2015年11月22日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」最終回


布引流英国車ビギナー講座
「君も英国車に乗ってみないか?」最終回

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2015年11月22日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その13



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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その12


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「君も英国車に乗ってみないか?」その12

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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その11


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2015年11月21日

布引流英国車講座「君も英国車に乗ってみないか?」その10



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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その8


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「君も英国車に乗ってみないか?」その8

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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その7


「単にピストンの数だけで英国車を選ぶな!技術革新の前と後。」
モーターサイクルを語る上で必ず出てくるのが、シングルとかツインとかいう言葉。これはエンジンの中のピストン(シリンダー)の数を言っている事だと皆さん知っていますよね?知らない人はこれを機会に学習しましょう。写真にあるのがシリンダーで中にピストンが見えますね。軽量コンパクトなシングルエンジンはモーターサイクルに最適なシステムとして1950年代を全盛期とし君臨しました。


時代は高出力を求め1960年代にはピストンが2個になったツインエンジンに変わります。分かり易く言うと・・・正月にする餅つき、大男がひとりで「」ドッカン!ドッカン!・・・」とやるよりも、普通サイズの人が二人で「トントントントン・・・トントントントン・・・」とついた方が速くお餅が出来上がる・・・こういう話しです。振動の大きなシングルエンジンに限界を迎え、伸びの良いツインエンジンの実質的な操作性が広く浸透する事になるのです・・・


そして1970年代辺りにはホンダをきっかけに4個もついた4シリンダーが主流となります。これは小さな人が力を合わせて「チョコマカチョコマカチョコマカ!・・・」と、恐ろしいばかりの高回転域を実現したものです。ご覧のようにエンジンは巨大になり重くもなります。しかし、それを差し引いても余りある大パワーが得られる・・・この後ずっと続く事になる「ジャパンパワー時代」の到来です。
考えて見ると、高性能化と多気筒化は比例することになりますね。難しい話をしないこのビギナー講座、やさしく理解しましょう。馬力を上げるには大きく重いピストンをドッカンドッカンと回すよりも、小さくて軽いピストンをちょこまかと素早く回すことが有効なんだと思って下さい。もっと簡単に言うと、ドッドッドッドッ・・・よりもヒュィーン・・・の方が馬力のある速いバイクが作れる。こういうことなのです。分かりますね。


大きな流れで言いますと、1950年代はシングルエンジンの時代、1960年代はツインエンジンの時代、1970年代以降は4シリンダーの時代となります。これらは常に最高性能を競うものとして時代をリードしていました。逆に、消えて行ったシングルやツインエンジン車はその特性を利点として活かせるものへと特化しました。オフロード車や小排気量車、操縦性や趣味性を高めるためのものとして現代でも生き残っています。ここであれ?っと思う方、なんか抜けてますよね?説明します。1970年代前後から短期的に存在した3シリンダー車。どこへ行ったのでしょうか?残念ながら陽の目を浴びること無く時代の遺物として消えて行きました。理由は、中途半端だからです。機械的な意味ではありません。有利な点も多々あるエンジンですが、商品として顧客に受け入れられるには難しい位置のものなのです。特にこの時代のトライアンフやBSAでの3シリンダーはツインエンジンにひとつ足しただけの急場しのぎの設計でした。重く古臭い3シリンダーと、横に並んでいる最新型のホンダの4シリンダー。その違いは誰の目にも明らかでした・・・


では、皆さんに適した英国車は何か考えてみましょう。1950年代はシングルエンジン車。それに対し1960年代と1970年代はツインエンジン車です。前回から読んでいる皆さんは、ピンときましたね!そうです。1960年代初頭に補機類の劇的な進化がありましたね。モーターサイクルを安定して走らせるのに欠かせない、電気装置と気化器などがググ―ンと進化し、素人にも乗れる時代になったと私が言ってましたね。それは丁度シングルエンジンからツインエンジンに移行する時期と同じなのです。結論です・・・先ずは、ツインエンジン650、750クラスを狙え!シングルエンジン車の奥の深さを当然のことながら私は理解しています。いつも自分に問いかけてくれる良き相棒。ホイールの回転数とエンジンの爆発間隔が手に取るように把握できる事が異常に嬉しい。その力強く路面を蹴る感覚....「スタッタッタッタッタッ・・・・」乗った者であれば瞬時にして理解できる。心にジーンとくる奥の深さがシングルエンジン車にはあります。しかし、その補機類の扱いは今の現行車のレベルではないのです。教習所で乗っていたホンダやヤマハのようにはいかないのです。雨ざらしで駐輪所に置いておくなんて事は出来ないのです!皆さんは初めて英国車に触れる訳です。今は将来の楽しみとしてとっておきましょう。皆さんの選択すべき英国車は1960年代以降のツインエンジン車。特に1970年代前後が最も適しています。自分の能力をわきまえて、私の話に素直に従いましょう。先ずは楽しく走る事が先決だと理解してください。つづく・・・
  

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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その6



