2019年08月15日

「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 読ませて頂きました…


相変わらずの忙殺状態が続く布引クラシックス 「はぁ…気失いそう…」 こんなに仕事してちゃぁ死んじまうよと久し振りの完全休日宣言! 芦屋の自宅にて心身ともにリラックス中・・・発売から随分経った今日 「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 読ませて頂きましたよ。


ページをめくってみると…「今までに感じた事のない新感覚⁈」 書いてありますね… 「古いのに新鮮⁉ 新しく感じる古さ⁉」 「もしかすると英車が持っている魅力とは今にない新しさじゃないのか!…」 冒頭から威勢の良い啖呵で始まっております…


次は、三大メーカーの諸々が事細かに書かれていますね。簡単に言いますけどこの限られた誌面に簡潔明瞭にまとめるってのは大変だと思う、良く出来てます。


更に、これらはS氏が直接オーナーに出向き、逐一取材をした生の記事。そこいらの本のように適当にネットで調べるだけの記事とはモノが違います。今正にイギリス車に興味を持ち始めた方、是非参考にして頂きたいと思いますよ!(松枝おススメ)


さて皆さん、ネクストステップです。この「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」を読みまして私なりの視点から皆さんに幾つかお伝えしたいと思います。「軽快な安定感⁉こそ英車神髄だ‼」ってカッケーッ! コチラは布引ファミリー兵庫支部のNさんのTR6→コチラ


先ず1960~1962年のプリユニットモデルの事を・・・「650がこれほど軽快でいいのか⁉」 で始まり、グニャグニャなフレーム剛性なのに「狙い通りのコーナーリングを完了してしまう…なにか日本車とは生まれから育ちが違うような新鮮な感覚だ!」 ここイイですね…こんなんでいいんか?っと思ったらちゃんと走っちゃうじゃないか、モーターサイクル発祥の地イングランドの底力っ!って感じですよね。そして「板」って動物的表現は的を得ていて、分かる人には笑う位に共感できる(大笑)。


そして1963~1970のユニット650の事を・・・「シングル並みの軽快感と650ツインのトルク感…こんな組み合わせのオートバイが50年以上も前にすでに存在していたとは⁉…トライアンフが今でも大人気なワケがなんだかハッキリ見えて来きた。」 はっはぁ~、現トラオーナー全てが最初に感じる事ですね…フムフム。


更にBSA A10 について・・・「実用車っぽい出立ちに反しいトライアンフに通ずる英車感覚」 「ある回転域から、クランクの回転惰性力に加速力が乗っかっていく感じ、振動が少なくなると同時に伸びやかな加速へと変わる!…」 実は松枝、地味な存在のA10の魅力を常日頃から伝えたいと思っていた。Bシリーズシングルにも通ずるあのクランクフィーリングをズバリ見抜いた事に大感激だ。


で、ここからは上級者編的記事、ウチで言うところの「布引流英国車講座上級者編」だ・・・で、ここはね本当に英国車の全くの神髄で核の部分、ここで結論的に言っちゃったんだけど、「単気筒クランクをそのまま2気筒クランク化したようにしか見えないのだ!」 これ言っちゃダメだって!これほんとうの事なんだもの。これだから英国車独特の走りがあるんだから…ダメだよ言っちゃぁ…


更に、「左右の支持しか持たない円盤クランク…そのジャイロ効果…その力を大きく利用した構造なのでは!…」 これもそうなんだもの。このねフライホイールの生む強大な慣性力は現代では完全否定されたモノだけど、今となってはこの時代のモーターサイクルにしか存在しない現行ツインエンジンとの決定的な違い、これだから英車は面白いって言う根源なんだ。


「マスの中央集中で、単気筒並みの軽快感‼」 これ、すっごくイイ事書いてある。四気筒のクランクシャフトは安定性が高く扱い易い。対して単気筒のように幅の狭いクランクシャフトは不安定で本来扱い辛い。で、先にも書いてあったシングルのような英車のクランクシャフト。ましてや重いフライホイール成分が真ん中にあって強いジャイロ効果を生んでいる…ここなんだよ!…これがその神髄、大神髄なんだよ!…書いちゃダメなんだけどなぁ…いい事書いてある。


