッキー食堂」さんを紹介したいと思います。先ずは明姫幹線を走りタマホームさんの赤い看板を目指してください。


かつめしにもタイプがありますよ。それはケチャップ系の王道派にデミグラスソース系の進化派。その中でも私好みなデミグラスソース系を独走するかつめしがこれです。「牛 特上かつめし」 丹念に作られたソースが美味い。私は何時もソースを追加で注文します(有料タレ多め50円)。


ところが、私はエビフライ好きでもあるのでコチラもイチオシ「エビ 特大2尾」 美味いデミソースとエビがベストマッチング。そして、どちらも食べたいと言う人は、「エビと牛」とか「エビと豚」とかの組み合わせメニューもありますよ。


ランチタイムにはコーヒー等のドリンクサービスが。走り疲れた体に安らぎの空間が…何故かこのコーヒー妙に嬉しくなるんです。

では、まとめます。

ラッキー食堂さんの特徴・・・
・進化系のデミグラスソースが美味い!
・店内がこぎれいで彼女も連れて来られる。
・かつめし嫌いには「ラーメン、うどん、チャーハンも有るぞ」と言える。
・裏の駐車スペース広い。

補足・・・
・必ず「タレ多め50円」を頼むべし!(因みに私はダブルで頼みますよ。)

冬場に遠出が出来ない時期にはグルメに走る!英車乗りの鉄則ですね。京阪神方面から明るい西に向かって走りましょう。そして、明石焼きとかつめしをはしご、最後は三宮で餃子と食べまくるのもイイかもしれませんね。(私にはできません!) 2017年9月  布引クラシックス 松枝

詳細はコチラ  

Posted by nunobiki_classics at 15:51Comments(0)ツーリング向けグルメガイド

2017年09月13日

布引流快走路ガイドその2「福井県道16号」


京都の周山街道と言えば近畿圏の方は皆さん知ってますね。で、今回はその先にある快走路「福井県道16号」を紹介いたします。


国道162号線をずっと進んでトンネルくぐるとここ「道の駅名田庄」に到着。ここから(小浜方面)暫く行って左折すると「県道16号」の入り口があります。


福井県道16号の特徴・・・
・奥の狭いトンネルと抜けた後の狭路によって交通量が少なく大型車も居ない。
・横に小川が流れほのぼのした山間の田舎の景色が落ち着く。

注意点・・・
・トンネル過ぎてからの下りは突然急勾配の狭路に変わるので注意。
・英国車では、トンネル迄の名田庄村側が快走路になります。

ポイント・・・
・足を延ばして、美山牧場の牛乳とかソフトクリームとか食べに行く。
・更にその先、美山の藁葺きの家の辺りで蕎麦を食べる。
・或いは逆に福井高浜方面に抜ける・・・
組み合わせると一日楽しめますよ。

英国車にはうってつけの田舎道。ゆっくり走るも良し、少し頑張ってみるのも良し・・・楽しみ方は皆さん次第です。皆さんも周山街道に行った際には、是非「福井県道16号」に足を延ばしてみてはいかがでしょうか?・・・ 2017年9月 布引クラシックス 松枝



  

Posted by nunobiki_classics at 12:35Comments(0)布引流快走路ガイド

2017年09月10日

神戸市中央区元町高架通 「丸玉食堂」


神戸市民の皆さん、この看板に最早説明など不要ですね。昔から元町に出ると、決まって飯はここでした。(絶対に教えない店と言いたいところですが、神戸市民はみんな知ってますので…)


一見さんを阻む怪しいエントランス。店の中央手前まで進み、謙虚な姿勢でお姉さんに席の指示を仰ぐのがここの流儀。勝手に座っちゃいけません。


店内入ったところはこんな感じで奥に厨房とカウンタ席とボックス席有ります。昔の病院みたいな冷酷な感じが昭和ですね。で、ここのお姉さん、昔は目がパッチリで実にほっそりしてました。今は実にご立派になられました・・・時の流れを感じます・・・


最初は「腸詰め」です。で、タレをつけて食べますが、ここのたれは辛いので微量つけるのがコツ。更に、緑の野菜(昔はパクチーだった気が…)と一緒に食べるんです。丸玉食堂定番の入り方ですね。


お次は、「ロバ」。実は30年以上この店に通う私でもこのメニューを食べたのは最近の事。このロバって意味が理解出来ずにいました。清水の舞台から飛び降りる覚悟で頼んでみると豚バラ肉の蒸し物でした。これ、あっさりして美味いですよ、大合格です。


そして「酢豚」。ここの酢豚は酸味を抑えた私好み。恐らく大衆中華としては神戸トップクラスです。中でも神戸市東灘区の「十二軒楼」と並ぶ神戸2大大衆酢豚!と言っても過言ではありません。


そして、私の大好物「春巻き」を説明します。ここの春巻きは皆さんが想像しているモノとは違います。具がコッテリなんてしてませんよ。「パリッ!サクッサクッ!・・・」例の辛めのたれを「ツンツン…」とちょっとだけつけて「サクサクッ!・・・」と、先ずは食感を楽しみます(火傷注意)。そして2個目、カウンターにある醤油と酢をつけると「おっ!うまいな・・・」。更に、3個目は塩を微量つけると「んっ!塩もイイねー・・・」今度はあっさり系に大変身!こうして遠慮なくカウンターの調味料を屈指するのがコツ。黄色い湯葉で出来た皮が病みつきになる松枝お薦めの一品です。