引き続き、年代別の説明を致します。
1970年代前半の英国車
「突然現れたメードインジャパンにお客を全て奪われた英国車のあせり」
人間の使いやすさを追求したメードインジャパン。設計思想重視の旧態依然としたメードインイングランド。
ホンダに全顧客を奪われた各英国車メーカーたち。吸収合併を繰り返し存続するだけで精一杯。下降の一途をたどる経営状態に首脳陣は頭を抱え、遂には英国政府も支援に乗り出してくる始末。だが、1960年代に熟成した機械的な各システムは、基本的にこの時代も踏襲され続けた。変えようにも、もはやそんな体力などどこにもなかったというのが本当のところだ。そして、モデルチェンジアがあったり、5スピードギアボックスがオプション設定されたり、シフトレバーが左になったりと、英国車としては劇的な変更を断行するも、その殆どが的を得ない悲しいものばかりだった・・・。
「要約します・・・機械的に更に安定度を増し皆さんに最も適した時代。外観的なこだわりよりも、実際の使い勝手や機械的な安定性を望む人にはうってつけの年代です。最初の英国車として最もお薦めだと私は思います。」

1970年代後半の英国車
「なにをやっても功を博さない悲しい英国車の運命」
市場から相手にされない悲しい現実。メードインイングランドに存続の力なし。
血相書いてメードインジャパンに巻き返しを図ろうと、ディスクブレーキを取り付けても、シフトレバーを左にしても、アメリカンモデルを出してみても販売増にはつながらない。あれをやっても、これをやっても、何をやってもダメ。焦る気持ちが募るばかりの悲しい時代。そして、セルモーターを取り付け、多気筒化を進め、アルミ製のホイールを取り付け、キャブレターも日本やイタリア製を真似てみた。もはや新しいモデルを作るだけの体力もなく、既存モデルにデコレーションするだけでは誰も振り向いてくれない。この時代に世界を混乱させたオイルショックの影響も拍車をかけた。そして、ついに悲しいブリティッシュモーターサイクルの歴史の終焉の時を迎えてしまったのです・・・そうです、倒産したのです・・・
要約します・・・この時代のものは、基本的に直線的なデザインが多くなり、車体も1960年代のものより一回り大きく丈夫になりました。セルモーターがついたり、左シフトの5スピードギアになったり、前後ディスクブレーキになったり(効きは変わらない)いろいろと近代的な仕様も増え実用的になったと言えるでしょう。ですのでビギナーには最適な年代だと私は思います。しかし、この時代の英国車を批判する輩がいることも事実です・・・でも、私はその意見には真っ向反対です。この時代の英国車は、当時のメーカーで働いていた方達が一生懸命時代の流れに逆らって、もがきながらも造られた作品なのです。給料未払いで不安になりながらも一生懸命に組み立てたものなのです。だからこそ、現代の我々が大切に扱っていくべきじやありませんか!皆さん!英国車に乗ると言う事は時代を大切にすると言う事なのです・・・また、話が脱線気味にになりました。戻りまして・・・ですから、皆さん、良く吟味しましよう。スタイル、エンジン、使い勝手などよーく観察して検討しましょう。そして、それを気に入ったならば、堂々と購入致しましょう。自分が気に入って買うのだから、何も遠慮することは有りません。私が太鼓判を押してあげますから・・・。しかし!相も変わらず手入れが必要な事は変わりませんよ!バッテリー液や、オイルの量や、プラグの交換やなんだかんだといろいろとあります。
なので、古い当時の英国車に熱い思いと、優しい愛情を注ぐ事ができると断言できる方!そんな方のみ私が乗る資格を与えましょう。それ以外の面倒な事が嫌いだとか、手が汚れるのがちょっと苦手かも・・・とか言ってやがる今時の君たち!どーぞ、そこいらのディーラーさんへ足を運んでくださいな・・・


1980年代の英国車
「そして終焉を迎える結末。そこは英国車たちの墓場」
全てが発展した時代に、なにも残らない英国車の痕跡。
私にとっては筆をとりたくない時代とも言える。見るも無残な廃墟のような時代。実質的に英国車メーカーは無く、英国内のみならず世界中でメードインジャパンが走りまわる。この時代に、トライアンフとして唯一生産されたパーツを集めて作られたご存じデポンボンネビル。これについては私も言いようがない。否定も肯定もし辛いと察してほしいです・・・おまけにノートンなんてロータリーエンジン車を発売してしまう。更にロータックスのエンジンを積んだマチレスなんてどうなのか?必死で起死回生を狙ったとは思うが、世間の目は冷めきっていた。街の外れには、山のように積まれたトライアンフの残骸が鉄クズになる時を待ち、民家の納屋には既に役目を終えた英国車達が放置され、輝くメードインジャパンのその奥にゴミのようにうずくまっていた。当時の顧客である若年層にはその存在すら意識されない、冷ややかで寂しいそよ風がゆらりゆらりとそよぐだけの、そんな時代になっていたのです。


