2017年09月19日
加古川名物進化系かつめし店 「ラッキー食堂」
最早全国区と言える加古川名物「かつめし」。今回は本場加古川安田の「ラッキー食堂」さんを紹介したいと思います。先ずは明姫幹線を走りタマホームさんの赤い看板を目指してください。
かつめしにもタイプがありますよ。それはケチャップ系の王道派にデミグラスソース系の進化派。その中でも私好みなデミグラスソース系を独走するかつめしがこれです。「牛 特上かつめし」 丹念に作られたソースが美味い。私は何時もソースを追加で注文します(有料タレ多め50円)。
ところが、私はエビフライ好きでもあるのでコチラもイチオシ「エビ 特大2尾」 美味いデミソースとエビがベストマッチング。そして、どちらも食べたいと言う人は、「エビと牛」とか「エビと豚」とかの組み合わせメニューもありますよ。
ランチタイムにはコーヒー等のドリンクサービスが。走り疲れた体に安らぎの空間が…何故かこのコーヒー妙に嬉しくなるんです。
では、まとめます。
ラッキー食堂さんの特徴・・・
・進化系のデミグラスソースが美味い!
・店内がこぎれいで彼女も連れて来られる。
・かつめし嫌いには「ラーメン、うどん、チャーハンも有るぞ」と言える。
・裏の駐車スペース広い。
補足・・・
・必ず「タレ多め50円」を頼むべし!(因みに私はダブルで頼みますよ。)
冬場に遠出が出来ない時期にはグルメに走る!英車乗りの鉄則ですね。京阪神方面から明るい西に向かって走りましょう。そして、明石焼きとかつめしをはしご、最後は三宮で餃子と食べまくるのもイイかもしれませんね。(私にはできません!) 2017年9月 布引クラシックス 松枝
詳細はコチラ
Posted by nunobiki_classics at
15:51
│ツーリング向けグルメガイド
2017年09月13日
布引流快走路ガイドその2「福井県道16号」
京都の周山街道と言えば近畿圏の方は皆さん知ってますね。で、今回はその先にある快走路「福井県道16号」を紹介いたします。
国道162号線をずっと進んでトンネルくぐるとここ「道の駅名田庄」に到着。ここから(小浜方面)暫く行って左折すると「県道16号」の入り口があります。
福井県道16号の特徴・・・
・奥の狭いトンネルと抜けた後の狭路によって交通量が少なく大型車も居ない。
・横に小川が流れほのぼのした山間の田舎の景色が落ち着く。
注意点・・・
・トンネル過ぎてからの下りは突然急勾配の狭路に変わるので注意。
・英国車では、トンネル迄の名田庄村側が快走路になります。
ポイント・・・
・足を延ばして、美山牧場の牛乳とかソフトクリームとか食べに行く。
・更にその先、美山の藁葺きの家の辺りで蕎麦を食べる。
・或いは逆に福井高浜方面に抜ける・・・
組み合わせると一日楽しめますよ。
英国車にはうってつけの田舎道。ゆっくり走るも良し、少し頑張ってみるのも良し・・・楽しみ方は皆さん次第です。皆さんも周山街道に行った際には、是非「福井県道16号」に足を延ばしてみてはいかがでしょうか?・・・ 2017年9月 布引クラシックス 松枝
2017年09月10日
神戸市中央区元町高架通 「丸玉食堂」
神戸市民の皆さん、この看板に最早説明など不要ですね。昔から元町に出ると、決まって飯はここでした。(絶対に教えない店と言いたいところですが、神戸市民はみんな知ってますので…)
一見さんを阻む怪しいエントランス。店の中央手前まで進み、謙虚な姿勢でお姉さんに席の指示を仰ぐのがここの流儀。勝手に座っちゃいけません。
店内入ったところはこんな感じで奥に厨房とカウンタ席とボックス席有ります。昔の病院みたいな冷酷な感じが昭和ですね。で、ここのお姉さん、昔は目がパッチリで実にほっそりしてました。今は実にご立派になられました・・・時の流れを感じます・・・
最初は「腸詰め」です。で、タレをつけて食べますが、ここのたれは辛いので微量つけるのがコツ。更に、緑の野菜(昔はパクチーだった気が…)と一緒に食べるんです。丸玉食堂定番の入り方ですね。
お次は、「ロバ」。実は30年以上この店に通う私でもこのメニューを食べたのは最近の事。このロバって意味が理解出来ずにいました。清水の舞台から飛び降りる覚悟で頼んでみると豚バラ肉の蒸し物でした。これ、あっさりして美味いですよ、大合格です。
