2018年11月09日
パンタ&ベベルの整備でお困りの方はいませんか?
「・・・俺のベベル、ちゃんと整備してくれるとこ、ないかなぁ・・・」 布引クラシックスは英国車しか出来ないようなレベルではござんせんよ。ド迫力マシン、ベベルの整備もガツーンッ!と致します。
250,350,450…本当は軽くて楽しいシングルも結構繊細で機嫌の悪いモノが多い、充電系統や点火系統も刷新し現代でも乗れるモノに仕上げていますよ。
スパルタンな750のパンタは、エンジンだけでは走れません。車体にサスペンションまで熟知しした者でなければトータル性能は引き出せない、だからこそ任せて欲しい・・・そう、思う訳です。
エンジンは今さら言うまでもなく得意です・・・しかし皆さん、ドゥカティのエンジンを現行車と勘違いしてはイケません。寿命の短さはこの業界随一なのです!
こうしたベベルの整備も・・・きちっとクリアランスを出して組みたいもの・・・
「オーッ懐かしい・・・」クラシックブレンボ・・・当時のレーシングシーンを席巻した憧れの高級パーツも「スーーーーッ・・・」っと、ナイスタッチに繊細に整備します・・・(あのキングケニーがナショナルカラーのYZRでロッキードのマスターで操作していたのがこのレーシングブレンボでしたね・・・)
チェリアーニやフォルセライタリアにマルゾッキ等のフロントフォーク。単にO/Hするだけじゃありません。スプリングの製作からセッティングまでこなします。こうした癖のあるフォークは数をこなした者が強いんです。
布引クラシックスが扱うのはレースシーンの聖地英国製の「ナイトロンリアシッョクアブソーバー・・・」 これ素晴らしいんですよ。
過去の作業は、750F1コチラ、900SSプチ修理コチラ
このように、寿命が短くデリケートな性格の古いドゥカティの整備。パーツの入手も難しくすんなりと事は運んではくれませんね。それでも、こうしたイタリアンを愛する方の夢を叶えたい・・・エンジンからサスペンションまでトータル的な技術力の高さで貴方をサポート! そして、人の話を真面目に聞く布引クラシックス! 是非一度ご相談ください・・・ 2018/11/09 布引クラシックス 松枝
2018年07月24日
布引クラシックス塗装作業のご案内
布引クラシックスでは車両の最後を飾る大切な塗装作業を社長松枝自ら行っています。古い英国車の微妙なペイントは少しのさじ加減が明暗を分ける・・・英国車ならではの風合いを守るべくガンを振っています。
こうしたラインの入るモノも、その太さはインチサイズ。それも年式、モデル等に寄って微妙に変わったりする。更にどこで始まり何処で終わるのか・・・いろいろとある訳です。
更に70年代にアメリカを中心に広がったフレークペイント。これにもノウハウがあり今風に塗ってしまうと駄目なんです。下塗りの色合い、フレークの目の粗さ、そしてその密度までも・・・これもいろいろある訳です。
そして1980年代辺りからデカールは塩化ビニールとなり塗装の中に貼られるようになる、要するに上塗りかける訳です。しかし、当時英国車ではプラモデルと同じモノを塗装の上にはります。この薄い膜・・・水で浮かせるデカールを憶えてますか?耐候性も低く破損もする、しかしこれが大切な英国車のアクセサリー、当時と同じように貼る訳です。
これらは布引ファミリー用のヘルメット、こんなものも出来ます。「社長、塗装出来るんすか?・・・」 たまに聞かれます。わたくしが20代の頃、板金塗装工して四輪のブースでガンガン全塗装していたなんて・・・皆さん知る由もありません・・・
話もどして・・・意外に外注に出すと駄目なものがフレームの塗装です。英国車のフレームとは接合部の美しさを表現する事。各パーツの肌目をしっかりと浮き出させる事・・・それが技です。
しかし、現代の塗装とはウレタン系やパウダーコーティングなど、とかく厚く塗る事に主眼が置かれています。「工具がカーンッと当たっても傷つかないってのが良いんです!・・・」ですって、冗談じゃねーよ・・・(大笑)。どの業者も厚塗りが大好き。コテコテのアツアツに塗ってくれます。これが英国車では最悪、取り返しのつかない事になる・・・
塗装を剥離したこの半世紀前の迫力あるロウ付けの跡、これを見せなきゃイケない。そう・・・1950年代のロウ付けの接合部分が分かるように・・・1960年代の点付の電気溶接の併用の感じも出さなきゃ・・・1970年代の電気溶接のビートの感じもしっかりと・・・そんな時代感をも大切に・・・それを塗装が邪魔しちゃ駄目なんだと、それが英国車の塗装工の意気込みです。
こうした普遍的な凄みも主張できるような塗装をしなきゃイカンだろう!・・・誰に頼むのも皆さんの自由、何処に頼むのもあなた方の自由です。しかし、どんな塗り方するかは塗装工の勝手なのです!・・・分かりますか?
