2017年02月28日

第三回布引流英国車講座納車待ちクラスご参加ありがとうございました!


「第一回と第二回は面白く無いですよ!」 当初、皆さんに申しました。そして今回からからビギナー講座はいよいよ実践編。始めて触れる実車の感触・・・ワクワク、ドキドキ・・・期待が高まるーっ!
今回の参加者は、1965のボンネヴィルの愛媛のオオモトさん、同じく同年式のトラを待つ謎の女Aさん、BSAのA65のパティシエ LENAさんです。そして、A65のBさんは海外出張で止む無くキャンセル、1964年のボンネヴィルCさんはドタキャン‼ という訳で少数精鋭、布引クラシックスが本来求めていた少人数制で午前中の講義は始まりました・・・。


今回は英国車を始動するまでのイロハを学びます。 「現行車の事はもう忘れて、一から始めよう!」 「エンジンの始動は力ではなくリズムなんだ・・・強く蹴ってもかからないよ・・・」 「1・2・3・・・・グルンッ・・グルンッ・・グルンッ・・なんだ・・・」 意外にも松枝の説明は抽象的。


難解な始動装置もマスターしなければなりまぜん。 「チョークレバーは戻して効かせて・・・微量引いて行くんだぞ。」 「ティクラーは指で押して状況に応じて合わせよう・・・こんな感じだ・・・」 一人前になる為に必要な知識を頭に叩き込みます。


「とにもかくにもスロットルの合わせ方が全てだ!」 「現行車のように待っててもかかんねぇぞっ!」・・・お昼も廻りそろそろお腹も空いてきましたよ。


ランチタイムの後、本職のパティシエであるLENAさんが作ってくれたケーキ。今日メインで参加するはずだった1964のボンネヴィルCさんの完成祝いをするはずがなんとドタキャン!彼の為に用意してもらったこの素晴らしいケーキを一体どうするんだい?皆で 「Cさんサイテーッ!もう無視して頂きましょう!」 美しい仕上がりのケーキをそろっと口に入れると 「うっウメー!」 冗談抜きに上品な甘さとイチゴと生クリームのハーモニーが素晴らしい!なにより「TRIUMPH T120R」のクッキーが的を得ている!。パティシエLENA嬢、おいしゅうございました・・・レナ工房はコチラです。


(因みにこれがCさんの納車目前のトライアンフ。布引クラシックスでレストアした現存数の極端に少ない1964のボンネヴィルです。内外共に素晴らしいモノに仕上がりましたよ。間も無く試運転の報告致します。)


お腹一杯になったところで午後はいよいよ実技です。実物を前に松枝が説明開始!「てめぇらっ、やる気あんのか?!・・・オーッ!」 「・・・しくじるんじゃねーぞっ!・・・オーッ!・・・」 超体育会系布引流スパルタ教育の始まりです!


「かかったら、まずここの回転まで右手でキープしやがれっ! 一度かけたら死んでもエンジン止めるんじゃねーぞっ!」 「オーッ!」


男オオモト、最初に挑戦!では、人生初のスターターレバーを踏み込みます 「おりゃーっ!・・・」 かかりません・・・ 「おりゃーっ!・・・」 かかりません・・・何度やってもかからない。外は真冬の寒さなのに額には汗びっしょり・・・初めての挑戦に力み過ぎている。 「軽くやってごらん・・・」


「ほら・・・スターターシャフトの中心を見て、シャフトを廻すんだったろ?・・・」 「あっそうか・・・グルンッグルンッ!・・・ズズッン・・」 あっ!反応した・・・軽くリズムカルにやるとコツが掴めてきた、すると・・・「グルンッグルンッ・・・ズッ・・ズッ・・ズッバッバッバッバッバッ・・・」


 「ウォーッ・・・か、かったーっ!・・・ヒィーーン・・・ズバッズッバッバッバッバッバッ・・・」 男オオモト、感動の瞬間です!