1990年代のモーターサイクルたち
「世界を席巻したメードインジャパン」
極一部のエンスージャスト達の英国モーターサイクル文化としての継承活動。
そして、1960年代頃から研究されてきたコンピューターもやっと実用化されるようになり、1990年代前後から自動車業界にも普及する事となる。そして古典的なな英国車にとっては全てが違う方向に向かっていきメードインジャパンを中心に加速度的に進化していく。一方、ドイツ製は堅実に我が道を進み、イタリア製バイクは相も変わらず経営が不安定。倒産の危機と突然のヒットを繰り返していた。面白いのは今大流行のアメリカ製のハーレー達。本当に流行らなかったんですよ。当時はハイウエイパトロールを真似たおじさんたちが隊列を組んで走るか、衰退したヒッピー達(ヒッピーって知ってますか?)がこじんまりと乗っているだけで、重く走らない鉄の塊を誰も相手にせず、アメリカ以外では殆ど普及しない時代でした。それが今や世界中の老若男女が乗る時代です。経営手腕が称えられる見事な販売戦略。たまげます!そして世の中は自動車製品と共に家電製品から一般工業製品まで何から何まで大量消費の時代に突き進む。そんな中、勤勉にモノを作り続けた日本の果たし役割は大きく、まさしく技術革新は日本を中心に進んで行くのでした。そんな使い捨ての時代に、もはや高品質である必要性はありませんでした。ステンレスとプラスチックとシールで出来上がるモーターサイクル達は、時代のニーズに見事なまでにマッチして大量に生産されていく。速くて、安くて、使いやすくて、寿命だけは短い(回転率向上の大原則)。そんな時代が大河のごとく世の中を呑みこんで行ったのです。今になって考えると、当時世界中に販売された日本製バイクの種類と量から言って、現代に世界から認められる名車と言われるモノの数は余りに少なすぎます。(お断りしておきますが、私個人は英国車だけを愛するそんな小さな男ではありませんよ。日本製のバイク達にも素晴らしいものがあると充分に認識していますから。)しかし、当時の勢いを考えるともっと評価されてしかるべきでした。ですが、時代が世界レベルとしての品質の高さなど求めていなかった・・・それは、使い捨ての大量消費の時代に於ける違った意味での副産物かもしれませんね・・・でも、日本製バイクを愛するエンスージャストの皆さん、皆さんは未だましです。我が英国車メーカーはそれどころか、完全に消滅したのですから・・・


2000年以降
「多様化する趣味としての英国車」
パーソナルコンピューターが一般家庭に普及する時代。殺伐としたストレス社会の中での英国車の存在。
世の中の全てのものが多種多様化して多くのものに目を向けられるようになる時代。悪く言うと何でもありの時代になりました。中国製品の溢れるこの時代でもモーターサイクルに限っては made in USAの時代です。某アメリカ製Vツインバイクに乗って風を切れば、どんな体裁の悪いお兄さんだって様になる(ごめんなさいよ!)。ボタンを押せば全自動。アンダーパワーで刺激が無くてもドカドカ言えばそれでよし!どうして、こんなバイクが流行るのか分かりますか?答えはひとつ、乗るのが簡単でしかもカッコイイからです。バイクはファッションで乗る時代だそうです!それにひきかえ、私のやっている英国車、セルスターターのボタンもないし、燃料計もないし、デジタル時計もついてない。ガソリンコック?ティクラー?タイミングレバーって何のこと?乗っても下手だと調子が悪くなるし、足で蹴らなきゃエンジンが掛からんって?!おまけに「ドゥォーンドゥォーン・・・」ってうるさいし・・・でもね、皆さん。騙されたと思って一度乗ってごらん。私と一緒に丹後半島に行ってみれば、一生忘れられない思い出になりますよ・・・話がまたずれてしまいました。戻します・・・

現代では、目前に電動バイクの時代が控えています(本当の話なんですよ)。世界的な環境問題が言われる中、日本にも国際的なCO2削減のノルマがあります。なので国土交通省は排気ガスの出ないクルマやバイクの社会の創造に既に舵を切っています。財務省と組んで古い排気ガスの出る我々のようなクルマの税金が高くなる仕組みをとっています。メーカーでも、もうガソリンエンジンなんて本気で開発なんかしていません。あの由緒正しきマン島のレースにも日本人が電動バイクが走らせているなんて・・・そして、環境問題の諸悪の根源である排気ガスを出しまくる我々の愛するクラシックモーターサイクルなどは、地球が真っ二つに割れても二度と生産されることはありません・・・・半世紀も前に作られた古い車体を大事に大事にコツコツと美しく磨きあげながら使うしかないのです・・・時代が築き上げたブリティッシュモーターサイクルカルチャー。もう二度とこのようなものは世の中に出てくる事はありません。今や人と話すよりも、スマートなんとかやアイパッド?とか何とか言う板の方が大事なんだそうです。正直そんな社会、私はまっぴらごめんです。しかし、こんなデジタル社会に生まれた皆さんも、社会のなかでいろんな壁にぶち当って苦労を重ねたその後に、もっと人間らしい生活がしたいなぁ・・と思う時が来るのです。こんな殺伐としたデジタル社会の中で人類が心を休められる唯一の空間・・・ホッとできる瞬間は・・・それはアナログな時やものだけなのです。社会が急激に進歩しても、何も変えずに自分の道を進んで行った英国車達。誰も振り向いてくれなかった時代の遺物。しかし、私はそこに人類の本来進むべき方向と時の流れる速さがあったのではと思っています。私のこうしたクラシックモーターサイクルに乗ろうじゃないかと言う意味のひとつを、少し分かって頂けたでしょうか?つづく・・・