更に、フレームとは外装と違って機能があります。ボルトナット等による締結が大切な訳です。その間に塗膜が有ってはイケない・・・皆さんも分かりますよね。しかし、ボルトやナットの箇所にひとつずつマスキングをする塗装業者などこの世にありません。それを布引クラシックスではひとつずつひとつずつ、じみーな作業を延々やる訳です。(見えにくいですが、ひとつずつ丸いマスキングを施しています)
で、分かりづらいですがその一例、リアのドラムとハブが接合する部分に塗膜が無いのが見えますか(他の場所は未だマスキング剥がしてません)?・・・これが大事、緩むことなくしっかりとエンジンや各パーツをホールド出来る。只でさえ剛性の低い英国車では、こうした地味ーな作業が仕事の質の高さを決めるのです。
塗装とは、四輪車、二輪の現行車ともそれぞれの意向があり、目的に向かって進んで行かなきゃ困りますね。そして我が英国車にも見てもらったような絶対に外せないツボがある、皆さんも理解されましたよね。しかし、残念ながら皆さんにはその選択権はありません。塗装とは出来てみなけりゃ分からない「先の見えない賭け」なのです。そして皆さんにはそれぞれ行きつけの店があると思います。そんな時「英国車としてしっかりとした塗装をお願いします!」っと大きな声で頼んでみては如何でしょうか?・・・2018/07/24 布引クラシックス 松枝
2016年10月10日
布引クラシックス一般修理受付の御案内
「いつも調子が悪いんだ・・・」 とか 「遠出なんて怖くて出来ないよ・・・」 折角買った憧れのバイクなのに、まともに走った事も無い・・・ 「何度修理に出しても同じだし・・・」 挙句の果てに 「こんなモノだよ旧車なんだから、って言われるし・・・」 本当にそんなモノだろうか・・・?
「このままでは終われない!ガツーンと走れるようにしてやりたい・・・」 でも自分で直せる訳もなく・・・結局ずっと放置状態。愛車はどんどん傷んで行く・・・「もう修理に出す店すら見当たらないよ・・・」 段々やる気も消え失せて夢儚く消え去る・・・布引クラシックスでは、こう言う方を「旧車放置民」と呼んでいます。
皆さんの心の内はこうです 「なんでもいいから普通に走ってくれよーっ!」 近所でなくても構いません。今も全国各地から依頼を頂いています。取扱いの車種は英国車全般及び古いモーターサイクルです。
段取りについて説明します。
・電話、携帯、メール、メッセージ・・・何でも結構です。布引クラシックス マツエダまで連絡下さい。
・次に、車両をお持ちください。現物を見なければ始まりません。
車両の搬入が出来ない方は以下です。
・布引クラシックス自社便引取り・・・松枝が皆さんの下へ直接引取に伺います。愛車の症状や希望を直接相談出来ますよ。詳しくはコチラ。
・陸送便を手配して欲しい・・・こちらで陸送便を手配します。先ずは見積りをし、その後運送会社からの電話を待つだけ。玄関まで業者が引取に来てくれます。
・お客さんが運送便を手配する場合・・・到着日時を予め連絡ください。受け入れします。
・見積り
外観から推測できる範囲でおおよその金額をお伝えします。内部の詳細については分解後に連絡致します。また、修理代向けのローンも取り扱っています。ご相談ください。こんなローンもありますよコチラ。
・作業開始
オーナーの希望の下に作業を進めます。「僕はこんな風にして欲しい…」或いは 「んー…分からないから任せたい…」 様々な要求に沿った修理の仕方を心掛けています。また、修理の依頼は小さな事からフルレストア作業までどんなモノでも構いません。今まで何回修理に出しても直らなかったモノでも必ず直します。
作業の完成・・・めでたく完成!入念な確認作業を積み重ね作業は完成します。作業の経過を写真を添付してメール送信。安心ですね。
結論・・・
皆さんが今の環境のままで何とかしたいと思う気持ちは分かります。しかし、それはもう限界です。一度布引クラシックスに修理を出してみてください。「おっりゃーっ!・・・めっちゃ楽しいーっ!・・・」 今までの垂れ込めた暗雲が嘘のように晴れ渡る。「オーッ壊れネーッ!・・・走れるってチョー気持ちイイーッ!」 このように必ず致します。皆さんの少しの勇気が貴方の人生をも変える。では最後に、合言葉は? 「脱、英国車難民!」 ご連絡お待ちしていますよ・・・
連絡先は以下です。
電話 078-224-0739
携帯 090-8466-9959
メール info@nunobikiclassics.com
フェイスブック コチラ
担当 マツエダ までご連絡ください。お待ちしています。
※お願い…只今、作業の待ち時間があります。時間が掛かっても待てる方限定です。ご理解の程、よろしくお願い致します。松枝
2016年09月29日
エコノミーで行こう!「布引クラシックスお手軽倶楽部」の御案内
ビギナーにとって英国車とは買う事すら難いものです。何故なのか?もう一度検証致しましょう・・・
理由その1・・・店が怪しくて買える雰囲気じゃない。更に大事な技術的レベルも全く読めない。
理由その2・・・対応が無愛想。何様のつもりか知らんが常に偉そうな態度。しかもハッキリしない。
理由その3・・・料金体系が全く不明瞭。一体幾ら必要なのか見当もつかない?