更に、これは「焼きそば」、確かなんとか焼きそばとか言ってこれ美味いんです。平たい麺に絡まる野菜と正体不明な肉が良い味出してる。嫌なんだけどめちゃ美味いんす(わたくし怪しいの実は苦手)。で、この「焼きそば」の特徴は、口に入れた瞬間は反応悪し、しかし暫くするとモツの旨味がじわーっと後から追っかけて来る。ですから、口に入れた瞬間に判断してはイケませんよ。


そして真打登場!丸玉食堂不動の人気メニュー「ローメン」。玉子が一杯のあんかけの具の下にはさっきの焼きそばと同じ平たい麺が隠れてます。味は意外にもあっさり。分析・・・ここではサラリーマンほぼ毎日これ食べます。更に女性もやたらにこれ食べます。そうです、お腹に負担が少ない、ある意味中華粥に似た存在なんです。彼女が「私、今日お腹の調子が・・・」とか言ったら迷わず「おねーさん、ローメン!」これで貴方の株もグッと上がりますよ。


そして、これが「肝の煎りつけ」松枝の大好物ツーです。理由・・・その昔レバー苦手だったにも関わらず、「レバー食べなさい」とかお医者さんに言われどーしようかと・・・そしてここの「肝の煎り付け」に出会ったところ嫌いどころか好物になってしまったと言う・・・。このレバー、臭みゼロでコリコリ!触覚抜群、とにかく触感良すぎ!そして味付けは醤油系と他のメニューと一線を画してます。見た目はくどいようだけど野菜も沢山取れて低血圧の女性にもうってつけのメニューではないでしょうか。


以前、「焼きめし」もうひとつかなと言ったりしましが、20年ぶりに丸玉食堂の「焼きめし」食べました。これ、アリです。これは超エスニック系の丸玉オリジナル味。もっちり系で味がエスニック!普通のチャーハンに飽きたらここに来て食べましょう。これぞ丸玉食堂の味!もっちりモグモグ味美味し!・・・少し意味不明になりましたが、食べてみると分かりますよ。


そして、揚げ物系もう一品行ってみます。これは「手羽」、その他に「イカ」「エビ」「豚」とかいろいろあります。「丸玉食堂の揚げ物と言うと脂っこそうだよなぁ・・・」と言うのは全くの先入観。ここの揚げ物はカラッとしてさっぱり!全然脂っこくなく爽やか系なんです。これも食べ方が地味だと失敗します。さっきの「春巻き」同様、カウンターの調味料を屈指する事がポイントですよ。

ここで、まとめます。

丸玉食堂の3大人気メニュー
一番・・・「豚足」 (個人的に食べられません!高齢者は必ず注文してる。)
二番・・・「中華丼」 (若年から中年サラリーマンまで大人気。)
三番・・・「ローメン」 (中華丼同様不動のメニュー)
番外編Ⅰ・・・「肝のいりつけ」 (白菜とレバーがメイン、低血圧な私の必需品。)
番外編Ⅱ・・・本当は絶大な人気を誇る「冷菜」各種・・・これ実は丸玉食堂の陰の大人気メニュー。いろいろなホルモン系の物体が蒸されてます、流石にわたくし無理なので皆さんどうぞ勝手にやってください。一応参考写真これです(写真小さめ)。↓


補足
ここは、ご飯時には何時も混みますので午後15~17時頃が穴場タイム。でないと、厨房でカンフー映画好きの旦那さんとさっきの愛想悪い奥さんとか、或いは女将さんとかがマジでケンカを始めてしまいます「アチョーっ!何とか!かんとか!」。忙しい飯時にムンムンとした狭い店内でケンカの喧騒を聞きながら喰っても、それでも「・・・やっぱ、うっめーわっ!・・・モグモグ・・・」
神戸元町不動の台湾料理店「丸玉食堂」 元町にお出掛けの際には是非お立ち寄り頂いてみては如何でしょうか・・・      2017.9 布引クラシックス松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 15:30Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年09月05日

1966 TRIUMPH 6TA Thunderbird 納車記録 東京都M様


1950年代のトライアンフを代表する6Tサンダーバード。これほど立ち位置の変わったモデルはない。


当時、最速の部類だった5Tスピードツインにもじわりと高速化時代の波が押し寄せ、排気量を上げた6Tサンダーバードが1950年にデビューする。


同時期にマーロンブランド主演映画「The WILD ONE」が上映され大ヒット、ファンの要望を受けたトライアンフ社は新色をラインナップ。それが全身ブラックカラーをまとった「THUNDERBIRD BLACKBIRD」だ。


リジットフレームからスイングアームフレームへと変わり、更に1963年にユニットエンジン化されモデル名も6TAとなる。当時はトップモデルであったサンダーバードもこの時代にはもっぱらスタンダード車として位置づけられた。雨や霧の多い英国らしくカバードされた本国仕様の車体は「バスタブ」と称され新聞に郵便に小荷物と色々なモノを運んでは市民の生活を支えた・・・(写真はハーフ仕様)