次は同じくボンネヴィルを注文頂いた謎の女A 「行きまーす!」 始めて来店した時、「そんな棒みたいな細い体にはトラの650は無理だっ!」 と追い返した・・・それでも 「私、トライアンフ乗りたーいっ!」 って言うんだよ。


当然のこと彼女には難しい。痛い思いをして諦めて帰ってくれ・・・案の定、苦戦している・・・「よいしょっ!・・・よいしょっ!・・・もう一丁!・・・」 彼女の意気込みとは裏腹にトラは全く無反応・・・


「やめりゃいいのに、まだやるの?・・・」 女の意地とは恐ろしい、段々と激しさが増していく・・・男オオモトもドン引き、避難開始! 「なんだこのおんな・・・すげーっ荒れ狂ってきたぞ・・・」 長い髪を振り乱し妖怪のように暴れている・・・


すると 「ズッズッ・・・ズッバッバァーーンッ!」 事もあろう事にエンジンかかったぞ!!


「バッバッバッバッバッ・・・3千キープしやがれっ!」 「死んでもエンジン止めるんじゃねーぞっ!・・・ハーイッ!」 女の底力を実感致しました。


続いてBSAのA65のパティシエLENAさん、今までの二人とは相反していとも簡単にエンジン始動! 「ズッズッバッバァーーンッ!・・・バァーーン・・・バァーーン・・・」 スロットルあおって遊んだりして楽しそう。


「バァーーン・・・バァーーン・・・」 振動で後ずさりするトラを後ろから大本が必死に抑えるも、パティシエLENAはルンルンの笑顔でご満悦!? 「なんだよ・・・そんなに簡単にかけるなよ・・・」 講師松枝は二人の女性がここまで簡単にかけるとは思いもしなかったのでありました・・・


更に布引流英国車講座は続きます。「次は走りだっ!・・・」 各人、エンジンの始動、発進!ローギアからセカンドギア、サードギアにトップギアへと・・・「いいかっ!・・・クラッチは底まで握れっ!・・シフトは丁寧に踏み込めっ!・・・エンジンはズッドーンと廻すんだぞっ!・・・オーッ!」


「頭を伏せろっ!・・・スロットルをもっと大きく開けてっ!・・・オーッ!」 一般道からワインディングロードに高速道路に至るまで、その走り方をイメージトレーニング。初めての英国車のエンジンを始動してそのサウンドとバイブレーションを体験する・・・完成した暁に実際に乗る時に、今日の体験が必ず役に立つ、そんな講習会となりました。


そして、当店の社員食堂化している「牛屋たなか」で反省会。(牧場直営店、旨い肉がリーズナブルに食べられる)コチラ


左からA65のパティシエLENAさん、トラ650の謎の女Aさん、1965ボンネヴィルのオオモトさん。布引クラシックスオリジナルラグランTシャツとカレンダーを手に家路に着かれましたよ。

では、感想を頂きましたのでご紹介いたします。

男オオモトさん。
「やはり少人数なのが良かったです。一人当たりの充実度が高くて・・・今日は、自分のボンネヴィルのエンジンを始動出来て感動しました。ありがとうございました!」

謎の女Aさん
「トライアンフの始動とっても感度的でした!びっくりしてあたふたしましたが(笑)。チョークやティクラー、キャブ(気化器)の話もとても勉強になりました!本当に1日ありがとうございました!」

パティシエLENAさん
「トライアンフのエンジンをかけるなんていう貴重な体験をさせてもらい「乗りたい!」って気持ちにさせられちゃいました。 まだまだ勉強・体力足りませんが…エンジン始動出来て感動!ひとりではしゃいでしまいました!楽しい一日でした!」

総括
皆さん、初めて英国車のエンジンを自分の力でかけた時の事、覚えていますか?あの感動を今も覚えていますか?今回の講習を受けて頂いた3名の方はもちろん未だ始まったばかりです。不安で先の見えないトンネルの中・・・それでも今日、自分の足でかけたこの経験で一抹の光明が見えてきた。ぐっと自信を持つ事が出来きたんだ。・・・勿論、誰にでも未知への不安は有ります。何度も言いますが古い英国車は今のバイクと同じではありません。暑い湿度の高いこの日本で上手に英国車に乗るための知識を自分の身体で体感する事・・・それはとっても大切な事なのです。そして、「布引クラシックスの顧客たる者、クールに走れっ!」 これが布引クラシックスで英国車を売る時の絶対条件。要するに「下手クソには売らん!是が非でも上手になれっ!」 次の第4回は「布引流英国車走行術」 待ち焦がれた愛車が納車され公道デビューする時にガツーンと走れるように学びます。受講生の皆さん、第4回も必ず参加して頂きたいと思いますよ。では・・・    2017.2.26 布引クラシックス 松枝

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