まぁ何処の店でも大体こんなものです。で、理由その1とその2は皆さんにとって非常にデリケートな話しであるにも関わらず全く重要視されません。
しかし、布引クラシックスは違います。対応するのはわたくし社長松枝。そん所そこらの安モノの人間とは違います。「俺に任せておけーっ!」不安な皆さんの心を察し対応します。立ち位置は皆さんの直ぐ横、か弱いお客さんの側に立って何事にも真っ向勝負致します。
で今回、最後の理由その3に着目しました。
古い英国車とは富裕層の嗜みであって皆さんのような「貧乏人の立ち入る世界じゃない!」何度も言ってます。布引流英国車講座ビギナー編コチラ 富裕層の方、高品質を求める方はコチラです。
それでもまだ「トライアンフ乗りたいんですけど・・・」と皆さんは、しがみつきます。中には異常に熱心なお客さんも居ていろいろ聞いてると 「何とかしてやりたいなぁ・・・」 そう思う訳です。
そこで今回布引クラシックスが提案するのが 「布引クラシックス定額制お手軽倶楽部」 です。
何も知らないビギナーである皆さんの為に不明瞭な英国車の価格をはっきりと提示。諸費用に消費税を含めた合計額を示します。
その前に・・・
「布引クラシックス定額制お手軽倶楽部三ヶ条」
・機械として必ず走れるモノを提供します!
・過剰な整備を控え低価格を目指します!
・お客さんと密な共有関係を構築し御一緒に夢を追い掛けます!
お客さんの誓いの言葉(要誓約)
・先ずは外装より故障しない英国車をゲットするぞっ!
・錆やヤレも味のうち、風化は美学だっ!
・この場に及んで贅沢は言わぬ、乗れるだけでも有難いです・・・(泣きながら誓う・・・)
では、布引クラシックスお手軽倶楽部のコースは以下です。

いい加減にしてくれ150万円コース←廃止となりました。
車体価格124万円、(諸費用15万+tax約11万含む)
本来こんなはした金で英国車など造る事は出来ません。しかしチープなお客さんの為に松枝が創意工夫し努力に努力を重ねちゃんと走れる車体を造ります。そして最後に残るのは・・・どっとした疲れ・・・やりたくない、商売にならない、けれどお客さんは待っている。頼むから注文しないでくれよ!それがこの「いい加減にしてくれ150万円コース」です。

次は、何とかするかの180万円コース←これも廃止となりました。
車体価格152万円、(諸費用15万+tax約13万含む)
1971年以降のトライアンフユニット650に750、BSAのA65、A75等が中心(場合に寄って1960年後半のモデルも可能)。車体の程度はミドルクラスアンダーを狙い適当な錆やヤレは気にしません。安心して走れる為の整備に徹底します。以下、写真です。
これらは1971年に車体を共通化されたいわゆるオイルインフレームモデルです。当初650ライトハンドシフトペダルに4スピードギアボックスだったものが、1970年代半ばに向かい5スピード化やレフトハンドシフトペダルに、更に排気量も750へとなります。乗って直ぐに感じるのはやはり車体の高い剛性感。「キャンプの道具を沢山積んで、後ろに彼女載せて、信州まで行ってくらぁー!」そんな感じ。750はトルクが大きくなり無理せずして走れる力強さが魅力です。価格も相対的に低くなりお手軽倶楽部御用達車両と言えます。
では、次です。(※2022年現在モデルの選択の幅は狭くなる一方ですので…)
エライぞっ!堂々の200万円コース←こちらも廃止です。
車体価格170万円、(諸費用15万+tax約15万含む)
正統的に行くならこの価格です。先ずは価格的に選べる車体に1960年代のユニットモデルが入ります。今までとは少し景色が違ってきます。「そうは言ってもやっぱ60年代だよな・・・」そんな方にお勧めです。但し、この価格でも油断すると予算をオーバーしますから適切な箇所に適切な作業を施し有効的な整備に努めます。贅沢は言わねどそこそこ満足できるおススメのコースです。

新設コース もう少し頑張るぞ!の325万円コース。 It`s new!