で、皆さん。普段英車は楽しいとか言って走ってますけど、実は本当に難しいですよね?そんな時、このクランクシャフトの話を何度も読んでみよう。すると、段々と自分の走りに磨きが掛かってきますよ。「なんだか前より走りづらいなぁ…」と思ったら読んでみる 「ン?…この事かな?…」 繰り返し読んで走ると 「はっはぁ…こうすれば楽しく走れる訳なのか…」 と、なります。そして暫くするとまた自分が下手クソになって悩んだりする…するとまたこの本繰り返し読んでみる…


「英国車乗りたる者先ずは乗りづらいクランクシャフトの意味を知れ!…」なにを差し置いてもクランクシャフトが基本。私がいつも言ってますよね「布引流英国車上級者たる者クレバーになれ!」そうです、本読んで知識を頭に叩きこんで走るんです!・・・そして気が付けば本、ボロボロになっちゃった…これがこの本の正しい使い方。我々のような超アナログバイク大好き人間が絶対に読まなきゃイケない参考書。それが「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」 布引クラシックス社長マツエダがドンッ!と太鼓判を押すお薦め本ですよ!
「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」の購入は→コチラ


で、最後の方に何気なく書いてあるこのページ。「オイッちょっと待った、これ大事な事じゃないか!」慌てて目を止めました。これはね、古いモーターサイクルの古典的弱点でもあるんですね。ちと、難しからクランクシャフトの意味が少しずつ分かってきて…スロットル操作にエンジンの扱い方が楽しくなってきた後で結構です。改めてこの記事読んでみましょう。バネってモノの意味を知ると再びガツーンッと新たな感動に包まれますから・・・


で、続いては今回の取材にご協力頂いた布引ファミリーの方々に感謝を込めてご紹介します。6Tは布引ファミリー現在所在地不明のがんばれTさん!→コチラ


これもそうですね…→コチラ


この1966のトロフィーは布引ファミリー兵庫支部のKさん→コチラ


同じく1968は布引ファミリー会長のトロフィー→作業はコチラ、試運転はコチラ


このA10は布引ファミリー大阪支部のHさんの→コチラ


これは布引ファミリー東京支部のTさんのファストバック→コチラ


Tさんは顔写真まで出てますよ。「えーっ!めちゃ男前に写ってるし…」 いやいや、何時も男前ですよ…


それにひきかえなんだよ私の写真、まるで叱られた子供みたいじゃないか!…


で、これは私の愛車、控えめかと思ったらこんなに大きく…恐縮です。(お知らせ…わたくしのコマンド、店舗の移転に間に合うように、この度久し振りのモディファイ作業断行を決定致しました。なので暫く休眠致します。完成時には又報告致しますよ!)


そして取材にご協力いただいた布引ファミリーの方々へのお礼です・・・この度は大切な愛車をお貸し頂き誠にありがとうございました。やはり愛車がご自分の手元を離れるって事はとても不安であり心配になるもの。「愛車を溺愛しろっ!」っと、私は皆さんにいつも言いながら…その心情ご察し致します。これを機会に、更に皆さんの愛車に誠心誠意対処出来るよう精進したいと考えております。この度は誠にありがとうございました・・・


そして最後に、この「BRITISH TWIN 愉悦の英車神髄」を製作されました編集部のS氏とY氏。今回はS編集長とY副編集長ですね。勝手な事書いてごめんなさいね。で、このお二人にはもう感謝の一言です。以前にも言いましたがこの二人は黙ってますが本当は凄い人なんですよ。以前の話しは→コチラ。ですから私自身、今後も彼らに認められるようなモーターサイクル作りを目指して努力して参りたいと常日頃思っております。


で、今年はご一緒にキャンプツーにでも行きたいと考えていますよ。「人生は一度きり!」楽しいキャンプの夜を過ごしてみたい…マツエダそれも楽しみなんです。

この度はありがとうございました&お疲れ様でした。また次に素晴らしい無情事務所編集のモーターサイクル本、出るの楽しみにしてますよ!では・・・2019/08/15   布引クラシックス社長 松枝







  

Posted by nunobiki_classics at 23:45雑誌掲載など

2019年01月06日

2019年新年度のご挨拶・・・ストバイ最終号に思う事・・・


布引ファミリーの皆様、明けましておめでとうございます。昨年度は大変お世話になりました。今年も皆様に満足頂ける仕事を提供すべく精進して参りますのでどうぞよろしくお願い致します。
さて、「ストリート&バイカーズ」さんの最終号。これには私も思うところがある訳です。今年のご挨拶として少し話を聞いて頂けたら幸いです・・・