1960代半ばを超えると市場は最早アメリカの独壇場、何を作るにもアメリカ色が強くなり製造するその殆どがUSモデルとなる。そして1966年、遂にその歴史に幕が降りる。サンダーバードは製造中止となり同時にこのナセルヘッドも永遠にこの世から消え去ったんだ・・・


「サンダーバードが欲しいんですけど・・・」と一報が入り、私はシリンダーを降ろした。2年間、基本的なメンテナンスで走り切れるように念入りに作業を始めた。


この6TAでは、エンジンの圧縮比を上げよう。低めの設定である6TAにトロフィーと同様の瞬発力を与えた。


このシリンダーヘッドも車体と同時に製造されたモノ。幾つもの修羅場を潜り抜けて来たとっても大切なモノ。駄目なら交換すれば良いって話じゃない。


この辺りの作業上手くやらないとオイルは滲む。上手くやってもオイルは滲む…ここがクラシックモーターサイクルの難しいところ、それでもやれば必ず結果は出せる…


シリンダーを塗装する。古いモノだからと刷毛塗りでペタペタと塗るのがイケてると巷では言う。しかし、塗膜は鋳鉄製シリンダーの放熱を確実に阻害する。出来るだけ薄い塗膜でしっかりと塗る、そうすれば熱は逃げ易い・・・明白な話しだ。


軽く見られているホイールも走る上で重要なモノだ。各部品を洗浄点検し組み直す。何十年と使われたホイールベアリングはシールドタイプに替えてやる。


そして、今回はホイールサイズを前後共に当時のトロフィーと同サイズに替えた。又、当然の如くてスタンド類、リアのショックアブソーバーもそれに合わせ新調した。


フロント廻りのパーツも、こうして塗装する。ナセルヘッドからフロントフォークへの一連の流れは美しい。それぞれのパーツが流れるように色を塗る。


古いモーターサイクル故に、そのままでは走れないモノがある。それは電装部品。リレーにスイッチに信頼性の乏しい接続端子等・・・故障ばかりしている英国車の殆どが電気系統のトラブルによるもの。メインハーネスの製作交換に加えバッテリーに各スイッチと万全を期した。


そして試運転に出掛けた。ここは日本海、余部鉄橋。サンダーバードは朝から終始快調を保ち気持ちの良い走りを見せてくれる。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」転がり抵抗が少なく前後のホイールが楕円形になったかのようにグルグルと廻り車体を引っ張ってくれる。


英国車の中でもトライアンフのクランクシャフトは軽い。コツは大胆にスロットルを開る事だ。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」っと引っ張ってから、深くクラッチレバーを握り切り「・・・チャッ!・・・」っと確実にシフトアップしよう、ローからセカンドは抑え気味に、セカンドからサードギヤは思いっ切りに、そしてサードからトップギアへはそれなりにと、遠慮は要らない。スパークプラグの温度を高める事がポイントだ。


逆に減速時には慎重に走ろう。「ズバッバッバッ・・・」とスロットル戻してリアブレーキ当てて、「ズドゥーーーーーーーーン・・・」と待って待って回転数の下がるのを更に待ってからクラッチレバーを深く握り切り「・・・チャッ!・・・」っと入れて「ズッウォーーン・・・」と一度エンジン回転を上げて間髪入れずにクラッチをつないで「ズゥーーーーーーーーン・・・」とシフトダウンだ。


エンジンの再始動では、スターターレバーを優しく廻そう。決して蹴るんじゃない。「・・・グルン・・・」とリズミカルに廻す事。力む必要など一切無し!トライアンフのスターターは英国車の中でも最も軽い部類。スターターレバーを固定するコッターを守る事の方が旅を走り切る為に大切な事なんだ。アナログショッピングはコチラ


ここはJR山陰本線の「鎧駅」 その昔、私がまだ高校生の頃、愛車に跨りスロットルを目一杯開けて走ってはここに来た。小さな駅舎からホームを渡り海を見渡せば見事な景色が出迎えてくれる。そして海を眺めた後・・・自然と笑顔が戻って来る・・・駅を出る頃には勇気が湧く・・・素敵な私の思い出の場所だ・・・


そして、男らしく帰って行く。「グッワンワンワンワン・・・!」キャブレターのスターターレバーを引っ張りキックを踏み込めば激しく唸るエンジン音「・・・キィーーーーン・・・」不規則な3本のマフラーから怒涛の如く白煙を巻き散らし走り去って行く・・・16才の私の愛車はカワサキ。未だ始まったばかりの人生で、こんなにも刺激の強く、大切にしていたモノは無かったかもしれない・・・そんな青春の一ページが瞬時に思い出される私のとっておきの場所なんだ・・・ ※駅の詳細はコチラ


皆さんには是非トライアンフで走ると言う事を、少し高貴な事だと思って欲しい。1966年製のこのサンダーバード6TA。今年で52年も頑張っているって事、皆さんもしっかと受け止めて欲しい。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」この一回一回の鼓動音を当たり前だと思って欲しくないんだ・・・