  

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2015年11月21日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その5


どうも、布引クラシックスの松枝です。今日からはビギナーの皆さんがどの時代の英国車を選べば良いのかについて具体的な話をします。年代別に英国車の流れを勉強しましょう。難しい話はビギナー対象のこのノートでは極力致しません。ざっくりと把握しましょう!


1950年代以前の英国車
様々なメーカーが、勝手に進化する混迷期「現代に使える代物と思うな!」
この時代は確立した定義も無く、それぞれが独自の発想でモノ作りに明け暮れていた時代。自転車に発動機を取り付けることから始まった。戦前モデルもあって博物館やイベントでしか見ないものばかり。
早速皆さんに結論を言います「・・・ボッです。皆さんが対象にする世界ではありません・・・」


1950年代の英国車
「実用できるモーターサイクルが自然淘汰される時代」
実用と言っても特殊技能の世界。大金持ちのスペシャルな者だけの非日常的な世界だと思え!
この時代のモーターサイクルとは、軍用車又は有り余る大金を持った成功者のステータスだと認識しょう。そもそもクルマやモーターサイクルの普及率は低く、特殊な技術が必要なものだった。新車の時から安定性に欠け、トラブルなどは当たり前。常に工具やチューブに空気入れ、スパークプラグにエンジンオイルを持ち歩き、道中で修理を行う事など当たり前の時代だった。だが、独裁的な設計者が腕をふるい、個性的でデザイン性の高いモーターサイクルが多いのもこの時代の特徴。世界中の高いレベルのファンに支持される所以だ。しかし「結論を言います・・・この時代を甘く見るな!有り余る資金、有り余る時間、広いガレージ・・・この3点を全て満たす方、或は現代的なパーツにごっそりモディファイするかでなければ走る事すらままなりません。ましてや君たちのようにお小遣い程度の予算で足に使おうなんてもってのほか!数百万円の潤沢な資金と英国車に対する高度な心構えが必要不可欠。どこぞのショップで口車に乗せられて買ったはいいものの、途方に暮れてしまった・・・皆さんのとなりにもそんな方いますよね。イメージややる気だけではどうにもならない世界です。分かりますか?格好つけようとしても正常に走らなければ格好悪いだけ!良いですね。経験を積んで、お金を稼いだ後、いつしかの夢としてとっておきましょう!」


1960年代前半の英国車
「電気装置が進歩して、モーターサイクルの性能が格段に安定し始めた時代。」
安定と言っても以前と比べての話。超手間のかかる乗り物に変わりはない!
ブリティッシュモーターサイクルが最も輝き始める時代の到来です。機械的に格段に安定度を増し市民権を得た時代。各メーカーともトップモデルをラインナップ。輝くクロームメッキに磨かれたアルミニュームは眩いばかり。その安定した性能が、今まで乗れなかった一般市民にまでモーターサイクルを普及する事となり爆発的に広まった時代。その原動力となったのが、1950年代には成し得なかった補機類(エンジン本体以外の細かな部品達)の格段の進歩だ。
大きく分けると、電気を発生充電する充電装置、エンジンに火花を発生させる点火装置、エンジンにガソリンを供給する気化器(キャブレター)となる。特筆すべきは、従来直流式の発電機が交流式に改められたこと。これで安定した電源を得ることに成功し、充電装置のみならず、点火装置や照明装置の高性能化を実現。一般市民の交通手段として広く利用される事となる。隣町に行くにしてもガンガンに走っていける。無事にたどり着けるか、なんて心配は殆ど無くなった。そんな時代です。(但し安心するのはまだ早い!メンテナンスフリーと言ってるのではありません。当時の人はいつも完全な状態にすべく毎週毎週愛車をいじっている・・・帰ってきたら整備して、出掛ける前にも整備して、いつも手入れを欠かさない。こうしてやっと快適な性能を維持できる。そういう意味です。分かりますね。)。幾分古典的なシステムは残るものの、完全な整備を施せば、あなたの夢をかなえてくれます。いいですか皆さん、完全な整備を施せばと書いてありますね。・・・逆に言います、現行車のようにオイル交換に毛の生えた程度の整備では維持できませんよ!私はそう言っているのです。結論を言います・・・「俺はこの年式のこれじゃなきゃだめなんだ!こいつと一緒に人生を楽しむんだ!こいつと苦労を共にするんだー!!」と熱い思いをお持ちの方、是非トライしましょう!


