2019年08月15日
「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 読ませて頂きました…
相変わらずの忙殺状態が続く布引クラシックス 「はぁ…気失いそう…」 こんなに仕事してちゃぁ死んじまうよと久し振りの完全休日宣言! 芦屋の自宅にて心身ともにリラックス中・・・発売から随分経った今日 「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 読ませて頂きましたよ。
ページをめくってみると…「今までに感じた事のない新感覚⁈」 書いてありますね… 「古いのに新鮮⁉ 新しく感じる古さ⁉」 「もしかすると英車が持っている魅力とは今にない新しさじゃないのか!…」 冒頭から威勢の良い啖呵で始まっております…
次は、三大メーカーの諸々が事細かに書かれていますね。簡単に言いますけどこの限られた誌面に簡潔明瞭にまとめるってのは大変だと思う、良く出来てます。
更に、これらはS氏が直接オーナーに出向き、逐一取材をした生の記事。そこいらの本のように適当にネットで調べるだけの記事とはモノが違います。今正にイギリス車に興味を持ち始めた方、是非参考にして頂きたいと思いますよ!(松枝おススメ)
さて皆さん、ネクストステップです。この「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」を読みまして私なりの視点から皆さんに幾つかお伝えしたいと思います。「軽快な安定感⁉こそ英車神髄だ‼」ってカッケーッ! コチラは布引ファミリー兵庫支部のNさんのTR6→コチラ
先ず1960~1962年のプリユニットモデルの事を・・・「650がこれほど軽快でいいのか⁉」 で始まり、グニャグニャなフレーム剛性なのに「狙い通りのコーナーリングを完了してしまう…なにか日本車とは生まれから育ちが違うような新鮮な感覚だ!」 ここイイですね…こんなんでいいんか?っと思ったらちゃんと走っちゃうじゃないか、モーターサイクル発祥の地イングランドの底力っ!って感じですよね。そして「板」って動物的表現は的を得ていて、分かる人には笑う位に共感できる(大笑)。
そして1963~1970のユニット650の事を・・・「シングル並みの軽快感と650ツインのトルク感…こんな組み合わせのオートバイが50年以上も前にすでに存在していたとは⁉…トライアンフが今でも大人気なワケがなんだかハッキリ見えて来きた。」 はっはぁ~、現トラオーナー全てが最初に感じる事ですね…フムフム。
更にBSA A10 について・・・「実用車っぽい出立ちに反しいトライアンフに通ずる英車感覚」 「ある回転域から、クランクの回転惰性力に加速力が乗っかっていく感じ、振動が少なくなると同時に伸びやかな加速へと変わる!…」 実は松枝、地味な存在のA10の魅力を常日頃から伝えたいと思っていた。Bシリーズシングルにも通ずるあのクランクフィーリングをズバリ見抜いた事に大感激だ。
で、ここからは上級者編的記事、ウチで言うところの「布引流英国車講座上級者編」だ・・・で、ここはね本当に英国車の全くの神髄で核の部分、ここで結論的に言っちゃったんだけど、「単気筒クランクをそのまま2気筒クランク化したようにしか見えないのだ!」 これ言っちゃダメだって!これほんとうの事なんだもの。これだから英国車独特の走りがあるんだから…ダメだよ言っちゃぁ…
更に、「左右の支持しか持たない円盤クランク…そのジャイロ効果…その力を大きく利用した構造なのでは!…」 これもそうなんだもの。このねフライホイールの生む強大な慣性力は現代では完全否定されたモノだけど、今となってはこの時代のモーターサイクルにしか存在しない現行ツインエンジンとの決定的な違い、これだから英車は面白いって言う根源なんだ。
「マスの中央集中で、単気筒並みの軽快感‼」 これ、すっごくイイ事書いてある。四気筒のクランクシャフトは安定性が高く扱い易い。対して単気筒のように幅の狭いクランクシャフトは不安定で本来扱い辛い。で、先にも書いてあったシングルのような英車のクランクシャフト。ましてや重いフライホイール成分が真ん中にあって強いジャイロ効果を生んでいる…ここなんだよ!…これがその神髄、大神髄なんだよ!…書いちゃダメなんだけどなぁ…いい事書いてある。
で、皆さん。普段英車は楽しいとか言って走ってますけど、実は本当に難しいですよね?そんな時、このクランクシャフトの話を何度も読んでみよう。すると、段々と自分の走りに磨きが掛かってきますよ。「なんだか前より走りづらいなぁ…」と思ったら読んでみる 「ン?…この事かな?…」 繰り返し読んで走ると 「はっはぁ…こうすれば楽しく走れる訳なのか…」 と、なります。そして暫くするとまた自分が下手クソになって悩んだりする…するとまたこの本繰り返し読んでみる…
「英国車乗りたる者先ずは乗りづらいクランクシャフトの意味を知れ!…」なにを差し置いてもクランクシャフトが基本。私がいつも言ってますよね「布引流英国車上級者たる者クレバーになれ!」そうです、本読んで知識を頭に叩きこんで走るんです!・・・そして気が付けば本、ボロボロになっちゃった…これがこの本の正しい使い方。我々のような超アナログバイク大好き人間が絶対に読まなきゃイケない参考書。それが「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 布引クラシックス社長マツエダがドンッ!と太鼓判を押すお薦め本ですよ!