丹後半島の夜は孤独だ。何もない世界を淡々と走らなければならない。そんな時でさえ、サンダーバードは私を守ってくれる。寒くても暑くても辛くても、サンダーバードは私を運び続けてくれる・・・
そもそも皆さんは勝手だ。金を出してトライアンフを買えばいい。けれど買われてしまったトライアンフには君達を選べない。主人を選べぬトライアンフが幸せになれる保証など何処にも無いさ。せめて命あるモノだと信じて暮らしてやって欲しい・・・トライアンフにも人生がある!私はそう思うんだ・・・


そして納車の日、彼が夜行バスに乗って東京から来てくれた。東京では少し特殊な仕事をバリバリこなしているそうだ。前回のファストバックの彼同様、頭が下がる思いだ。


今日は、丸一日かけて納車をする。いろいろ話して説明して、そしてこうして実技編もある。エンジンの掛け方からメンテナンスの話まで時間を掛けて話したい。東京だと頻繁には会えないからだ。


帰りに焼肉を食べながら話をする。結局、サンダーバードの事のみならず、仕事や家庭や諸々の話の方が多かったのかな?彼を知ると同時に彼も私を知る有意義な時間を持てた。


そして、いよいよ彼が東京まで帰って行く。初めてのトライアンフ、初めての右シフトレバーを気にしていたがどう感じるのだろうか?・・・頑張って帰って欲しい、家族の下へ無事に辿り着いて欲しい 「・・・一緒に走る迄には上手になっていなよ・・・」 と小声でつぶやいた。


1950年のデビューから1966年のファイナルモデルへと。栄光から挫折を味わった名機サンダーバードを2017年の日本の、それもこんな田舎のインターチェンジで今見送るって事・・・私が自身で輸入し自分自身で面倒を見て来たサンダーバードは単なる売り物なんかじゃない。家族同然の存在を失うって悲しみを誰が理解できるだろうか?・・・主人を選べぬこの6TAサンダーバードをいつも幸せに暮らせるようにする事は君の絶対的な義務だ!次の箱根できっと立派に出迎えてくれる6TAサンダーバードをこの瞬間、私は脳裏に焼き付けたんだ・・・ 
2017.9.6 布引クラシックス松枝

後日、Мさんから便りを頂きましたよ。是非ご覧ください。
「松枝様
お世話になります。東京のMです。
無事、東京の家に着きました。(連絡少し遅くなりスミマセン)
新東名で小雨に見舞われましたが、そのタイミングで仮眠しました。
後は曇ってましたが、雨の心配はありませんでした。
渋滞の方も大丈夫でした。

エンジンまわりもチェックしました が、オイル滲み等は全く無かったです!
燃費もびっくりする位良く、途中で13リットル分入れた位です。

この2日間は、自分の中で、今年の夏一番のイベントだったと思います。
松枝さんには焼肉をご馳走して頂いたり、バイクの説明して頂いたりとても感謝しています。
ありがとうございました。」

松枝の返事です。
「М君、ありがとうね。本当にお疲れ様でした。
無事に帰れて安心したよ。

僕も君に会えて良かった。これも何かの縁だね・・・

今度の箱根、楽しみだね。
それまで、密に箱根で練習して頂戴よ!では・・・松枝」






試運転参考資料

一般道走行距離     314.4km
高速道路走行距離     77.9km
総走行距離       392.3km 

使用燃料        11.94L(プレミアガソリン)
燃  費        32.8km/L   
  

Posted by nunobiki_classics at 23:22Comments(0)作業報告 トライアンフ編

2017年09月03日

肉食系男女に贈る私好みの餃子のある 台湾料理「愛愛」さん


高齢の女将さんが「いらっしゃーい!」と元気に出迎えてくれた深夜営業のプレハブ小屋・・・バブル経済絶頂の頃、大繁盛していたこの店を皆さん覚えていますか?べニア板の床がペコペコしていましたよね?私は20代の頃から足繁く通っていました・・・それはさておき、ここの餃子の特徴は豚肉の触感。ガブッと食べると「丸ごと肉ーっ!」て感じがうめーっえんです!


で、餃子好きと言えばニンニク無くして語れませんよね。そんなニンニク好きの皆さんに言いましょう。レベルの高い神戸の餃子にはニンニクは入っていません!ニンニクの味に頼るようなモノは神戸では餃子とは言わないのです!(個人的にニンニク嫌いって話もありますが…) で、次に大事な名脇役であるタレ、神戸では「味噌だれ」が常識。この味噌だれに、備え付けの醤油と酢と辣油を松枝独自のブレンドでまぜまぜ(写真右下、良く見て参考にしてくださいよ)・・・両面焼かれた餃子に味噌だれを絡めれば・・・「ガクッ!」と頭が垂れ暫く動けなくなる位、美味いんす・・・


そして、餃子と並んで定評のある「台湾汁そば」。この澄んだスープと、その上に乗っかる肉が美味い!(わたくし松枝は、実は大のラーメン嫌い。そんな私が食べるのはこの世で二か所のみ。ここの台湾汁ソバともう一軒、北長狭1丁目にある「梅春園」の汁そばだけですコチラ。)で、実はこの店も、今は立派なビルになってしまいました。個人的には昔のプレハブの方が良かった・・・プレハブ小屋の薄い壁に大胆なおねーさんのポスターがバンバン貼ってあるあの風情に今はもう会えない・・・またひとつ昭和の風景が無くなってしまいました・・・行く度にちょっぴり寂しい気持ちになったりしていますよ・・・
如何ですか、東門通りのほぼ中央東側にある「台湾料理 愛愛」さん。生田神社の駐車場に車止めて東門のせまーい門をくぐると直ぐ。「腸詰」に「空心菜炒め」とか他にも美味いモノたくさんありますよ・・・    2017/9/3 布引クラシックス 松枝  