1960年代後半の英国車
「高速化を要求される近代モーターサイクルへと進化しかけようとした英国車たち、だが・・・」
メードインジャパンが世界を変える。何も変わらないメードインイングランド。
そして、その電気装置。使っている電圧は6V。システムとしての6V車は6Vで快調に走ります。しかし、日本での車検に適合させようとすると問題が多くなってくる。丁度当時のものも、この時期を過ぎる頃から12Vに変わり始めより現代的な機械へと変化していった。更に、ブレーキ性能や、騒音、排気ガスなどに配慮した構造にもなってくる。今流行りの環境問題のはしりの時代だ。その時代の流れについていけない個性的なものは自然淘汰され、ほぼ英国車としてのラインナップは完成する。誰しもが認めるブリティッシュモーターサイクルの円熟期、となるはずだった、ところが・・・

そこに現れたのが皆さんご存じのメードインジャパン。自動車後進メーカーホンダの発表した例の「CB750」だ。1969年のパリのモーターショーで華々しくデビュー、4気筒エンジンに4本マフラーに200キロオーバーの性能は瞬く間に世界を駆け巡る・・・「アジアの日本人に何ができる!」なめきっていたヨーロッパの各メーカーのそのショックの大きさは計り知れない。ようやく安定期を迎えようとしていた矢先に、たったこの一台で全てが覆されてしまった・・・・この事が英国車最大の転機となってしまいました。メードインジャパンの凄まじさとは裏腹に、相も変わらずマイペース。手遅れになる頃までずっと同じリズムで進化し続けている。そんな時代なのです。それを証拠に、殆ど走行中のトラブルのないメードインジャパンに対して、性能の低い気化器によって不調をきたし、途中でプラグ交換なんて事を未だにやらなきゃならない。道端でゴソゴソやってるその脇を、ホンダが快音を発して追い抜いていく、「くっそー!」当時の若者が嫌気をさすのも当たり前ですね。ですが皆さん、そんな事でめげてはいけませんよ。「完成度が高い=感動の走り」とは限りません。何れ説明しますから・・・そして、そんな地道な進化でも相対的に1960年代前半のものより、後半のモノが適していると思います。「要約します・・・英国車好きに薦めたい1960年代後半のモデル。自分の愛情を強く強く注ぐことができる方。遠慮せずに各モデルを吟味しよう。楽しめる時代だ!」つづく・・・
  

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2015年11月19日

布引流英国車ビギナー講座「君も英国車に乗ってみないか?」その4


このノートをくだらないと去って行った多くの皆さん、さようなら・・・さあ、私達だけで始めよう!
「なんて面白くないんだ、くだらねぇ!」殆どの人がこう言って去って行かれたことでしょう。それで結構、私の望むところです。さぁ、古い機械を愛する真の英国車乗りを目指す皆さん、ここには話にならないバイクショップの店員も、知ったかぶりする自称英国車通のオヤジ達も居ません。キラキラと輝いた瞳をしたみなさん達と、私のふたりだけで英国車に乗るための話を致しましょう・・・
ところで、最初に私は既に英国車に乗っている人やバイク関係者の方には購読をお断りしています。この布引流英国車講座は純粋にビギナーのための講座、どうぞよろしくお願い致します。


では、今までの私の言ったことを要約するとこうです。
「1950年代にタイムスリップしてモノを考えることが英国車乗りの基本だ。」
皆さん分りますね、これなんです。半世紀以上も昔の、まるで映画の世界に自分が迷い込む。そんな何時のことか分からない位昔のモーターサイクルに俺は乗っているんだ!そんな自覚を常に持ってハンドルを握る必要があるということなんです。将来、様々な壁にぶち当たった時にそう思えば「なるほどなっ.....そうだよなっ.....やっぱ楽しいよなっ!」と間違いのない道へと歩んでいけるのです。いいですね。
では、いつも聞かれる、みなさんが英国車に乗れるか乗れないかの質問。
乗れるか乗れないかを聞くこと自体「ピンボケ」です。違います、そもそもそんな疑問を抱くこと自体ナンセンスです。「ハッとするトキメキを感じているのだから、めっちゃ乗りたいんだから、やるしかないじゃないか!男ならやれよ!」それが英国車乗りへの第一歩です。
では、今後の進行を申します。

次回では、年代別に機械的な観点からざっくりと英国車の違いを説明します。スタイルとかではなく、機械的な安定度を知っていることは有益な事です。難しい事は書きません。ザクッとでいいのです。「なんで俺のリジットトラはいつも調子が悪いんだ?・・・」後からそんなことで悩まないようにザクッと学習致しましょう。
概ね1950年代から1980年代まで、時代の流れと共に変化していった英国車の実際を解説します。
えー、なんだか英国車同好会かなんかのサークルのようになってきましたが、 最後まで読んでくださいよ・・・続く・・・
  