そして「酢豚」。ここの酢豚は酸味を抑えた私好み。恐らく大衆中華としては神戸トップクラスです。中でも神戸市東灘区の「十二軒楼」と並ぶ神戸2大大衆酢豚!と言っても過言ではありません。
そして、私の大好物「春巻き」を説明します。ここの春巻きは皆さんが想像しているモノとは違います。具がコッテリなんてしてませんよ。「パリッ!サクッサクッ!・・・」例の辛めのたれを「ツンツン…」とちょっとだけつけて「サクサクッ!・・・」と、先ずは食感を楽しみます(火傷注意)。そして2個目、カウンターにある醤油と酢をつけると「おっ!うまいな・・・」。更に、3個目は塩を微量つけると「んっ!塩もイイねー・・・」今度はあっさり系に大変身!こうして遠慮なくカウンターの調味料を屈指するのがコツ。黄色い湯葉で出来た皮が病みつきになる松枝お薦めの一品です。
更に、これは「焼きそば」、確かなんとか焼きそばとか言ってこれ美味いんです。平たい麺に絡まる野菜と正体不明な肉が良い味出してる。嫌なんだけどめちゃ美味いんす(わたくし怪しいの実は苦手)。で、この「焼きそば」の特徴は、口に入れた瞬間は反応悪し、しかし暫くするとモツの旨味がじわーっと後から追っかけて来る。ですから、口に入れた瞬間に判断してはイケませんよ。
そして真打登場!丸玉食堂不動の人気メニュー「ローメン」。玉子が一杯のあんかけの具の下にはさっきの焼きそばと同じ平たい麺が隠れてます。味は意外にもあっさり。分析・・・ここではサラリーマンほぼ毎日これ食べます。更に女性もやたらにこれ食べます。そうです、お腹に負担が少ない、ある意味中華粥に似た存在なんです。彼女が「私、今日お腹の調子が・・・」とか言ったら迷わず「おねーさん、ローメン!」これで貴方の株もグッと上がりますよ。
そして、これが「肝の煎りつけ」松枝の大好物ツーです。理由・・・その昔レバー苦手だったにも関わらず、「レバー食べなさい」とかお医者さんに言われどーしようかと・・・そしてここの「肝の煎り付け」に出会ったところ嫌いどころか好物になってしまったと言う・・・。このレバー、臭みゼロでコリコリ!触覚抜群、とにかく触感良すぎ!そして味付けは醤油系と他のメニューと一線を画してます。見た目はくどいようだけど野菜も沢山取れて低血圧の女性にもうってつけのメニューではないでしょうか。
以前、「焼きめし」もうひとつかなと言ったりしましが、20年ぶりに丸玉食堂の「焼きめし」食べました。これ、アリです。これは超エスニック系の丸玉オリジナル味。もっちり系で味がエスニック!普通のチャーハンに飽きたらここに来て食べましょう。これぞ丸玉食堂の味!世間一般ではパラパラ系が良いとか言いますが、このもっちり系丸玉食堂のチャーハン、実に奥深いです・・・
そして、揚げ物系もう一品行ってみます。これは「手羽」、その他に「イカ」「エビ」「豚」とかいろいろあります。「丸玉食堂の揚げ物と言うと脂っこそうだよなぁ・・・」と言うのは全くの先入観。ここの揚げ物はカラッとしてさっぱり!全然脂っこくなく爽やか系なんです。これも食べ方が地味だと失敗します。さっきの「春巻き」同様、カウンターの調味料を屈指する事がポイントですよ。
ここで、まとめます。
丸玉食堂の3大人気メニュー
一番・・・「豚足」 (個人的に有り得ないので説明なし。)
二番・・・「中華丼」 (丸玉の超人気メニュー、迷ったらコレ。)
三番・・・「ローメン」 (中華丼同様不動のメニュー女性におススメ)
番外編Ⅰ・・・「肝のいりつけ」 (白菜とレバーがメイン、低血圧な私の必需品。)
番外編Ⅱ・・・本当は絶大な人気を誇る「冷菜」各種・・・これ実は丸玉食堂の陰の大人気メニュー。いろいろなホルモン系の物体が蒸されてます、流石にわたくし無理なので皆さんどうぞ勝手にやってください。一応参考写真これです(写真小さめ)。↓
補足
ここは、ご飯時には何時も混みますので午後15~17時頃が穴場タイム。でないと、厨房でカンフー映画好きの旦那さんとさっきの愛想悪い奥さんとか、或いは女将さんとかがマジでケンカを始めてしまいます「アチョーっ!何とか!かんとか!」。忙しい飯時にムンムンとした狭い店内でケンカの喧騒を聞きながら喰っても、それでも「・・・やっぱ、うっめーわっ!・・・モグモグ・・・」
神戸不動の台湾料理店「丸玉食堂」 元町にお出掛けの際に是非寄ってみては如何でしょうか・・・ 2017.9 布引クラシックス松枝