Posted by nunobiki_classics at 12:48Comments(0)芦屋近郊地元グルメガイド

2017年08月15日

1969 NORTON COMMANDO 750 FASTBACK 修理作業記録 東京都T様


古い英国車は一筋縄ではいかない。「やったー!遂にノートン買ったぞー!」皆さんが一世一代の買い物をした時・・・まともに走れるモノじゃなかったとしたら一体どうする・・・ 


「一度、修理をしてもらいたいんですけど・・・ハンドルから手を離せなくて、脛が濡れる位オイル漏れが・・・」 買ったコマンドの善し悪しすら判断がつかないと言う。 暫くして届いた車体に目を通すと、その酷さに強い反感を覚えた。


金属スラッジが堆積し、エンジンに車体はオイルまみれ、スイングアームにヘッドステディーはふらふら、ギアにシフトは激しく摩耗し、クラッチは破壊寸前、ホイールにタイヤの寸法は的外れ、アイソラステックはまるで化石の様、イグニッションは辻褄を合わせただけ、そしてミリネジが至る所に使われる哀れな姿・・・


クローズドサーキットを貧しい知識と下手な運転操作で散々痛めつけた挙句の果て、そこいらから集めた外装に戻し売り飛ばす。おまけにその後のメンテナンスも適当なまま使われて来た・・・一台の尊いブリティシュをこんな酷い姿にするなんて・・・私は絶対に許せない。


「修理は止めた方がいい、やっても無駄だよ・・・」 私もやるとすれば本気じゃなきゃ出来ない。相手が生半可な気持ちなら止めた方が良い。「やります、必要な資金を絶対に確保します!・・・」 やり取りするうちに彼の本質が垣間見える。話の最後に私は仕事を受けた。


先ずはクランクシャフト、そのメインベアリングはコマンドの鬼門だ。どの時代も仕様変更した後に必ずケースを割り業績を悪化させた。今回はコンバットエンジン以降使われたローラーベアリングを更にモディファイしたタイプを左右共に使う事にする。更に締結用のボルトにナットは精度の高い炭素鋼製のモノを新調し、センターの振れ幅はゼロとした。


コネクティングロッドは曲がりや歪を計測し、シェルに締結用の高精度なボルトナットをあてがう。因みに上側のシェルに有る穴はオイルジェット用のモノ。高性能化する鋳鉄製シリンダー空冷エンジンにとっての命綱だ。


オイル漏れの酷かったクランクケースだから、それこそ丹念に調べていく。そして、各パーツを宝石の如くそっと組んでいく・・・エンジンの性格を決めるカムシャフトは走る事が好きな彼の為のスペシャルだ。


このシリンダーではピストンのボアを一杯まで広げられていた。これもレース参戦では常識だが一般道では全く迷惑な話だ。仕方なく余裕の少ないシリンダーに、断腸の思いでワンサイズオーバーのピストンを入れた。


リングの溝にピストンリングは何よりも大切だ。返りを丁寧に面取りする。ピストンクリアランスに合わせてリングの各隙間は全て自分の数値に納め把握し記録する。後に何が起ころうともこの事実を把握していれば動ずる事はない。


シリンダーにはカムフォロァーと言う大切な部品がある。ノートン系のエンジンでは内部の摩耗を良く見る必要がある。そして超硬合金を貼られた打撃面の摩耗も同様に良く確認する。この辺りがОHVエンジンの正しく肝になる。


シリンダーヘッドにはヘッドステディーと呼ばれるコマンド特有の装置が着く。このヘッドステディーを固定する3本のボルトのメネジが全て壊れていてヘッドステディーが全く宙に浮いてしまっている、これは危険だ。3ヶ所とも正しくヘリサート加工する。


これがそのヘッドステディーだ。これは850の1973年辺りからのものでボックスタイプと呼んでいる。750用の板状のモノは必ずクラックが入り最後は破断する。サーキット走行ではノーヴィル製やそれに準ずるモノが剛性的に適している。けれど一般道ではこのボックスタイプがバイブレーションの質、走行性能、コスト的にベストだ。


さて、今回は少し「らしさ」についても語ってみたい・・・これはイグニッションシステム、コンタクトポイントブレーカ一のユニットだ。勿論ルーカス社製で左右を独立させたタイプ6CA、前の4CAのモディファイ版だ。


分解するとこうなる。左がガバナー式の進角装置、右がコンタクトポイントとそのベースだ。右のブレーカーが決められた時期に接点を切り高電圧発生のきっかけを作る。そして、左の進角装置は走り出すと、遅らされている点火タイミングを本来の時期に戻す為のものだ。