1990年代初頭にバブル経済が崩壊しその後円高による日本経済の低迷が続く中、Windows95が発売されると世界は本格的なパソコン時代へと突入、モーターサイクル業界も大きな変革を求められその景色は一変し2000年を超えて落ち着く頃には様々な変化が…ハンドルの横にはカーナビにスマホにETC…そしてインジェクションモデルにアンチロックブレーキにトラクションコントロール…バイクは壊れない事が常識なのよ…これが今のスタンダートとなりました。

最早バイクは人間がいなくても自立して走る時代です。バイクが勝手に立って自動運転で走るそうです・・・そんな光景を目にして私はぞっとした。バイクが機械の意志で走り人間は何もしなくていい・・・皆さん、皆さんは本当にそんなモノが必要なんですか? 一体世の中は何処へ向かっているんだい?誰か私に納得いく説明をしてくれないか?完全なデジタル社会の昨今、せめてモーターサイクルだけはアナログなモノであって欲しい。そう思うのは私だけなのかい?…

そうした中、雑誌の取材も変わった。今までは営業マンや取材者が頭下げて「お世話になります、よろしくお願いします!」 「おーっ、お疲れ様…暑いねぇ今日は…」 血の通うつき合いが出来ていた。それが突然「それはメールでお願いしますよ…」 「あっそれもメールでお願いします…」会った亊も無い奴に指示される。これに私は頭にきた! 「ふざけるな!お前が座ったままで俺がなんであたふたしなきゃならないんだ!」 直接電話で怒鳴りつけ、「二度と俺の前に出で来るな!…」 以後、私が取材嫌いなのは皆さん承知の通りだ。

そんな中一本の電話が鳴った。「ストバイと申しますが、取材に伺いたいんですが…」 今までの連中とは違った感覚に 「いいよ…」 私はめずらしく快諾していた。
「お世話になります、ストバイです…」 数日後に来た二人の横には2台のバイクがあった…「どうしたの?…これ乗って来たの?…」 東京都内ならまだしもここは兵庫の神戸だ。会った瞬間、彼らの意欲が他と全く違う事を悟った

自分の足と手と目で情報を掴み取ろうとする姿勢。それは私の仕事に対する概念と同じ方向を向いている。雑誌の世界に今更こんな非合理的な手段を使ってでも生の情報を得ようとする人間がいる事に私は安堵すると同時に、彼らは同じ土俵の上に立っている、尊重に値する存在だと…それが今も彼らと付き合っている理由だ。



このストバイの最終号を手にして、私は強く思う事がある。毎月雑誌の発刊が待ち遠しく、出た途端に買いに行き、隅から隅まで目を通す。その雑誌の匂い、紙の感触、夢中になって読む事で知識が増えていく事への喜び…そんな状況を一般的な世の中の風景として残していけなかった我々に責任があったんじゃないのか…ショップの者から一般読者である皆さんに至るまで、もっと出来る事があったんじゃないか?…書籍業界全体を取り巻く厳しい環境の中でアナログな世界を残せなかった亊に大きく後悔した…

そして皆さんには知って欲しい…私が思うに何人もストバイの記事を容易く読まないで欲しい。何故ならYASさんは私と同じくモータースポーツの修羅場をくぐり抜け、挙句の果てに某ワークスマシンを取材し乗るに至るこの業界ではトップクラスの人だ。私なんぞ触れる事も出来ない夢のマシン、何億何十憶円も費やされたモノに乗れるなんて有り得ない話。そもそもモーターサイクルの走りの理屈をこの世界に初めて説いたのも彼らに起因するモノだ。本来そんな凄い人が書いた記事を我々は背筋を伸ばして読むべきだ・・・横に居るSIVAチャンも旺盛な取材への探求心が頼もしく、いつの日かそれが他を超えて大きな礎になり圧倒的な存在感を放つ事になる、それまで頑張って欲しいそう思う日々…そんな彼らの経験に裏打ちされた記事をもっと強い気持ちを持って読まなきゃいけなかったんじゃないのか…私はそう思った。

そして、皆さんも変わらなきゃイケない。いつまで頭を空にしてパラパラヘラヘラと走っているんだい?いい加減に少しは知的になったらどうだい?モーターサイクルとは本来非常に難しい乗り物だ。今走らせているのは只転がしているだけだ。それに満足している君達は正に馬鹿だ。前輪があって後輪がある、エンジンがあってスイングアームがある。それをほんの少しの知識を持つ事で何倍も安全且つ楽しく走れる、それに気づけよ!…高みを目指すのは何処の世界でも必要な事、そんな時必ず教科書が必要になる、それがストバイだったんだ。