Posted by nunobiki_classics at
15:30
│芦屋近郊地元グルメガイド
2017年09月05日
1966 TRIUMPH 6TA Thunderbird 納車記録 東京都M様
1950年代のトライアンフを代表する6Tサンダーバード。これほど立ち位置の変わったモデルはない。
当時、最速の部類だった5Tスピードツインにもじわりと高速化時代の波が押し寄せ、排気量を上げた6Tサンダーバードが1950年にデビューする。
同時期にマーロンブランド主演映画「The WILD ONE」が上映され大ヒット、ファンの要望を受けたトライアンフ社は新色をラインナップ。それが全身ブラックカラーをまとった「THUNDERBIRD BLACKBIRD」だ。
リジットフレームからスイングアームフレームへと変わり、更に1963年にユニットエンジン化されモデル名も6TAとなる。当時はトップモデルであったサンダーバードもこの時代にはもっぱらスタンダード車として位置づけられた。雨や霧の多い英国らしくカバードされた本国仕様の車体は「バスタブ」と称され新聞に郵便に小荷物と色々なモノを運んでは市民の生活を支えた・・・(写真はハーフ仕様)
1960代半ばを超えると市場は最早アメリカの独壇場、何を作るにもアメリカ色が強くなり製造するその殆どがUSモデルとなる。そして1966年、遂にその歴史に幕が降りる。サンダーバードは製造中止となり同時にこのナセルヘッドも永遠にこの世から消え去ったんだ・・・
「サンダーバードが欲しいんですけど・・・」と一報が入り、私はシリンダーを降ろした。2年間、基本的なメンテナンスで走り切れるように念入りに作業を始めた。
この6TAでは、エンジンの圧縮比を上げよう。低めの設定である6TAにトロフィーと同様の瞬発力を与えた。
このシリンダーヘッドも車体と同時に製造されたモノ。幾つもの修羅場を潜り抜けて来たとっても大切なモノ。駄目なら交換すれば良いって話じゃない。
この辺りの作業上手くやらないとオイルは滲む。上手くやってもオイルは滲む…ここがクラシックモーターサイクルの難しいところ、それでもやれば必ず結果は出せる…
シリンダーを塗装する。古いモノだからと刷毛塗りでペタペタと塗るのがイケてると巷では言う。しかし、塗膜は鋳鉄製シリンダーの放熱を確実に阻害する。出来るだけ薄い塗膜でしっかりと塗る、そうすれば熱は逃げ易い・・・明白な話しだ。
軽く見られているホイールも走る上で重要なモノだ。各部品を洗浄点検し組み直す。何十年と使われたホイールベアリングはシールドタイプに替えてやる。
そして、今回はホイールサイズを前後共に当時のトロフィーと同サイズに替えた。又、当然の如くてスタンド類、リアのショックアブソーバーもそれに合わせ新調した。
フロント廻りのパーツも、こうして塗装する。ナセルヘッドからフロントフォークへの一連の流れは美しい。それぞれのパーツが流れるように色を塗る。
古いモーターサイクル故に、そのままでは走れないモノがある。それは電装部品。リレーにスイッチに信頼性の乏しい接続端子等・・・故障ばかりしている英国車の殆どが電気系統のトラブルによるもの。メインハーネスの製作交換に加えバッテリーに各スイッチと万全を期した。
そして試運転に出掛けた。ここは日本海、余部鉄橋。サンダーバードは朝から終始快調を保ち気持ちの良い走りを見せてくれる。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」転がり抵抗が少なく前後のホイールが楕円形になったかのようにグルグルと廻り車体を引っ張ってくれる。
英国車の中でもトライアンフのクランクシャフトは軽い。コツは大胆にスロットルを開る事だ。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」っと引っ張ってから、深くクラッチレバーを握り切り「・・・チャッ!・・・」っと確実にシフトアップしよう、ローからセカンドは抑え気味に、セカンドからサードギヤは思いっ切りに、そしてサードからトップギアへはそれなりにと、遠慮は要らない。スパークプラグの温度を高める事がポイントだ。