車体価格280万円(諸費用約15万+tax29.5万含む)
お手軽倶楽部 最高峰! お手軽だと言いながら少し頑張ってみました。折角買うんだし・・・どうせやるなら少しいいパーツとかつけたいし・・・ビギナーや女性に対応したパーツとかも考えたいし・・・そんな貴方におススメ。チマチマ修理を続けたくないから、ドーンと良いモノを買いたいし・・・ここまで来れば貴方の人生はバラ色です。
※価格は2024年現在での参考価格です。
では次に、現在お手軽倶楽部で注文を受けている方の事例を紹介します。
オーナーは山口県のKさん。彼は凄いです。「トライアンフ欲しいんですけど・・・」 遠くは山口県から彼は来ました。話しを聞いて予算を訪ねると 「・・・無理。帰りな・・・」 追い返しました。そして、1年後彼は又山口県から来ました。セリフは同じく「トライアンフ欲しいんですけど・・・」 で予算を聞き直すと同じ。 で、「さようなら・・・」 もう来ないで良いと言いました。すると肩を落として愕然と帰って行きました。
ところが何を考えているのか、また1年後彼はやって来ました。 今回も言う事は同じ「トライアンフ欲しいんですけど・・・」 いい加減にしろを通りこして 「この子、やるな・・・結構根性有るじゃないか・・・」 わたくし松枝はこう言うタイプ嫌いじゃないんです。叩かれても叩かれても這い上がる七転び八起き、今時珍しい根性の持ち主。・・・皆さん、山口県から3年も通うってのは大変な事ですよ。偉いじゃないですか。他の英国車乗りに爪の垢煎じて飲ませたい位。「よしっ!やってやろうじゃないかっ!」松枝は、こう言う時こそ立ち上がります。やると決めたら文句言わせないモノを届けてやる!「俺に任せておけーっ!」 商談成立です・・・
やると決めたら私も本気です。まともに買っては予算内に収まらない。「手頃な650を捜してくれないか?」海外の取引先にいろいろ打診します。そして 「ハイ!イイノガアッタヨ!」 親しい現地スタッフから朗報が・・・しかも1970年のT120R Bonneville 立派なユニット650がアメリカから届きました。「ヨッシャー!」
これは只のトライアンフじゃありません。私にとってこのボンネヴィルは宝物です。Kさんの夢を秘めたこのヤレたトラは私にって大切な大切なモノなのです。「くっそ―っ!やってやるーっ!」 何に対して怒ってるのか分かりませんが、とにかくいつも以上に燃えるモノが・・・「Kさん、今に見てろ!必ず感動させてやるーっ!」
って事で、今作業の順番待ちをしてもらってます。順番が来たら作業に着手。試運転を終えてお届けします。そして、Kさんのこのコースは驚愕のいい加減にしてくれ150万円コース! もう頼むよ、勘弁してくれよ・・・特別だよ。頑張ってくれた人にはこっちとら頑張んなきゃ!これも布引流英国車販売の一例なのです。
まとめ・・・
如何でしたか、「布引クラシックス定額制お手軽倶楽部」は?そりゃぁブルジョア倶楽部が理想ですよコチラ。でも贅沢言わなきゃ安くてもちゃんと走って頬ズリしたくなる大切な愛車を手に入れる事は出来ます。それには皆さんの寄り沿う気持ちが必要です。「古いモーターサイクルって一筋縄には行かないんだ。僕も頑張んなきゃいけないな・・・」そして、造る側の私も「くっそー今に見てろ!この野郎!素敵な英国車を作ってやるっ!」毎日格闘しながら真剣勝負そのものなのです。
ところで皆さん、英国車の買い物とは一生に一度です。最初に失敗するともう2度目はありません。いわゆる「賭け」です!。大金を叩いて大きな賭けを皆さんは今からやろうとしています。どうぞ真剣に考えてください。「何処で?どんな人物から?大きな買い物をしようとしているのか・・・」 今一度考えて頂きたいと思いますよ。答えは自ずと出ますから・・・では、お問い合わせお待ちしています!・・・布引クラシックス 松枝
「布引ブルジョア倶楽部」は→コチラ
布引クラシックスお手軽倶楽部からのお願い・・・
・納期について御理解ください!