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2015年11月19日

布引流英国車ビギナー講座 「君も英国車に乗ってみないか?」その3


英国車を甘く見るな!何でもメーカーのせいにする君たちに、英国車に乗る資格なんかあるものか!!
現代人である皆さんはサービスが悪かったりモノが壊れれば直ぐに文句を言います。店員やレストランのウエイターや受付の御嬢さん達にまで当たり前のように文句を言います。「返品だ!交換しろ!金返せ!・・・」 最後はきまって「責任者出せ!・・・」 ごもっともでございます。法律や世論を盾に自分の権利を主張する。モノは壊れないのが当たり前、サービスが良くて当たり前。これが現代人である皆さんの常識です。



しかし、1950年代にそんな話が通用するとでも思っていますか?電卓もパソコンも無い時代。モノを運ぶのは牛や馬。洗濯板で洗濯して、井戸水汲んで皿洗い。会社の印刷なんてガリ版で、ハイテク機械と言えば呼び出し電話。手動のタイプライターだって、鋳物でできた重い扇風機だって、文明の利器に感動してみんな大切につかったものなのです。誰しもが粗末であっても当時の機械に感謝の念をもって使ってた。「モノは使えば壊れるもの、だから大切に使いたい。使って壊れたら修理をお願いして、ずっと末長く使おうよ。」それがこの時代の常識なのです。そんな事を皆さんは思った事、ありますか?この時代では、モノを買ったその後は全て自己責任。使って故障すれば自分で修理を頼む。余程の事が無い限り、クレームになんて成りはしない。特に広い大地の欧米では、修理屋なんてどこ見てもありはしない。自分で直す精神が養われている。モノを大切にしなけりゃやってけない。それが当時の常識なのです。


モノを大切にする心が無いのなら、英国車に乗るなんて考えるんじゃない!
今使っているスマートフォンとか、ちょっと古くなったと言うだけで簡単に買い変えてしまう。親に買ってもらったプレイステーションとか言うゲーム機。飽きたと言うだけでゴミ箱行き。モノに対する感謝の念など微塵もない。そもそも、そんな感覚で我々の愛するブリティッシュモーターサイクル達に乗れるとでも思っているのですか?
古いモノを愛する心。ドイツ製のライカでも、スイス製の高級クロノでも、英国製の高級食器でも、胸にそっと抱きたくなるようなモノがある。英国車だってそのひとつ。誰にも触らせたくない、俺だけの大切な宝物・・・ウエスを手に持ってやさしく体を拭くように相棒の車体をそっと磨きたくなる・・古いものとは、丹精込めて手入れをしてこそ、その輝きを維持できるもの。私が言いたい事はただひとつ「モノを大切にする心」もしも皆さんにそんな気持ちが無いのなら、初めから古い英国車に興味なんか抱かないことだ。

「故障しますか?」なんて聞く位なら、今のバイクを選べばいい!
工業製品とはその殆どが、金属と金属、或は金属とゴムの類との接触で成り立っている。スイッチを入れたその瞬間から摩擦によってその寸法は小さくなり、穴は歪に拡大する。この事に今も昔も変わりは無い。只、コンピューターが実用されるようになってから素材や発想なんかが恐ろしく進歩していて、今までに無かったような優れた素材も実用された。シリコンやフッ素なんてのもいい例だ。そんなものが加味された現代の機械より、そうした進歩の起こる前の旧態依然とした古い英国車の方が摩耗の速度が速い事は当然の事だ。そうした意味で故障は起きやすいと言える。しかし、私の答えはこうだ。「どっちも壊れるさ・・・機械なんだから・・・」手入れをしないメンテナンスフリーの機械より、壊れやすくても親身になって手入れをされてる機械の方がよっぽど人間的じゃないか・・・
では、皆さんにも答えて欲しい。「今、新車で買ったそのバイク、君が80歳になっても壊れずに走っていると思うのかい?」「このトライアンフってそんな昔に作られたものなんだぞ・・・」貴方ならばどう解釈する・・



昔のモノを大切に乗るってことはそんな想像もつかない時間を経てきたモノへのリスペクトなんだ。1950年製のものは1950年代の常識が、1960年製のものは1960年代の常識が、分かっていなけりゃ乗れる訳が無いじゃないか。何でも21世紀の常識で物事をとらえてしまう貧相な発想はもう沢山だ。只単にカッコイイからとか、走ればいいというのなら、最初から英国車なんて選ばないで欲しい。洗車すらしない君達が何を今さら「壊れますか?」だ。エンジンをかけた瞬間からはじまる強いバイブレーション、スロットルを開ければ頭を貫く官能のサウンド、どんな無愛想な顔でも笑顔になってしまう感動の走り・・・それを手にする事が出来るのは、古い英国車を自分の事より大切に想い「宝」としている我々だけの世界なんだ。今流行りの適当なノリだけで選ぶなら、何も知らないくせにファッションの一部なんだと格好つけるなら、「LEDのキラキラ輝く今のバイクにでも乗ってりゃいい!」これが何でも自分の思い通りに事が運ぶと思っているコンピューター世代の君達に送る、私からの言葉だ!.....布引クラシックス 松枝
  