私は他の雑誌を読みながら「適当な事書いてやがるなぁ…」 ネット検索に依存する低レベルな記事のなんと多い事か…そんな中でもストバイの記事は経験に基づいた真の記事だと知る者が読めば分かるもの。しかし、それが一般読者には分からずどの雑誌も同じに思える、そこが大問題。読者もそこんとこ鋭く読み解いて辛口の批判ができるまでにならなきゃ日本のモーターサイクル界のレベルは一向に上がらないじゃないか…

私は「ストリート&バイカーズ」がもう一度戻ってくると信じている。どんな形になるか私には分からないけれどそうならなきゃいけない。書籍の世界に於ける「ストリート&バイカーズ」とはモーターサイクルをアナログな位置へ留まらせる本物且つ最後の砦だと思うから…

私は皆さん知っての通り昭和生まれの昭和人間。昭和のアナログな世界を愛しデジタル社会を拒絶する時代遅れの男ですよ。馬鹿な男だとお思いでしょう。あぁそうだよ…今の時代だからこそ私はそんな大馬鹿で結構毛だらけだ。「機械に操られてたまるものか!コンピューターに牛耳られてなるものか!私は自分の人生を自分の頭と手と足で作り上げる為に生きている!今この時を刻々と過ぎゆく時間を一滴たりとも残さずガンと胸に刻むために生きているんだっ!・・・」それに共感して来たのは君達じゃないのか・・・

いい加減に目を覚ませ、トライアンフにしても何にしても古い時代の機械は二度と造られる事はない。我々とはもうすでにアナログ社会を死守する砦になっている。いいかい、クラシックモーターサイクリストたる者、その文化を後世に継承する義務があって、悪いけど君達が死んだって愛車は生き続けて行く、その為にも愛車のコンディションを常に最良に維持する事が君達の任務なんだ。

やる事はこうだ、
・先ずは愛車にありったけの愛情を注ぎ込む事!
・次に愛車と会話しつつ、思いやり、共にドンドンと走る事!
・そして、愛車を徹底して手入れし後世に恥ずかしくない状態を維持する事!
・最後にこの世界を守る責務を自分自身が担っているんだと強く自覚する事だ!


これからもコンピューターが完全に世の中を支配し益々それは進んで行く。それは否応なしに強制されAI知能とやらに侵されて行く。しかし、我がクラシックモーターサイクリストたる者、どんな時代に変わろうともアナログな社会を絶対に死守する事が責務だ。失えば再現する事が出来ない尊い々クラシックモーターサイクルはオーナーの愛が無ければ生きてけない・・・どうか自分の足でエンジンをかけ、どうか自分の頭で考えて、愛車と意思の疎通を図ると共に、ふたりで一つの人生を突っ走って欲しい。例え我々がデジタル社会からはじかれ世間からは冷たい視線を浴びる事になったとしても、か弱い愛車を守るのは君しか居ないんだ。例え君達が20代であろうとも60代であろうとも途中で諦める軟弱な人間であってはもうならない。ガツーン!と跳ね返しズトーン!と生きるんだ!


「あっという間に過ぎ去って行く人生の中で、走るのは今なんだ!」 
そして最後にもう一度考えて欲しい・・・いいかい?もう猶予はない残りの人生なんてもう無いんだ。ストバイが戻って来た時こそ、皆さんの知識の礎として「新生ストリート&バイカーズ」を何よりの教科書として携え自己を高め昭和の景色を守って欲しい。そんな時代がそこから始まり、アナログ社会が再来し、クラシックモーターサイクルが復権できる日本社会を微力ながらも形作って行こうじゃなか!それもこれもオーナーである皆さん一人一人が強い志と自覚を持って走る事から始まると私は信じているんだ…
   2019年元日 布引クラシックス 代表 松枝
  

