2018年01月19日
1955 BMW R50 神戸市 Y様 車検整備
布引ファミリー常連、神戸市のY様。いつも差し入れ持って訪れてくれる松枝お気に入りのお得意様であります。(いつもありがとうございます。)
「オイルは小まめに交換しろっ!」 言わなくても時期が来れば交換に来てくれるナイスガイ。今回は車検に合わせてリア廻りを取り外しての作業を致しました。
ドライブシャフト廻りの点検にブーツの交換とか・・・更にスピードメーターケーブルのブーツの他、スロットルケーブル等のブーツも交換してやります。
そして、クラッチのレリーズ廻りの点検や・・・
バルブ廻りにと・・・その他いろいろな作業を致しました。
このYさんは神戸市中央区在住の超海沿いのお住まい・・・よってスポークも御覧の通り。
海辺の環境に配慮して、ここはステンレス製のスポークに組み替える事にしました。左がスタンダードのスチールスポーク、右が今回張り替えるステンレス製。(松枝はスチール好きですけど・・・海沿いの人はスチールとかステンレスとか悩んでる場合ではないでしょ!)
このリムはオリジナルで1955年当時から使われているので、やはりバランス取りも結構な労力要りますね、交換すれば話は楽。しかしオリジナルを使えるまでは使いたい・・・意地でも使う訳ですね(ケースによっては結構大変、今回も大変)。
で、前後共にステンレス製となりました。これで中央区の塩害にも耐えてくれることでしょう・・・良かったです。
オリジナルのスロットルユニットにはこうしてブラス製のベベルギアと超ミニチュアなチェーンが使われいる・・・どうですかこの見事な出来栄え、英国車には絶対に有り得ないモーターサイクルの美学!・・・しかし、1955年から使われていて今年で63年目。遂に交換の時となりました・・
これが、今入手可能なモノ。材質は変わっても構造は変わらない・・・この場合、ここが外れると乗り手は困るので信頼性優先ですね。
これはハンドルロック。昔のモノはメーカー関わらず殆ど取り外されているのが現状。ドリルで揉んで取り外し・・・
こうして新しいモノを取り付けます。スペアキーも有るので安心。誰も盗まないと思っていても、やはりハンドルロックはある方がイイ、それが人間の心理です。(この後フタが着きます)
そして、魚崎浜まで無事に検査を受けて参りましたよ。とにかく一度ピシッと作業するとガツンと決まる・・・それがドイツ製モーターサイクルの良さ。オーナーのYさんも大変気に入ってるようで、ベストマッチではないでしょうか。また、今年も一緒に走りましょうね。この度は誠にありがとうございました!
2018/01/19 布引クラシックス 松枝
過去の作業を是非ご覧ください。コチラ
1986 DUCATI 750F1-3 一般修理作業報告 西宮市T様
1989 DUCATI 900SS プチ修理しました。
1972 HONDA CB750K1 新たなオーナーの下へ!兵庫県N様
1980 HONDA CB750FA エンジン修理作業報告
1986 DUCATI 750F1 修理報告
1971 HONDA CB750K1 整備報告 オーナー 大阪市帝塚山 H様
1989 DUCATI 900SS プチ修理しました。
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Posted by nunobiki_classics at 17:48
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