逆に減速時には慎重に走ろう。「ズバッバッバッ・・・」とスロットル戻してリアブレーキ当てて、「ズドゥーーーーーーーーン・・・」と待って待って回転数の下がるのを更に待ってからクラッチレバーを深く握り切り「・・・チャッ!・・・」っと入れて「ズッウォーーン・・・」と一度エンジン回転を上げて間髪入れずにクラッチをつないで「ズゥーーーーーーーーン・・・」とシフトダウンだ。
エンジンの再始動では、スターターレバーを優しく廻そう。決して蹴るんじゃない。「・・・グルン・・・」とリズミカルに廻す事。力む必要など一切無し!トライアンフのスターターは英国車の中でも最も軽い部類。スターターレバーを固定するコッターを守る事の方が旅を走り切る為に大切な事なんだ。アナログショッピングはコチラ。
ここはJR山陰本線の「鎧駅」 その昔、私がまだ高校生の頃、愛車に跨りスロットルを目一杯開けて走ってはここに来た。小さな駅舎からホームを渡り海を見渡せば見事な景色が出迎えてくれる。そして海を眺めた後・・・自然と笑顔が戻って来る・・・駅を出る頃には勇気が湧く・・・素敵な私の思い出の場所だ・・・
そして、男らしく帰って行く。「グッワンワンワンワン・・・!」キャブレターのスターターレバーを引っ張りキックを踏み込めば激しく唸るエンジン音「・・・キィーーーーン・・・」不規則な3本のマフラーから怒涛の如く白煙を巻き散らし走り去って行く・・・16才の私の愛車はカワサキ。未だ始まったばかりの人生で、こんなにも刺激の強く、大切にしていたモノは無かったかもしれない・・・そんな青春の一ページが瞬時に思い出される私のとっておきの場所なんだ・・・ ※駅の詳細はコチラ
皆さんには是非トライアンフで走ると言う事を、少し高貴な事だと思って欲しい。1966年製のこのサンダーバード6TA。今年で52年も頑張っているって事、皆さんもしっかと受け止めて欲しい。「ズバッバッバッバッバッバッ・・・」この一回一回の鼓動音を当たり前だと思って欲しくないんだ・・・
丹後半島の夜は孤独だ。何もない世界を淡々と走らなければならない。そんな時でさえ、サンダーバードは私を守ってくれる。寒くても暑くても辛くても、サンダーバードは私を運び続けてくれる・・・
そもそも皆さんは勝手だ。金を出してトライアンフを買えばいい。けれど買われてしまったトライアンフには君達を選べない。主人を選べぬトライアンフが幸せになれる保証など何処にも無いさ。せめて命あるモノだと信じて暮らしてやって欲しい・・・トライアンフにも人生がある!私はそう思うんだ・・・
そして納車の日、彼が夜行バスに乗って東京から来てくれた。東京では少し特殊な仕事をバリバリこなしているそうだ。前回のファストバックの彼同様、頭が下がる思いだ。
今日は、丸一日かけて納車をする。いろいろ話して説明して、そしてこうして実技編もある。エンジンの掛け方からメンテナンスの話まで時間を掛けて話したい。東京だと頻繁には会えないからだ。
帰りに焼肉を食べながら話をする。結局、サンダーバードの事のみならず、仕事や家庭や諸々の話の方が多かったのかな?彼を知ると同時に彼も私を知る有意義な時間を持てた。
そして、いよいよ彼が東京まで帰って行く。初めてのトライアンフ、初めての右シフトレバーを気にしていたがどう感じるのだろうか?・・・頑張って帰って欲しい、家族の下へ無事に辿り着いて欲しい 「・・・一緒に走る迄には上手になっていなよ・・・」 と小声でつぶやいた。
1950年のデビューから1966年のファイナルモデルへと。栄光から挫折を味わった名機サンダーバードを2017年の日本の、それもこんな田舎のインターチェンジで今見送るって事・・・私が自身で輸入し自分自身で面倒を見て来たサンダーバードは単なる売り物なんかじゃない。家族同然の存在を失うって悲しみを誰が理解できるだろうか?・・・主人を選べぬこの6TAサンダーバードをいつも幸せに暮らせるようにする事は君の絶対的な義務だ!次の箱根できっと立派に出迎えてくれる6TAサンダーバードをこの瞬間、私は脳裏に焼き付けたんだ・・・
2017.9.6 布引クラシックス松枝
後日、Мさんから便りを頂きましたよ。是非ご覧ください。
「松枝様
お世話になります。東京のMです。
無事、東京の家に着きました。(連絡少し遅くなりスミマセン)
新東名で小雨に見舞われましたが、そのタイミングで仮眠しました。
後は曇ってましたが、雨の心配はありませんでした。
渋滞の方も大丈夫でした。
エンジンまわりもチェックしました が、オイル滲み等は全く無かったです!