一方、こちらはボイヤー社製のマグネットを使った無接点式のイグニッションシステムのマグネット式のピックアップ部でコンタクトブレーカーにあたるものだ。で、進角装置はここには無くイグナイターのボックスの中にその機能は入る。で、どちらが良いかと言う話は環境に寄り一長一短だ。一度取り付ければメンテナンスフリーの無接点式は、自分に知識も無く近くにショップも無ければこの上ない味方になる。


対して機械式は、ブレーカーに一定の電流が流れ接点を損傷させる。それにより点火時期が狂い電圧の低下も起こる。よって定期的なメンテナンスは必要だ。(写真は今や貴重なルーカス社製のコンタクトブレーカポイントで箱付き、私の秘蔵品だが今回は彼の為に使う)


取り付ける場合はオーナーへの適性を見極める事が大切。で、その上で個人的な見解を言えば・・・レーシングエンジンには必ずレベルの高い無接点式を使う。そして一般道を走らせる時にはやはり機械式だ。力強い始動性に鼓動感溢れる乾いたサウンド。スロットルを開ければ不器用でアナログな加速感 「ボソッボソッボソッ・・・」 ルーカス社製のコンタクトブレーカーの「カチッカチッカチッ・・・」って作動音を胸に抱いて走れば説明は一切不要!二度と作られる事のない原始的なこのシステムを現代のコンピュータ社会に於いて堂々と使い切る事の格好良さ。クラシックモーターサイクルにわざわざ乗る理由がここにあり!・・・乗った事の有る者のみぞ知る男の宝物だ!


しかし、この車体のホイールは下品だった。踏んづけられた革靴の如く、サイズも見栄えも全く理解出来ない。無性に腹立たしくなり元に戻してやる。特にファストバックとはその流麗な女性美が最大の魅力で、それには細いパンプスの様な美しいリムが必要不可欠なんだ。


その細く美しいリムに嵌めるタイヤは更に大切だ。当然の事エイボン社製のスピードマスターMkⅡ、これは誰にでも分かる。仮に3.00-19と3.25-19が有れば全ての者が後者を選択する、これが間違いだ。アーリーコマンドには前者、3.00-19が絶対なんだ。


更に、それらを活かすも殺すもこのフロントのマッドガード次第だ。左が4.10用のワイドスタイル。右が3.00用のナロースタイルだ。この僅かな違いが明暗を分ける。選択するタイヤサイズもさることながら、このマッドガードを間違えると無知を露呈する事になる。


更にはバランスウエイトも大切な小物だ。下にある外したヘンテコリンなそれらしいものは間違いだ。装着している三つのウエイトがコマンドのモノ。この小さな小物を間違えると、これもいわゆる「ドン引き!」ってやつになる。また、間違えても日本製旧車に見られる半田をグルグルと巻くことだけは止めてもらいたい。(浮いているのは作業中なので…)


足回りの締め括りはリアタイヤ、アーリーコマンドの譲れないこの景色。その名も「AVON GP 3.50-19」。皆さんもアーリーコマンドに出会ったなら、さり気無くここを覗いてみよう。オーナーの力量が見える。


アーリーモデルであるならばセンタースタンドはこの形だ。短く車体の中央に位置するこのスタイルはこの時代の象徴だ。しかし、小柄な日本人でこのスタンドを軽々と上げるには相当な腕力が必要だ。皆さんも上げて見るが良い。殆どの者が大苦戦するはずだ。


オリジナル度を尊重する私でもここだけは大胆に改善する。エンジンマウントにセンタースタンドの取付加工を施す。


これでレイターモデルと同仕様となり、少し華奢な者でも起こせるようになる。ロングなツーリングで疲れた時にその恩恵を受ける事だろう。但し、闇雲にやってはいけない。冶具でしっかりと位置決めしないと使えないモノが出来上がるからだ。


このプロップスタンドはアーリーモデルの粋だ。意味不明なモノが着いていたので交換した。ドミ系の流れをくむこの絵が分かれば皆さんも一段上のアーリーコマンド通だ。


コマンドでは、弾みでハンドルの振れが収まらなくなる時がある。そんな時このステアリングダンパーは有効だ。・・・だが、諸手を挙げて喜ぶべきものでもない。ステアリングヘッドにテーパーローラーベアリングを入れる事と同様にアイソラステックフレームでは他車にない特有の反応を見せる。コマンドを熟知する正しい知識がないと逆効果になりかねない癖のある個所だと知って欲しい。


ファストバックにもアーリーとレイターの各モデルがある。このアーリーファストバックではサイドカバーはシルバーだ。彼の意向で、黒だったものを塗り直した。


そして、コマンドに限らずこの時代のブリティシュではデカールは塗装の後に貼るのが常識だ。現行車のように最後に上塗りを掛けてはいけない。これも「ドン引き」になる。水に浮かせて貼るこの時代のデカールは今も水で貼る。爪で擦れば剥がれてしまう。紫外線に劣化してしまう。それでも塗装の上に貼る。使用と共に朽ち果てていく様に哀愁を感じて労わる気持ちを持つ事が本来のブリティッシュモーターサイクリストなんだ。


試運転の朝、エンジンをかけた。「ズッ・・・ズッバッババババババ!・・・ヒィーーン・・・」 機械式のイグニッション特有の始動性は心強く、一回り大きくなった排気音が違いを示す「・・・バッババババババッ・・・ヒィーーン・・・」 一連の準備の後、クラッチを合わせた・・・