布引クラシックスには皆さんの注文以前にも注文済みのお客さんが居られ待ち時間があります。如何なる場合にも受付日で順番が決まります。毎日鋭意作業に取り組んでいますが、何分手間の掛かる車体です。納期についてどうぞご理解ください。松枝
2016年07月13日
「布引ブルジョア倶楽部」のお知らせ
布引クラシックスでの英国車の購入方法をご紹介します。
当店では「英国車など買うべきではない!」そうお勧めしています。コチラ
・布引流英国車講座ビギナー編「君も英国車に乗ってみないか?」コチラ
・布引流英国車講座中級者編「英国車は素敵なパートナー!」コチラ
・布引流英国車講座上級者編「走る事に重きを置く英国車上級者たれ!」コチラ
で、その結果「やーめた、俺には無理だわ・・・」それが正解です。
だがしかし、それでも忘れたはずの英国車が浮かんでくる「とっ・・・トライアンフ・・・欲しい・・・」 と、どう転んでも未練を断ち切れない貴方。「ん・・・・やっぱ欲しいんじゃーっ!」と頭に血が上った君、先ずは「布引流英国車講座」を読んだ上で布引クラシックスの扉を叩きましょう。
電話078-224-0739 携帯090-8466-9959松枝 メール info@nunobikiclassics.com
そして、商談です。話を聞くのはわたくし松枝です。皆さんの夢を真面目に聞きます。メーカー?モデル?年式?・・・皆さんの勝手な理想を述べましょう・・・。布引クラシックスは普通の店とは違います。どう見ても乗りこなせない者には「君には無理だ帰れ!」遠慮なく言ってくれます。そして行けると判断したら 「よしっ、任せろ!俺について来い‼」 布引クラシックス松枝の名にかけて意地でも皆さんを夢の英国車ライフへと誘います。
しかし、英国車とは製造から半世紀も経っています。何度も言いますが10台有れば10台とも壊れてます。それでも堂々と店頭の真ん中に展示されます、しかも高額で!ここが問題です。価格が高いからと安心だなんて思うのはド素人の典型です。
アドバイス・・・自分で分からないモノには絶対に手を出すなっ!
「古い英国車なんて怖くて乗れないよ…」これが普通の見解。そこで布引クラシックスではこうした風潮を打破する為に徹底した整備を施しています。個々の車両に応じて必要な作業を的確に実施。どんな作業をしたのか?どうやって作業したのか?作業者である松枝自ら記録や交換部品を使い皆さんにお示し致します。更に、クランクシャフトなど重要な箇所の分解作業の場合、可能な限り工場に来てもらうようにしています。ご自分のエンジンの中を知る事はとっても大切な事・・・「愛車の事がすっごく理解出来るようになったぞ!」 真の英国車乗りの入り口です。(遠方の方は写真を送付してます。)
アドバイス・・・信じる者ほど騙される。引き返せ!今直ぐディーラーさんへ行こう!
因みに皆さんの大切や愛車を整備するのはこちらの工場です。そこいらの店と較べてもらっちゃぁ困ります。19才でプロの整備士としてデビューしてから早40数年「妥協を許さない男の英国車専門店」として恥ずかしくない戦闘能力を備えます。
そして当店で最も要望の多いこのクラス。「どうせ買うなら完璧なモノを手にしたい!他の連中には負けたくない!」それが人間の性。男なら上質を極めて当然です。布引クラシックスでは、そのような高い要求にも余裕で応えるべくエンジン、車体、電装系にと妥協を許さず完璧に仕上た車両を 「布引クラシックス ブルジョア仕様」 と呼んでいます。ここで「布引クラシックス ブルジョア倶楽部」の皆さんを御紹介致しましょう。 ※低予算の方はコチラをご覧ください。
これは昨年末に納車した大阪の中さんです。かれは1966年製のTR6SR トロフィーを布引クラシックスで購入頂きました。工場に来てもらいクランクシャフトを持って「どうだい?こんなに重いモノがブン廻っているんだよ。」「へーなるほど・・・」そうやって実体験してもらいました。そして、自分のエンジンカバーを軍手をはめて磨いてもらいましたよ。
原付にも乗らずいきなりトライアンフを注文に来た大阪の中さん。超ビギナーだからこそ間違いのないモノを提供しなければならない!レベルの低い乗り手には逆に完成度の高い車両を、外観よりも先ずは機関を徹底的に整備する、それがビギナーへの鉄則。今では大端にも(何も考えてない?)いろんな所へお出掛けされてますよ!詳しくはコチラ
こちらは神戸市の中野さん、立派な社会人。彼に納車したトロフィーは美しく気品に満ちたプリユニットモデル。社会的立場のある彼には間違いのないモノを提供したい!何処に出掛けても走れる、使えるプリユニットモデルとしましたよ。