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2015年11月19日

布引流英国車ビギナー講座 「君も英国車に乗ってみないか?」その2


消費者保護が最優先される現代の常識の中で進化した魅力溢れる現行車達。
皆さんお持ちのスマートフォンとか言う携帯電話、便利ですよね。手間と言えばバッテリーの充電だけ。落としたりしない限り壊れませんよね。いつも普通に使えます。現代のバイクも同じなんですよ。 キーを入れてボタンを押すだけ。後は全自動で運転操作も簡単。軽いクラッチレバーを握り軽いスロットルを廻すだけ。余計な神経を使わずに安全運転に専念できる。素晴らしいですね。
高速道路を使って信州までのロングツーリング!胸がわくわくしますよね。そんな時にでもビギナーのあなたにだって迷惑掛けずに皆についていける。そんなイージーさがまた嬉しいですよね。更に価格もお手頃。メンテナンスの費用だって知れたもの。家計に優しく経済的。故障もしない、オイル漏れもない、音も静かでカッコイイ!!エコの時代に環境にだっていいのです。


でも、なぜスマートフォンとかテレビとか世の中の製品が壊れないのか知っていますか?それは多くの手厚い法律によって消費者である皆さんが守られているからなんです。例えばタダ同然で買ったネット通販のデジカメでも不具合があったならば即全品回収して交換なんてことにもなりかねない。メーカーの被る被害額は甚大。会社の業績をも左右してしまいます。下請けの中小企業が責任をとる事になったなら即倒産です。ですからコストが掛かってもモノを壊れないようにすることが結局は企業存続の道になるという社会的な仕組みの結果なんです。
工業製品である自動車やバイクはその最たるもの。もはや壊れるなんて言葉は死語になりつつあるのかもしれません・・・更に故障だけでなく、分かりづらいと言うだけでクレームの対象になる昨今。高度な知識や技術が無くても誰にでも簡単に使えることが必要なのです。「万人のためのモーターサイクル」これは、日本製オートバイの真骨頂です。誰にでも簡単に低価格で高性能が味わえる。世界を席巻し続ける理由はそこにあります。そうやって時代の変化と共に昇華したメードインジャパンのオートバイ達。誰しも認める世界最高品質のブランドなのです。


そして皆さん、試しに「50年も前の英国車ってどう?」廻りの先輩ライダーに相談してみてください。同じバイク仲間に相談してみてください。「バーカ!・・・やめとけっ・・」「手に負えるかよ!」「今のバイクに乗ってればいいじゃん!」間違いなく、良い返事は帰ってきません。右を見ても左を見てもメードインジャパンに沢山のハーレー達。安心でカッコイイですね。仲間との付き合い的にも角が立ちません。ビギナー講座その1でも申しましたが何度言っても皆さんが乗るのは現行車です。
考えてみましょう・・・モーターサイクルの価値ある生活とは車種で決まるものではありませんよね。私は一度も現行車を批判などした事などない、それどころか結構魅力的な車種が増えつつある。そう、誰が何に乗ろうがそれは個人の自由です。自由だからこそ愉快で楽しくなる。相手をリスペクトすればもっと幸せを分かち合える。乗っている人の感性こそが大切な事なのです。英国車でもメードインジャパンでも何も違いはありません。モーターサイクルを愛する者同士であれば、お互いの事を理解できるはずです。 先ずは、いろんなバイクを研究して、一度現行車で経験を積む。そして、走って走って走りまくり沢山の経験を積む。英国車を考えるのはずっとその後・・・それが皆さんの選ぶ道だと私は思っていますよ。
つづく・・・
  

Posted by nunobiki_classics at 11:16Comments(0)英国車講座ビギナー編

2015年11月18日

布引流英国車ビギナー講座 「君も英国車に乗ってみないか?」その1

ブリティッシュモーターサイクルとはナンゾヤ?興味を持つなんてやめてくれ。1970年代に滅びたガラパゴスな世界、古い古いめちゃくちゃ古臭い骨董品、口を酸っぱくして言ってやる!絶対に英国車なんかに乗るんじゃないっ!

皆さん初めまして、布引クラシックス社長の松枝です。1980年から1990年にかけての異常なまでのバイクブームもすっかり影をひそめ、その規模も10分の1以下と何ともさびしい時代となりました。長引く不況に日本のオートバイメーカーのラインナップも減少の一途。久し振りに見た私はその少なさに驚いたものです。昔は格好良さの象徴だったライダーも「バイクってダサいよねー!」お美しい女性方に囁かれる始末…バイクに乗る事自体恥ずかしい時代となりました。


日本人には馴染みのないブリティッシュモーターサイクルとは一体どんなモノ?「カッコイイから乗りたいな。人と違うから乗りたいな。」そんな簡単なモノだと言うのかい?
しかし、2010年を超える頃から幾分のバイクブーム復活の兆し!大型免許解禁で皆さん大好きなハーレーやBMW、メードインジャパンのレプリカモデル!コンピューター製の最新鋭機種を中心に人気が再び出て来ました。また、少ないラインナップに満足出来ない者は「昔憧れたあのマシンに乗りたい…」とか言って古いバイクを買いあさります。今まで鉄クズだった古いバイクの価格は高騰、数万円だった国産旧車が200万円の大台に!それが今の日本バイク界の現状です。ところが…事もあろうに「古い英国車っていいんじゃねぇか?…人が乗ってない珍しいバイクで走ってやるんだーっ!」…とか言って・・・これが間違いです。待っているのは地獄です…もう一度言います待っているのは「生き地獄」です。何度言っても理解しようとしない皆さんに現実を突きつけてやらなきゃイカン!・・・それがこの「布引流英国車講座」の始まりです。