Posted by nunobiki_classics at 17:37雑誌掲載など

2018年01月05日

ストバイ188号布引クラシックス掲載頂いてます。


布引ファミリーの皆さん、ストバイ188号に「布引クラシックス」掲載して頂きましたよ。実は、昨年忙しくて今頃読みました!(笑)。


今回も・・・ん~っ・・・なるほど、フロント19インチホイールについて色々と書いてありますよ。
そうなんだよなぁ~・・・タイヤホイールの大きさ形状って本当はとっても大切な事なんだよ。その車体の個性を決めちゃってるメチャクチャ大事な要素なんだけど皆さん何も考えずに走ってる・・・そこ問題。その意味を知るって事で君達のマンネリ化した走りがガツーンと鋭くなる!・・・シャイーンッと曲がれるようになる!・・・段々と自信が湧いて来る!・・・これ本当です。で、そのきっかけとして必ずこの「ストバイ188号」買って読んでみましょう。今回のブログはそんな話しです。


わたくし松枝も掲載頂いています。・・・・・とりあえずね、今はカスタムバイクに始まる何でもありの時代、スタンダードに目を向けられない時代ですよ。しかしね、どんなにド派手な太いタイヤを入れてカッコウつけても、どんなに高性能なプロダクションレース用のタイヤを必死でマシン倒して膝擦って走っていても、結局は鉄のフレームに細いタイヤのついたモーターサイクルが自分のモノだったんだと気がつく時が来る・・・それも言いたかった訳です。


他にもYASさんのW3のオーバーホールとか楽しい内容になってますが、この「RSC」ってコーナー。皆さんに是非読んで欲しいコーナーなんです。(それにしてもSHIVAちゃんの格好、面白いね・・・)


これはその前回の187号ですね。ここからその「RSC」始まってました。読んでみましょう・・・(※・・・ここから余談。ところで布引ファミリーの皆さんはこのホンダのモンキー乗った事ありますか?この小さいバイク、侮っちゃいけませんよ。モンキーってのは小さいだけじゃないんです。モーターサイクルを操る魅力がモロに感じられる素晴らしいモーターサイクルなんです。表紙に出てだのでちょっと言ってしまいました・・・)


「RSC」・・・「リア・ステア・クラブ」 正直言って皆さんには壁のように立ちはだかる難しい話かもしれません。こんな亊考えてモーターサイクル走らせてる人が居たら、それは競技やってる者か業界関係者です(笑)。・・・これって一般人に分かるだろうか?・・・そう、私が若かりし頃サーキットで本能のままに只ガムシャラに走ってるだけで全く伸び悩んだ頃、こうした理屈的な話を習得して人生変わりました・・・すると、今まで見えなかったその先がどんどん見えて来る・・・何時も抜けなかったあの野郎のイン側を「ドリャー!」っと一発で抜けるようになる!何時もスロットルを戻してしまうダンロップ下の登りでも「オリャー!」っと耐えて耐えてその先デグナーのブラインドの壁にスパッと飛び込み余裕でかわせるようになる!・・・あれっ?話しが大きく脱線しました・・・まぁ・・・そうじゃなくて・・・皆さんも生まれ変わったかの如く思い切り走れるようになる!走りが断然楽しくなる!それは古い英国車でも変わらない事なんだっ!・・・そんな話しなんです。


オートバイの本当の姿とは・・・???


これ何の事か分かりますか?恐らく皆さん全く意味不明だと思います。


まさか、こんなことになってるなんてわかりませんよね・・・でも、本当はこうなってるんです。


次はこちら、前のタイヤと後ろのタイヤ、通ってるところが違うのか?


これも面白いですね。フロントホイールの大きさの違いで旋回する軌跡が変わってくる・・・教習所で乗ってたホンダのバイクと俺のトライアンフの何処が違う?何が違う?それぞれの走りの違いがもう分かるだろ?・・・


右側にあったブレーキペダルが左に変わって慣れちゃった皆さん。そこで終わっちゃ許さんぞ!頭使わなきゃイカンだろっ!


この絵・・・これ一番大事な絵、小さく書かれているけどこれって最も大切且つ有効な絵です。・・・そう、リアブレーキってのは停まる為だけのモノじゃない。車体の動きを安定させ制御出来る。意のままに操る技の多くがこのペダル一本に隠されている・・・よって、君の人生を明るいモノに替えてくれる魔法のペダルなんだぞっ、賢く使えば人生変わるんぞっ!皆さんが今最も必要とされるモノなのです。


「布引ファミリー諸君、見よ!このリアステアなモンキーの走りを! 皆さんはこれだけ後輪を意識して走ってますか?これだけ自分の後ろに意識を持って走ってますか?・・・そう、明日からは後ろだ!君達に足りないのは後ろへの意識だ!フロントで曲がるんじゃない、後輪の真上に座れ!後輪に乗れ!それがこれからの君達の走り方だっ!」 ・・・お分かりですね。