結構変わり種のバイクを乗り継いで来た中野さん。初の英国車でも、こうして私とランデブー走行、上手にライディングされてます。その後も直ぐに乗りこなし今ではプリユニットモデルの奥の深さを満喫されいいますよ。詳しくはコチラ
「トロフィーがあるだけで燃えたっ!」情熱に満ちた若かりし頃です・・・しかし大人になった今 「走るだけじゃ満足デキンッ!何処に出しても恥ずかしくないモノにしてやるっ!」 それは正に「トロフィー愛」 妥協無きフルレストア作業を敢行。今では中身も外観も美しく輝くトロフィースペシャル、使うには気が引けるようになっても遠慮なく使いまくる「ふんっ、走らな、意味ないやろ…」 正に男松山「カッケーマツヤマサン!」、正にトラ乗りの鏡ですね。作業はコチラ、試運転はコチラ
次はこちら、西宮市苦楽園の氷見氏テマエ。(後ろで腕を組んでるは松山氏、余裕の表情・・・)彼の場合は大人買いです。気に入ったモノがあれば即購入!「小切手切るから納車しといてね・・・」ベンツの運転席から携帯電話一本で済みます。
そんな彼でもモノへのこだわりは凄いです。このプロダクションレーサーも徹底的にこだわりました。そこいらに居る「なんちゃってプロダクションレーサー」など屁でもありません。美しい!質感高い!格好良い!お金持ちのお偉い方にはそれに見合うレベルの英国車を用意します。以前に購入頂いたトライアンフコチラで軽快な走りを楽しみ、重厚な加速感をコマンドで味わう。気分によってマシンを使い分け。・・・正に贅沢三昧とは、この事を言います。最も簡単にプロダクションレーサーと言ってくれますが正直皆さんには買えない程高額です。「悔しけりゃ、払えるようになってからモノを言ってごらんなさい・・・フンッ!」これがブルジョワ人!数百万円でも小切手一枚、超理想の大人買いです!?作業はその1、その2、その3 試運転はコチラ
布引クラシックス ブルジョア倶楽部 高品質仕様の車両本体価格のご案内
トライアンフに例えますと・・・
・ユニット650モデル・・・350万円~(例:298万円の場合、tax31.3万+諸費用15万=合計344.3万円)
・プリユニットモデル・・・400万円~(例:350万円の場合、tax36.5万+諸費用15万=合計401.5万円)
・リジットモデル・・・・・・ 460万円~(例:380万円の場合、tax47.5万+諸費用15万=合計522.5万円)
※価格は最低価格です。また物価高騰の折、価格は年々高騰しています。こちらは2024年現在の参考価格の一例になります。
ブルジョア倶楽部とは生活余剰資金のある方、もしくは自分の人生全てを英国車に捧げる覚悟のある方の世界です。「日々の生活もままならないのに…そんなお金無いし…」って方は無理せずコチラを検討しましょう↓
※低価格車両を希望の方は「布引クラシックスお手軽倶楽部」コチラ
お支払いについて
現金払い・・・・・・・・・・・現金で払える人は問題なしです。支払いの時期等を説明します。
当店のオートローン・・・運転免許証、銀行届出印を持参してください。
その他・・・・・・・・・・・・・皆さんご利用の銀行ローンも可。必要な書類を作成します。
在庫のある車両は、納車整備、検査登録作業を経て納車します。海外から取り寄せる場合は、当店が最後まで責任を持ってお届けします。詳しくは「布引流英国車直輸入ガイド」。
ご理解頂けましたか?結論的に言うと壊れる古い機械に大金を叩いて成り立つ世界。故障してもまた故障、熱い、辛い、しんどい・・・なにひとつ快適なんて言葉は見つかりません。 「そんなモノに大金叩いて馬鹿じゃないのっ!」奥さまや彼女に言われます。故障しても故障しても絶対に負けないだけのど根性。お小遣い節約して愛車のメンテナンス代に充てている貧相な毎日。人生の真ん中に位置しなければとても維持はできません。「ちょっと興味あるかな・・・?」とか「雑誌見てカッコイイじゃん・・・」程度では全く持って無理。「俺はコイツが居なけりゃ生きてヶネ―ッ!」ちょっと乗らなきゃ禁断症状が出る「ウッゥゥ・・・・トラに乗りてぇーっ!」これが英国車乗りへの絶対条件です。
で、やはり皆さんは今の新車が良いと思い返した事でしょう。新車ならエンジンはずっと快調です。トラブルとはガス欠とバッテリー上がり位、プラグすら見る事も有りません。廻りの友人とも角が立たない、新車のボンネヴィルとかスポーツスターとかホンダにヤマハ・・・それが本当に皆さんには良いと思います。アドバイス・・・バイク買うならディーラーさんが一番!買って文句の言える新車を買おうっ!
では最後にそんなポンコツに私達が何故乗るのか?
