2020年01月26日
1958 NORTON DOMINATOR 88 長野県Tさんプチ報告その14
エキゾーストシステムにも1950年代の風情を与える事はフェザーベットフレームには必須だ・・・
先ずは位置決める、単なる2本のパイプと言っても障害物があって熱的な考慮もしながらセットする・・・
外装を仮置きし、全体のバランスをみる。この時、サイレンサーを極力前方に位置させることがセオリーだ。
御覧のようにサイレンサー内には何も無い方が当時の雰囲気を味わえる・・・が、そうもいかない。
以前にも紹介したが、音の悪い消音器部分の加工をする。中の間仕切りとなっているパンチングの板を取り除く・・・以前の加工は→コチラ
プレートを溶接し補強する・・・
消音材としてスチールウールを巻く。沢山巻けば音は豊かに、少なくすれば甲高く下品になる。更に、グラスウールにすれば音はふくよかになる反面飛散が進んで消耗が早い・・・
今回はコーンのキャップは不要、だが消音器の固定にネジの受けが必要なので加工する・・・
キャップの部分を1.5mm程残してカットしたネジ部の受け・・・
フライスの加工跡が見えると時代的にドン引きになるので、ここは手やすりで鋳物感を醸し出したい・・・
手前が加工前、奥が加工後・・・今は僅かな差にみえるが、するとしないでは大きな差となる。
最後に塗装を施し完成、フェザーベットフレームに合わせてコンパクトにまとまりイイ感じに仕上がった。つづく・・・
Posted by nunobiki_classics at
12:03
│作業中車両のプチ報告