・・・と、今回も布引ファミリーの皆さんに是非とも読んで欲しいが為に個人的な感想書きました。 で、また春になった頃、皆さんとこうした話をしながら走りに行きたいなと考えてます。布引クラシックス社長松枝直伝の「クレバーな英国車の乗り方」 みたいな事やりたいと思ってますよ、では・・・     2018/01/05 布引クラシックス 松枝

ストバイの購入はコチラ
(※・・・そして、ストバイの皆さん、勝手な事書いてごめんなさいね。あくまで布引ファミリー向けの話なのでご了承ください。また、近くに来た時には遊びにいらしてください、待ってます。)


  

Posted by nunobiki_classics at 21:19雑誌掲載など

2017年11月26日

ストバイ185「車体に乗る」読みました。

ちょっと前の事ですが、「ストバイ185」を皆さんにも読んで欲しいので個人的な感想を書きました。是非ご覧ください。

「全国の布引ファミリー集合せよ!」
布引ファミリーたる者、ボケーッと愛車を走らせたりは致しませんね。愛車と自分自信が共に楽しく走る為にはどうすりゃ良いのか?・・・日々、自問自答しながら走り続けます・・・そんな布引ファミリーの皆さん、以前から読んでもらってるストバイがいよいよ面白くなってきましたよ。


「車体に乗る」 ク~ッこの言葉聞いて痺れました。皆さんは知りませんがわたくし松枝は10代から本気で全日空選手権目指してサーキット通いしてましたね。その立場から言いますと一般道でモーターサイクルに乗るって事をギュッと一言に集約するとこの「車体に乗る」って言葉になるのです。


この「右手とリアタイヤ・・・」 この言葉、もう答えを言ってるようなもの。素晴らしい言葉です。わたくし松枝流の考え方とは「スロットル1本でモーターサイクルは走らせるようなモノ」 それをあたかも表現したこの言葉・・・重いです・・・。(※・・・それだけスロットル操作は大事で、皆さんも改めてここに意識を置いて走って欲しいと言ってるのです。)


とにかく速く正しくモーターサイクルを走らせようとすると、この「エンジンを考えないパワーと車体との関係」に行き尽きます。そう、エンジンなんて感じてる暇などないのです。だがしかし、悲しいかな不要な要素の多い我が英国車ではエンジンがしゃしゃり出て来て車体に乗るって感覚が中々感じられない・・・ここが問題・・・


それでもやれば出来ます。先ずは沢山走って経験を積む事(とにかく君達ゃ走行距離少な過ぎます)、そして疑問を持つ事(自分で考えろ!)、そして楽しく走れるにはどうすればよいのか考える事(持ってる頭を使え!)・・・話はそれからです。(※・・・これから先言うと話長くなるので知りたい人は松枝に個別ツーリング申し込んでください。めっちゃ実技教えます。)


そして、次にはこんな誌面が・・・エンジンのレイアウトによる違いとか色々あります。これ大事ですよ。自分のエンジンがどうなのか?他のとどう違うのかを知っている事はとっても大事。貴方の走りが変わります・・・


そしてこれ、リジットサス乗ってるから関係ねーっなんて誤解もいいとこ。分かり易いし楽しい・・・この後輪の真上に乗るって楽しさはホンダのモンキーからチョッパー迄不変です。


そして、我が布引流英国車講座実技編の模様も掲載頂きました。参加の皆様お疲れ様でした、そしていつも掲載頂きストバイご両名感謝致しております(また、ごはん行きましょうね)。

最後にまとめます・・・

布引ファミリーに告ぐ!
・最近のストバイの記事は英車乗りである君達に必要な事が書いてあるんだぞっ!
・先ずはストバイ買って読め!
・そして、沢山沢山走れ!
・その後見えて来る何かにワクワクしろっ!


この冬はこれで行ってください。走って走って走りまくった後に何かが見えて来る・・・それが我々の言う春なんですよ・・・
2017.11.26 布引クラシックス 松枝

ストバイはコチラです!


  

Posted by nunobiki_classics at 13:38雑誌掲載など

2017年02月05日

ストバイ3月号発売してますよ!