簡単に英国車だなんて言うんじゃない、歴史の浅い日本人は世界一下手クソなんだ。乗り方もメンテナンスも概念も世界一センスのない愚か者!それは君達の事なんだぞっ!
冒頭からはっきりと申します。英国車の世界とは変人の世界、普通の感覚では無理です。変わったモノに、変なモノに異常なまでの愛着心がある!愛する彼女が「もうーどうでもいいじゃない!」と言っても突然「いや!俺は譲れない!」愛想をつかした彼女から別れ話…それでも「いや!何を言われても絶対に譲れんぞっ!」 こんな馬鹿でなければ英国車に乗る事は無理です。
更に運転技術も、そこそこのレベルである必要があります。「英車ってシフトペダル右だろう…心配だなあ…?」そんな事位で怖気ずくヘタレお坊っちゃまなどサヨナラです。要するに七転び八起き、どんなに始動が大変でも、どんなにクラッチが重くても、「俺は絶対負けねーぞー!」そんな持続的な気迫が必要です。
そして、古い機械は壊れるモノ、この世界ではそれは当たり前の事、「故障は自己責任」なのです。油にまみれて服をドロドロに汚して何キロもの道を愛車を延々と押し続けなきゃならない、パソコン世代、スマホ世代の皆さんが大嫌いな「忍耐!」に「ど根性!」って言葉を胸に抱き、徹底的に打ちのめされた挙句、どん底から這い上がるだけの強い精神力がなければ古い英国車のオーナーにはなれないのです。


選ばれた者だけが操れる。幾多の試練を乗り越えてきた者だけが辿り着けるモーターサイクルの聖域。その魅力が今なお世界中のファンを虜にする。その重さが皆さんに分かるだろうか?
更に、多くのモーターサイクルを乗り継いで来た者だからこそ味わえる究極の世界。深い味わいと鉄でできた作品とも言えるモーターサイクルの放つオーラ。くどくどした説明など一切不要。持てば分かる、乗れば分かる至極の世界。それに負けないだけの実力を持つ選ばれし者達の世界なんだ!そう認識して頂く事が必要です。ですから、皆さん自身が今のままではだめです。セルモーターのボタンを押せば暖気運転まで自動でやってくれるバイクしか知らない今のままでは話になりません。では一体これから何が必要なのか?学んでいきましよう…

 
英国車になんか乗らなくていい。みんなで新車に乗ろう!絶対的現行バイクのすすめ。
皆さんの多くは自動二輪車の免許取得のための教習所通いをされていたと思いますが、次はどんなバイクに乗るか考えてみましょう。
・通勤通学・・・・・国産スクーターが最適・・雨風に強く手入れも楽。
・遠くへ行きたい・・国産バイクが最適・・・・世界一の性能に高い快適性。
・人と違ったもの・・現行輸入バイク・・・・・質感プラス優越感が味わえる。

これらは安い費用でメンテナンスも最小限で済み、無難なバイクライフを満喫できます。150回低金利ローンに長期保証、エアコンの効いた綺麗なショールームにアゲアゲの接客。おまけにプーンといい匂いのするきれいなお姉さんがいれてくれるコーヒーの味は格別!そして、沢山並んだ革のジャケットやアクセサリーの数々・・・もう舞い上がって誰でもハンコ押してしまいます。心強くも友達も同僚も近所の仲間までみんな乗ってる群集心理。そんな某アメリカ製バイクに乗れば貴方はもう無敵です・・・晴れて今日からアウトローライダーの仲間入り。何十年もバイク歴のあるベテランライダーのような顔して肩で風を切り、やたらとクサリをジャラジャラさせて即実戦投入可能です!!!


更に、私も長い間古いモーターサイクルのみならず現行のバイクについてまでもいろいろと吟味してきました。その経験から皆さんにお勧めするバイクは「現行車」です! さあ!次の休みにはホンダやヤマハにハーレーのショールームへとみんなで出掛けましょう!光り輝く新車の数々・・・きっと貴方を魅了してくれることでしょう。キーを受け取ったその日から、あなたの人生はバラ色です。右を見ても左を見てもみんな同じバイクに乗った仲間達。「新車っていいなァ・・人っていいなァ・・仲間っていいなァ・・・」これで全て解決です・・・間違っても半世紀も前に作られたポンコツの英国車なんかに乗ってはいけません。イイですか?皆さんの選ぶバイクは今の新車 現行車です!!お分かりですね?もう一度言います。間違っても英国車に乗ろうなんて思ってはいけませんよ!!
続く・・・               布引クラシックス 松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 13:19Comments(0)英国車講座ビギナー編