それは紛れもなく サウンド・・・バイブレーション・・・クオリティー・・・軽快性・・・加速感・・・持っている事への幸福感・・・
「ズバッズバッズバッズバッズバッ・・・・ズバッズバッズバッズバッズバッ・・・」
ハーレーでもない、イタリア車でもない、勿論ジャパニーズでもないサウンド…大き過ぎず、小さ過ぎす、ずっと長く付き合える上品な音…そして美しいブリティッシュバイブレーションが心を揺さぶる…英国車は今流行りのバイクとは違い軽量で取回しがとっても楽!軽さゆえの軽快なコーナーリングの楽しさ…ハンドルとフレームとエンジンだけのシンプルな構成…そこから湧きだす感動の世界…「あーっ…た・ま・ら・ん…」
冒険を知らない皆さん、何でもスムーズに生きようとする皆さん、挑戦する気すらない皆さん。トラぶったからって一体どうしたと言うんですか?人生をも変える感動を手中に納められる事に較べたらほんの些細な事。英国車とは、皆さんのように壊れる事位に恐れをなしているお上品なお坊っちゃまライダーが嗜む代物では無いのです。
結局、私達が乗るその理由とは・・・「この魅力は古い英国車にしか無いんだっ!」 と言う事。他のどのバイクにも代えられない。他のどの年代にも代えられない。結局は乗った者にしか分からない唯一無二の存在だと言う事なのです…。
2018年1月10日 布引クラシックス 松枝
「布引お手軽倶楽部」は→コチラ
2016年02月14日
布引流英国車直輸入のご案内
・・・「布引流英国車直輸入のすすめ」・・・
ここは日本の神戸税関 布引クラシックスに於ける英国車直輸入の流れを紹介致しましょう。
皆さんの夢を叶えてくれるここが布引クラシックスの事務所。2014年の11月に神戸市中央区から広い工場を求めて兵庫県篠山市へ引っ越しました。現在、作業効率も上がりイイ感じに稼働しています。
商談開始
先ずはご来店頂いてご自分の想いをお話頂きます(遠方の方はメール等で)。車両の説明、予算、納期・・・いろいろと説明し納得したとします。そして 「布引クラシックスで買いますっ!」 手付金を預かり情報収集開始です。
お支払について・・・
先ずはお金です。夢だけで英国車は買えません。
現金・・・・・・・・・・・・・・現金で払える方は問題なし。支払時期など説明します。
当店取扱のオートローン・・・堂々と申しつけ下さい。免許証と銀行届印を用意。
当店取扱以外のローン・・・皆さんが利用される銀行ローンなども勿論OKです!
車両捜しの開始
海外から情報を集めこれだと思うモノを皆さんにお知らせします(パソコン等へ写真添付)。勿論希望の車種をターゲットに捜しますが、市場に出回る古いモーターサイクルの実態とは酷い状況。騙して売りさばこうとする輩でごった返しています。そこで、30年来海外の現地スタッフと強い絆を構築してきた布引クラシックスの出番です。皆さんの夢をつぶしてはいけない。少しで状態の良い間違いのない車両を準備してやるぞっ!松枝は常に本気で皆さんの車両を捜しています。

車両を決定!そして現地では・・・
車両の輸入は英国、アメリカ等各地から輸入しています。ここはカリフォルニア州、四輪車、二輪車を問わず乾燥した気候から上質な車両が現存する事で知られています。希望の車両が決まったなら、現地に連絡を入れキープ!そして、しばしの船旅から車両を守る為に木製や金属製の枠にしっかりと梱包されます。

大型コンテナ船による輸送
梱包が終わったら輸出する港に陸送されます。現地の税関検査を受けるとコンテナに詰められ船に載せられます。見上げるような大型のコンテナ船が 「ボォオオオオッ―――」 汽笛を鳴らしながらゆっくりと出港・・・一路神戸港を目指します。アメリカからの航海日数は通常約2週間、英国からは約2ヶ月程度です。
荷降ろし
神戸港に船が着くと直ぐ様保税倉庫に保管されます。ここは未だ外国、税関検査を受けるまで勝手に持ち出す事はできません。
※布引クラシックスでは代行業者を使いません。社長の松枝が輸入の申告から税関検査、陸送に至るまで自ら行います。「大切な顧客の英国車を人任せにできるものかっ!」松枝のこだわりです…。
税関検査
ここは神戸税関、お偉い税務官相手に輸入の申告、納税額の算出、沢山の書類と難しい計算、そして通関証明書の申請・・・といろいろあるのです。通関検査では、白い粉を隠していないか?申告外のものが積まれていないか?要するに密輸していないかを厳重に検査されます。最近導入された新しいエックス線で調べる大きなトンネルのような設備(税関の中は撮影禁止)凄いです。我が愛車シボレーの荷台に荷物を積んだままエックス線照射!!米粒ひとつまで見分けます!そして、この通関検査が無事に終わる頃、突然入庫の連絡が皆さんに届きます。
布引クラシックスへの搬入