「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」の購入は→コチラ
で、最後の方に何気なく書いてあるこのページ。「オイッちょっと待った、これ大事な事じゃないか!」慌てて目を止めました。これはね、古いモーターサイクルの古典的弱点でもあるんですね。ちと、難しからクランクシャフトの意味が少しずつ分かってきて…スロットル操作にエンジンの扱い方が楽しくなってきた後で結構です。改めてこの記事読んでみましょう。バネってモノの意味を知ると再びガツーンッと新たな感動に包まれますから・・・
で、続いては今回の取材にご協力頂いた布引ファミリーの方々に感謝を込めてご紹介します。6Tは布引ファミリー現在所在地不明のがんばれTさん!→コチラ
これもそうですね…→コチラ
この1966のトロフィーは布引ファミリー兵庫支部のKさん→コチラ
同じく1968は布引ファミリー会長のトロフィー→作業はコチラ、試運転はコチラ
このA10は布引ファミリー大阪支部のHさんの→コチラ
これは布引ファミリー東京支部のTさんのファストバック→コチラ
Tさんは顔写真まで出てますよ。「えーっ!めちゃ男前に写ってるし…」 いやいや、何時も男前ですよ…
それにひきかえなんだよ私の写真、まるで叱られた子供みたいじゃないか!…
で、これは私の愛車、控えめかと思ったらこんなに大きく…恐縮です。(お知らせ…わたくしのコマンド、店舗の移転に間に合うように、この度久し振りのモディファイ作業断行を決定致しました。なので暫く休眠致します。完成時には又報告致しますよ!)
そして取材にご協力いただいた布引ファミリーの方々へのお礼です・・・この度は大切な愛車をお貸し頂き誠にありがとうございました。やはり愛車がご自分の手元を離れるって事はとても不安であり心配になるもの。「愛車を溺愛しろっ!」っと、私は皆さんにいつも言いながら…その心情ご察し致します。これを機会に、更に皆さんの愛車に誠心誠意対処出来るよう精進したいと考えております。この度は誠にありがとうございました・・・
そして最後に、この「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」を製作されました編集部のS氏とY氏。今回はS編集長とY副編集長ですね。勝手な事書いてごめんなさいね。で、このお二人にはもう感謝の一言です。以前にも言いましたがこの二人は黙ってますが本当は凄い人なんですよ。以前の話しは→コチラ。ですから私自身、今後も彼らに認められるようなモーターサイクル作りを目指して努力して参りたいと常日頃思っております。
で、今年はご一緒にキャンプツーにでも行きたいと考えていますよ。「人生は一度きり!」楽しいキャンプの夜を過ごしてみたい…マツエダそれも楽しみなんです。
この度はありがとうございました&お疲れ様でした。また次に素晴らしい無情事務所編集のモーターサイクル本、出るの楽しみにしてますよ!では・・・2019/08/15 布引クラシックス社長 松枝
2019年新年度のご挨拶・・・ストバイ最終号に思う事・・・
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ストバイ185「車体に乗る」読みました。
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Posted by nunobiki_classics at 23:45
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