先ずは慣れるまで様子を見て走る。「ズッズッズッズッズッズッ・・・ズッウーーーン・・・」


徐々に各部が軽くなり当たりにも変化が出る。「・・・ズッウーーーン・・・・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 ずっと回転を下げて行き、そこからのレスポンスも抜群にいい。 


一般道に降りて海に出た国道178号線だ。私の好きな丹後の海。宮津から世界遺産「伊根の舟屋」まで走り続ける。「・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 サウンドもバイブレーションも全てが生き生きとしてまるで生まれ変わったようだ。スロットル操作ひとつ、ストレートだけでも充分に楽しめる。



オイル漏れもなく快調にファストバックは走っている。機械式の点火装置も健気にずっと強い火花を飛ばし続けている。「・・・ズバッバッバッバッバッバッ・・・」 エンジンも、車体も、電装系統も、全てのモノが高いレベルでバランスしている・・・だが・・・


勿論、今回の作業はやって良かった。こうして、一台の英国車を救えた事に安堵している。だが、今回の試運転では何故かずっと脳裏に別の事が浮かんで離れない・・・


昔は特殊な世界だったブリティシュも、良くも悪くも一般的になりつつある。その殆どの者が自分の快楽の為に英国車に跨る。「どうだい、カッケーだろう!」 格好良ければ何でも有りだと自慢する、そんな姿が非常に残念だ。乗りたい時だけ大騒ぎ、熱が冷めれば知らん顔・・・汚い車体を指摘すれば汚れた方が今の最先端なんだとか言いやがる・・・


特別なモデルでなくても普通な英国車を心より愛する事。実際に走って、使って、オイル替えて、磨いて、抱きかかえて、そうして英国車愛を育んで行き、結局二度と手放せなくなっていく。生涯に渡り大事に乗り、更には自分の死後の愛車の事まで考えている・・・そんなブリティシュカルチャーとして深く考えている真の英車乗り達は一体何処へ行ったんだ?英国車がポピュラーになりつつある昨今、常に危惧している事なんだ。


そして彼との出会だ。始めは大丈夫かと思うも、芯が有るなと思い始め。結局のところ想像以上に根性ある彼だった。何より古いモノを愛する心は出来ている。そして、日頃の贅沢を切り詰めて費用を捻出し、完成の日を待ってくれた。試運転をしながら気が付いた。このファストバックを息子さんに託すんだと言う彼こそ私の捜していた真の英車乗りじゃないか・・・


私は、受ける前から直接目も見ないで納車はしないと言っていた。だからわざわざ東京から盆休みで満員の新幹線に立ったまま来てくれた。そして自走で帰って行く・・・。私は彼に願いたい、どうかファストバックに沢山の美しい景色を見せてやって欲しい。どうか山や川や海を大切な相棒であるファストバックに感じさせてやって欲しい。この私が命を吹き込んだ尊いファストバックにも大切な人生が有るんだ・・・同時にファストバックの体を労わって欲しい。手入れを目一杯にしてやって欲しいんだ・・・これからは都心を走るのはもうやめよう。箱根や信州の素晴らしい道が近くにあるじゃないか。きっとファストバックもその方が嬉しいんだって・・・


彼なら的を得た走りをしてくれる。彼なら愛車を大事にしてくれる。彼ならこのファストバックを生涯宝物にしてくれる。今回、離れていても彼と心ひとつに作業を進められた事・・・それはお互いにとっての財産だ。こうして別れの時にも、彼には自然と感謝せずにはいられない。遠ざかって行く赤いルーカス社製のテールライトを見ながら、私は彼と彼のファストバックに心からの感謝を込めたんだ・・・
「ありがとう・・・また箱根で会おう・・・」    2017.8.14 布引クラシックス 松枝

後日、Tさんから便りを頂きました。是非ご覧ください。

「松枝さん先日は納車、および焼肉、本当に有難うございました。
なかなかの弾丸ツアーになってしまいましたが、私の中ではとても良い思い出になっています。
(帰り、終始雨で雨雲を見ながら注意して走るの、ちょっと疲れましたが、ちゃんと着いたら洗車しました!)

また、キャンプ、最高に楽しかったです。写真、ちょっと探して送りますね。
また、その際、みんなから本当にかっこいい、綺麗と言われとても嬉しいものですね。
こちらでもあまり天気がよくなかったので軽くしか田舎道を走れなかったのですがとても気持ちよく走れました。
(まだ怖いので回しても4000回転そこいらにしてましたが)

それと、オイル類の細かい情報、有難うございます。
今回はエンジンオイルとミッションオイルを変えようと思っていますが、
今度、プライマリーオイルを交換する際、ちょっと外し方等、これまた教えて下さい。
(というか、メールだとわかりにくいので秋など直接お会いして聞いた方が早いですね)
と、仕事の都合次第ですが、このコマンドなら兵庫もそこまでの距離じゃない、と感じてますのでたまにはお邪魔するようにしたいと思います。

Mさん、お会いしたら必ず声かけさせて頂きます。
そして色々な旧車 英車乗りがいますが、布引ファミリーとして大人な感じで一緒に走れたらなぁ、と思っています。
また、何かありましたら電話・メール等で連絡取らせてもらいます。では・・・」