燃費もびっくりする位良く、途中で13リットル分入れた位です。
この2日間は、自分の中で、今年の夏一番のイベントだったと思います。
松枝さんには焼肉をご馳走して頂いたり、バイクの説明して頂いたりとても感謝しています。
ありがとうございました。」
松枝の返事です。
「М君、ありがとうね。本当にお疲れ様でした。
無事に帰れて安心したよ。
僕も君に会えて良かった。これも何かの縁だね・・・
今度の箱根、楽しみだね。
それまで、密に箱根で練習して頂戴よ!では・・・松枝」
試運転参考資料
一般道走行距離 314.4km
高速道路走行距離 77.9km
総走行距離 392.3km
使用燃料 11.94L(プレミアガソリン)
燃 費 32.8km/L
Posted by nunobiki_classics at
23:22
│作業完成報告トライアンフ編
2017年09月03日
肉食系男女に贈る私好みの餃子のある 台湾料理「愛愛」さん
高齢の女将さんが「いらっしゃーい!」と元気に出迎えてくれた深夜営業のプレハブ小屋・・・バブル経済絶頂の頃、大繁盛していたこの店を皆さん覚えていますか?べニア板の床がペコペコしていましたよね?私は20代の頃から足繁く通っていました・・・それはさておき、ここの餃子の特徴は豚肉の触感。ガブッと食べると「丸ごと肉ーっ!」て感じがうめーっえんです!
で、餃子好きと言えばニンニク無くして語れませんよね。そんなニンニク好きの皆さんに言いましょう。レベルの高い神戸の餃子にはニンニクは入っていません!ニンニクの味に頼るようなモノは神戸では餃子とは言わないのです!(個人的にニンニク嫌いって話もありますが…) で、次に大事な名脇役であるタレ、神戸では「味噌だれ」が常識。この味噌だれに、備え付けの醤油と酢と辣油を松枝独自のブレンドでまぜまぜ(写真右下、良く見て参考にしてくださいよ)・・・両面焼かれた餃子に味噌だれを絡めれば・・・「ガクッ!」と頭が垂れ暫く動けなくなる位、美味いんす・・・
そして、餃子と並んで定評のある「台湾汁そば」。この澄んだスープと、その上に乗っかる肉みそが美味い!(わたくし松枝は、実は大のラーメン嫌い。そんな私が食べるのはこの世で二か所のみ。ここの台湾汁ソバともう一軒、北長狭1丁目にある「梅春園」の台湾汁そばだけですコチラ。)
で、実はこの店も、今は立派なビルになってしまいました。御影石みたいな立派なビルがちょこっと冷たい感じ・・・中に入るときれいな店内・・・絶対に昔のプレハブ小屋の方が良かった・・・
あの油まみれの薄汚い壁に大胆なポーズのお姉ーさんのポスターがバンバン貼ってあって、店の客は仕事帰りに飲みに行った帰りのシメにこの店でガツガツ餃子に喰らいついていつも満席で熱気ムンムン・・・あぁ~あの風情に今はもう会えない・・・またひとつ昭和の風景が無くなってしまいました・・・
如何ですか、東門通りのほぼ中央東側にある「台湾料理 愛愛」さん。生田神社の駐車場に車止めて東門のせまーい門をくぐると直ぐ。「腸詰」に「空心菜炒め」とか他にも美味いモノたくさんありますよ・・・ 2017/9/3 布引クラシックス 松枝
Posted by nunobiki_classics at
12:48
│芦屋近郊地元グルメガイド