そして、布引クラシックスの工場に搬入します。普段は愛車シボレーK1500を使いますが、梱包のサイズが大きな時にはこうして三方開きのトラックも使います。そして初ジャパン!!注文から数カ月で始めて日本の地を踏む英国車達!こんな私ですが心ときめく瞬間なのです。
中はこんな感じでびっしり入ってます。これは神戸市長田の森高さんのコマンドS、私クラスの通が選ぶ1970年です。マルです。
こちらは姫路市の石原さんの1964のボンネヴィル。希少な1964年の上モノを手にされました。このようにハンドルを外し2台がキュッと並んで入っているのは小さいほど運賃が安くなるからなのです。
これはその後の便で入庫した2台です。こちらは京都府の植田さんのA65Lです。抜群に格好良いですね。私も個人的に思い出の有る1台でもあります。
手前は、愛媛県の大本さんの1965年のボンネヴィルですね。タンクのバッヂが素晴らしい多くのファンが欲しがる65年の上モノです。
そして、こうして工場に到着した時点でオーナーに来店頂き愛車と初の対面をお願いしています。
整備作業の開始
そして、届いた状態がどんなに綺麗な車両でも遠慮なく分解作業を開始します。エンジン、ギアボックス、電装系統・・・全てが正常でなければモーターサイクルは走らない・・・皆さんも良くご存知ですね。50年も前の機械、そのまま走れるなんて思っていませんよね?それぞれの状況は各作業状況をご覧ください。
各部品をも洗浄しクラックや欠損も多々あるが故に厳しくチェック!全てのパーツを自然に出来るだけ当時の雰囲気を壊さないようにメッキや塗装、使うボルトやナットにも守るべきルールを設定し必ず意味のある修復作業を心掛けます。皆さんは良いと信じているディーラー車。当時の正規輸入された車両には逆に注意が必要。昔は手に入らない英国製工具が無いが故にミリネジに切りなおす事が良いとされた時代がありました。これが今になって仇となり、価値が激減です。布引クラシックスでは、そうした箇所は必ずウイットウォース規格や年式によってはユニファイ規格に戻す!ミリネジの入ったまま納車する事はありません。
また、使用するパーツも正規でデリバリーされるリプレイスパーツを使用。デッドストックのものでも可能な限り正しいリプロ品を使います。英国製モーターサイクルとしての気品を崩す様な事は決して致しません。
勿論、今流行りのカスタムバイクのベースであれば、エンジンと車体さえあれば良しです。古い外装など必要ありません。実際、布引クラシックスでも他店からの下請けで各種のカスタム車両を製造しています。そうした場合はフレームとエンジンさえ有れば良いので価格の安いモノを選びます。オリジナルにこだわりの無い方の場合、こうした車両を狙うのもひとつの方法ですね。
車両の完成
エンジン、ギアボックス、車体、電装系・・・多くの作業を経て正しい英国車が完成しました。陸運局で新規検査新規登録を経て晴れてナンバープレートの取得です。何処に出しても恥ずかしくない仕上がり。布引クラシックス自慢の一台の完成です。
試運転
更に完成した車両をそのまま納める事は致しませんよ!走って走って走りまくって・・・・不具合を待ちます。正常な熱を加える事による具合の変化・・・慣れる事による症状の違い・・・始めて乗るオーナーになり変わり各部をチェック!如何なる時にも皆さんの立場になり、使い辛い事、困る事、いろいろと対処します。
晴れて納車
そして半年から1年後、晴れて納車となります(それ以上の場合も多々ありますが…)。写真は「がんばれ鶴岡さん!」の鶴岡さん、サンダーバードをアメリカから直輸入、楽しかった納車時の写真です。彼のように、希望が有れば納車時には来店頂いて店の近くで走って個人レッスン! 上手になったなら店のツーリングにもお誘いしますよ!
以上、布引クラシックスでの英国車直輸入の状況を説明しました。まぁ、普通のように店頭で素晴らしいモノを購入できればベストかとは思います。しかし、遥々海を渡って来た由緒正しき英国車を、わざわざ一度分解し、丁寧に修復し、完成させて行く、更には乗り手のレベルに合わせたアレンジもする・・・いっぱしの英国車乗りになろうとする皆さんなら、この事の重要さが如何ほどのものか知り得るはず。或いは、失敗した人なら痛いほどに分かるはず。
高額な英国車は一生に何度も買えません。それこそ買って失敗したらその場で終わり、たった一度のチャンスです。イイですか皆さん、高額で、壊れているモノが殆どで、内容も全く分からないモノを買うとしている皆さんは全くもって愚か者なのです!
では最後に 「失敗したくないのなら絶対に直輸入だっ!待って待って待ち続けるんだっ!!」
これが・・・布引流英国車直輸入のすすめ・・・なのです・・・ 2016年2月 布引クラシックス 松枝