「T君、ありがとう。
こんなに楽しい納車は中々ないね。
僕も良い時間過ごさせてもらったよ。
インター迄一緒に走ったけど、上手じゃないの。
これは箱根が楽しみだ。
家族の皆さんにもよろしくです。では・・・松枝」

試運転コース往路編


試運転コース復路編


参考記録
走行距離
一般道        253.3km     
高速道路       111.9km
総合計        365.2km 

使用ガソリン量     16.46L (無鉛ハイオク)
燃費         22.19km/L
燃料タンク容量     約15L
リザーブ容量      約3L

  

Posted by nunobiki_classics at 21:49Comments(0)作業報告 ノートン編

2017年07月03日

TRIUMPH RIOT の角君御一行様が再び来店してくれましたよ。


TRIUMPH RIOTを主催する角君。今日も布引クラシックスに寄ってくれましたよ。彼は合計4台のトライアンフを持ってるそう。本当にトライアンフが好きなんですね。そして彼は大の餃子好きだと判明!餃子なら絶対に人には教えない㊙の店を持ってるこの松枝。次に会う時には連れて行こうかどうか・・・ちょっと検討してみましょうかね。彼のブログはコチラ、インスタはコチラ


「AOZORA WORKS」のアキヒロ君、こともあろう事にトライアンフは1968のTR6C を買ってしまいましたよ!こりゃあーイケませんね、やっちまいました、許せんです。勿論塗装は自分の手で施したスペシャルペイント、イカシテマスなぁ。これからガンガン走ってくださいよ。彼のHPはコチラ


そして地元神戸の前田君。トライアンフのイベントとか頑張ってるそうですね。以前はゴールドスターで来てくれましたね。今日はリアの19インチホイールのイカシタトラでやって来ました。地元ですから、また一緒に走りましょうよ。彼のブログはコチラ


来て早々、電装系が調子悪いんだと・・・手に持っているのは交換したルーカス社製のツェナーダイオード。これで東京まで帰れる!自信持って走ろうね。TRIUMPH RIOTのスタッフでもある東京の滋野君、これからはツェナ君と呼びたいな。


そして大トリはTRIUMPH RIOTのスタッフでもあるチョッパー野郎の吉村君だっけ(超あいまい今度教えて!)。豪快な笑顔が素敵ですね。しかし布引クラシックスらしくないこの本物のチョッパー!松枝は興味津々、いろんなとこを観察、今日は大変勉強させてもらいましたよ。


今日のメンバーです。カスタムバイク大集合、まるでよその店のよう。しかし、そこいらの英国車かぶれの連中よりも百倍根性入った英国車乗り達・・・英車が好きだと口だけで言ってるへなちょこ野郎にこの連中の情熱を伝えてやりたい!ガンガン走る彼らこそ、本当にトライアンフを語る資格があるんじゃないかな・・・そんなことを感じた一日でした。次は7th TRIUMPH RIOT 山中湖で会いましょうね!布引クラシックス 松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 19:19Comments(2)お知らせその他

2017年06月06日

兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さんへ行ってきましたよ!


美味いハンバーガーを食べたくなったら兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さんを目指しましょう。私はパイナップルチーズバーガーを注文。(お店の壁に初心者はコチラと書いてあり、全くビギナーな私は迷わずそれを注文...) 「写真を撮った後、軽く圧縮して所定の袋に入れてガブっ!と食べてください…」とオーナーのフトシ君。以前店を訪れてくれました。コチラ


カメラを引くとこうなります。顎が外れるかと思うくらい口を開けたら美味さ満載!口の横からタラ~ッと肉汁が...そしてこの横のポテト...ケチャップつけてモグモグ・・・美味いです。
そして、私が感じた一番大切なこの店の特徴とは!・・・何だか本当に南国にいるような気分になれる事...「チャララ~♬♫~」 頭の中を流れるのはハワイアンミュージック、そして目の前には青い海・・・「・・・ザッバー・・・シュワシュワシュワ・・・・・・」それもアメリカハワイはワイキキビーチ、いやっノースショアみたいな・・・皆さんも是非目をつぶって食べてみてください。本当に情景が浮かんで来ますよ!(あくまで個人的な見解ですが...)



お店はこんな感じ。前に駐車スペース有ってクルマでも行けます。そう、バイクや車で直接ハワイに行ける店。兵庫県に居ながらにしてノースショアパイプラインに行ける店。そんな兵庫県西脇市の「バーガークレイジー」さん、次の休みに是非訪ねてみては如何でしょうか..(※・・・相当偏ったイメージ。実際は違う感覚の素晴らしいお店ですので行って確認致しましょう・・・))布引クラシックス 松枝

バーガークレイジーさんコチラです。


  

Posted by nunobiki_classics at 20:03Comments(0)ツーリング向けグルメガイド

2017年05月30日

只今、ホームページ更新停止中です!?


只今、ホームページにトラブル発生し更新中断しています。この機会に現在リニューアル作業中!ご迷惑をお掛けしますが何卒よろしくお願いします。その間、このオフィシャルブログやFacebookにて情報アップしています。引き続きよろしくお願いします。松枝  

Posted by nunobiki_classics at 20:48Comments(0)お知らせその他