寒い冬は本を買って自宅で読んでみては如何ですか?
「ノームコア」ってところではメグロ、カワサキのWの特集やってます。英国車党の皆さん、一度読んでみてください。「バイクに国境なんて無えぜっ!」 ね、楽しさなんて国が違っても不変なのです。布引流英国車上級者である皆さんなら分かるはずですよね。
そして、松枝個人的に最も気に入ったのが「タイヤができるまで」コレめっちゃ面白いです。皆さんタイヤタイヤと軽く言いますけどこんなに深さがあるなんて超おススメですよ!
ストバイの購入はコチラから!  

Posted by nunobiki_classics at 20:38雑誌掲載など

2016年11月30日

ストリート&バイカーズ1月号発売ですよ!

布引クラシックス お客様各位 ストバイ出ましたので買ってください
お得な定期購読に素敵な特典がついているようですよ・・・注文はコチラ


今回の1月号は新車のトライアンフT100を取り上げているようです。ちょっと前に私がストバイの編集部に遊びに行った時、見せてもらいましたが中々の仕上がりでした。新車のトライアンフを狙っている方には「いいよ!」と背中を叩いてあげますよ。(うちでは売ってませんので・・・)


で、今回も走りのいろいろを解説されてます。皆さんも、もう良い大人なんだから只走ってるってのはもう止めましょう。こうした文献をいろいろと読んで少しで良いから賢い走り出来るようになりましょうよ。


まぁここの編集部は熱いですから!良く読んでみると面白い内容になってます。今度うちの店で「ストバイ出張バイク談義部屋!」みたいのやってもらおうかしら。そして皆さん、気が付けばもう今年も終わり。今度の正月にはこのストバイ1月号買ってじっくり読んでみるってのは如何でしょうか?・・・松枝  

Posted by nunobiki_classics at 20:48雑誌掲載など

2016年07月23日

ストリート&バイカーズ 9月号発売です!


今回の特集はThe「鍛錬」ですって。根性論好きの私には興味そそられる企画ですね。普段何も考えずに走っている皆さんも少し考えて走ってみてはどうですか?それにはこの特集イイんじゃないでしょうか(未だ見てませんが)。


私も知りませんでしたが、うちも出ているようですね。5月22日に「布引流英国車講座実技編」をやったアレ。(布引流英国車講座はコチラ)どんな事書いてあるのか興味深々ですが、当日講座に参加した方も、参加出来なかった方も是非読んでみては如何でしょうか?では・・・松枝
ストバイの購入はコチラです!  

Posted by nunobiki_classics at 12:44雑誌掲載など

2016年05月25日

ストリート&バイカーズ 最新号載ってます!


ストバイの最新号に布引クラシックス松枝載ってます。


工場でクランクシャフトを持つ 「男松枝」 です・・・


事務所の中も写ってます・・・芝原さんいつもありがとう!

更にバックナンバーにも「英車の真髄」として記事あります。皆さん是非捜して購入してください。
布引クラシックスの顧客たる者、必読して当然でありますよ!
購入はコチラ  

Posted by nunobiki_classics at 16:17雑誌掲載など

2015年09月26日

STREET & BIKERS 11月号に掲載されてます!


紹介された車両の3台は以下です。
皆さん必ず書店等で購入して読んでください、宜しくお願いします!



TRIUMPH TR6 TROPY SPECIAL 
オーナー大阪府堺市 М氏   過去のレストア作業はコチラ   試運転の模様はコチラ


1966 TRIUMPH 6TA THUNDERBIRD
オーナー 京都市 T氏  過去の作業の様子はコチラ
Facebook 「がんばれ鶴岡さん!」その1その2その3最終回 ご覧下さい!



1960 TRIUMPH TR6 
オーナー 神戸市 N氏
過去のレストアはコチラ  過去の納車整備はコチラ


オーナーの御三名の方々、ご協力ありがとうございました。
ストバイの安田さん、芝原さん お疲れ様でした。また店に寄って下さいよ!松枝  

Posted by nunobiki_classics at 15:06雑誌掲載など

2012年08月03日

モーターサイクルクラシックス vol.007 発売です。

雑誌モータサイクルクラシックスvol.007 発刊されました。
121ページのショップガイドに いつものように当店が小さく紹介されています。是非ご覧ください!
http://the-motorcycle-classics.com/
http://www.facebook.com/TheMotorcycleClassics
  

Posted by nunobiki_classics at 12:31雑誌掲載など